日産、フーガにもe-POWER搭載
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / フーガ / ニューモデルスクープ!
2020/08/26

インフィニティの戦略との関係は
国産のラージセダンといえば、トヨタ クラウンがほぼ独走している状態だ。かたや、日産 フーガは2009年から販売されており、すでに10年が経過。北米では事実上販売は終わっている。
同時期にデビューしたメルセデス・ベンツ EクラスやBMW 5シリーズは、2016年にモデルチェンジ。クラウンに至っては、2回も世代交代を経ている。
フーガが完全に置いてきぼりを食らっていることは明白だ。
フーガのモデルチェンジは、中国と北米を中心に展開されているプレミアムブランド「インフィニティ」の事情も絡んでくる。
日産は、2021年以降に発売するインフィニティの新型車すべてに電動系テクノロジーを搭載すると公言している。これは、ピュアEVもしくはe-POWERが設定されることを意味する。

国内で加わる4つのe-POWERのひとつに
日産は、「構造改革プラン」内において国内で4つのe-POWER搭載車が追加されることを発表した。エクストレイルと並んでフーガもその1台にカウントされている模様だ。
より大きな車体を走らせるため、次期フーガにはノートやキックスよりも容量の大きいバッテリーが用いられるだろう。もちろん、モーターの出力アップも図られるはずだ。
また、エンジンは回転数を上げることなく十分な発電量を得られるよう、1.5L程度に排気量が拡大される可能性が高い。
気になる、ダイムラーとの関係
スカイラインのマイナーチェンジで、フロントマスクが国内専用の日産顔に差し替えられたように、次期フーガも海外向けとは異なるオリジナルの顔つきが与えられるかもしれない。
ラージセダンに関しては、協業関係にあるダイムラーの力を借りて商品開発が進められても不思議ではない。
スカイラインへのダイムラー製2Lエンジン搭載が打ち切られ、日産からのピックアップ供給が短命に終わったことを加味すると、両者の協業関係は熱が冷めているのかもしれない。
何しろ、2010年に握手を交わした当時のカルロス・ゴーンCEOも、ダイムラーのディーター・ツェッチェCEOもいまとなっては過去の人だ。
両者が思い描いた「明るい未来」は、受け継がれないまま消えてゆくのかもしれない。
※2020年8月21日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません


【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年11月
■全長×全幅×全高:4980×1850×1485(mm)
■搭載エンジン:電気モーター+発電用エンジン
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
次期型トヨタ スープラはBEV化を断念!? 搭載されるのはなんと……
新型日産 マイクラが待ちきれない人に贈る「今すぐ買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
新型リーフが発表されたけど日本導入はまだ! 待ちきれないなら「代わりにこれどうですか?」5選
フェアレディZ受注再開の裏で中古車価格が急落! 中古車状況やオススメの狙い方を解説!
【メリハリ堅実タイプ診断】3つ以上当てはまった「合理性とこだわり」をもって商品を選ぶ方にオススメの軽自動車5選
先代リーフの中古車価格が下落中! コンパクトEVのオススメの買い方を解説
新型ダイハツ ムーヴもついにスライドドアに……。あえて“非スライド”を選びたい人にオススメの5選
「総額65万円以下で狙える足車ならコレ!」買い物・通勤・送迎……日々の暮らしを支えてくれる“ちょうどいい”軽自動車5選
新型レクサス ESにはPHEVも設定される? 人気の高級SUVが中国でお目見え
次期型ワゴンRがEVになるって本当? ニューモデルを大胆予想