次期ホンダ N-BOX、新型が2023年にデビューか|フルモデルチェンジする3代目はどんな仕上がり?
カテゴリー: クルマ
タグ: ホンダ / N-BOX / ニューモデルスクープ!
2023/03/24
▲マイナーチェンジか? と勘違いしてしまいそうなほど現行モデルに似たルックスで登場する次期N-BOX。穏やかな印象の標準車にはボディ同色グリルが踏襲される新型N-BOXの外観デザインはどうなる?
日本で一番売れている車、ホンダ N-BOXが5年半ぶりに一新される。国内専売車とあってコストの制約は避けて通れないが、3代目は想像以上に厳しい環境下で開発されているという。
まず、標準車のエクステリアだが、好評を博して息の長いヒット作へと成長したことを受け、次期モデルはキープコンセプトのまま刷新されることが判明した。
すなわち、フロントマスクでは四角く成形されたヘッドランプハウジングの中にリング状のポジションランプが置かれ、Nシリーズ共通のモチーフが受け継がれる。ボディ側面、リアビューなど新旧モデルの差は間違い探しレベルにとどまりそうだ。
▲大ヒットした初代の成功を受けてプラットフォームやエンジンがリニューアルされた現行モデル。安全デバイスも強化され全車に標準装備されている。モデルチェンジ後も快走を続けているのは周知のとおり
▲現行モデルに合わせて開発された「i-VTEC」採用のエンジン(写真)は世代交代後も引き続き用いられる。電動系デバイスは起用されず純エンジン車に仕上がる新型N-BOXのプラットフォームやメカニズムは?
では、プラットフォームやメカニズムはどう変わるのか。結論から言うとなにも変わらない。
大半のコンポーネントは流用される予定で、最大の理由は国内専売車でコストをかけられないからだ。
軽自動車マーケットではスズキが8年以上も前に「ISG(スターター兼ジェネレーター)」を実用化して、電動化に先鞭をつけた。対するダイハツはシリーズ式ハイブリッドの開発を進めている。
となるとホンダの動向も気になるところだが、残念ながら次期N-BOXは電動化の予定もなく、モデルライフが20年代半ばに差し掛かるにもかかわらず純エンジン車として登場する。「しょせん国内専売車だからコストをかける必要もなかろう」との冷遇ぶりが透けて見える。
今後ホンダが国内市場を従来ほど重要視しない予兆は、2023年1月に発表された組織運営体制の変更であらわになった。現在6つに別れている地域本部が、「北米」「中国」「統合」の3つに集約される。
海外と比べて販売台数の少ない日本市場は、「その他もろもろ」に組み込まれるわけでますます予算取りも厳しくなることだろう。
超キープコンセプトで登場する次期N-BOXは国内の新車販売ランキングで首位の座を死守できるだろうか? 収益面での貢献度が大きくない軽自動車への依存度をいかにして下げるか、そろそろホンダは本腰を入れて対策を練るべきだろう。
※2023年3月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年12月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1790(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
ダイハツ コペンがついに生産終了することに絶望……。だったら「代わりにコレどうですか?」5選
トヨタ FJクルーザーの再来か!? ランクルミニがついに……
待望の次期型 三菱 パジェロ、エクステリアをガチ予想!
トヨタの本格スーパーカー、GR-GTが英国モータースポーツの祭典に出走。気になる販売時期は?
次期型ホンダ CR-Vはアイアンマン顔!? グリルレスマスクで登場か
えっ、あのフリードが新車に近いのに250万円以下で狙えるの? 大人気ミニバンの中古車状況やオススメの狙い方を解説!
日々のチョイ乗り車を探しているけど、EVは眼中にない! っていう方、損はさせないから聞いてほしい。日常使いでも超優秀な大容量EV「N-VAN e:」の話
次期型トヨタ GRカローラが早くも動き出しか? 搭載エンジンを変更の可能性!
「私らしさ」が詰まったN-WGNはお父さんからの贈りもの
ホンダ N-ONE e:がかわいすぎる! でも……EVはキツイなら「EVじゃないN-ONE」はいかが?









