ポルシェ3車種のPDKモデルがついに値下がり!?
2014/03/12

世界最高峰の変速機「PDK」搭載モデルが値下がり!?

こちらはタイプ997こと旧型ポルシェ911。2008年7月以降、ATモデルのトランスミッションがPDKに変更されました(ターボのPDK化は2009年から)

7速PDKの構造図。片方のクラッチが切れると同時にもう1つのクラッチがつながります。これにより変速にかかる時間はわずか100分の数秒!

2004年末から2012年5月まで販売された旧型ボクスター。ミッドシップレイアウトのオープン2シーターで、2008年11月からPDKが採用されました

ミッドシップクーペのケイマン。写真は2005年から2012年11月まで販売された旧型です。ボクスターと同じく2008年11月からATがPDKとなりました
ティプトロニックSも悪くはないが、やはりPDKは次元が違う
「人生一度はポルシェに乗りたい!」と考えている方はそれなりにいらっしゃると思います。もしコレをお読みのあなたがそうであるならば、今この瞬間は結構な買いどきです。なぜならば、2008年に登場したツインクラッチ式トランスミッション「PDK」搭載モデルの中古車相場が、なかなかの勢いで下がっています。
PDK化される以前のポルシェが採用していたAT「ティプトロニックS」は決して悪いトランスミッションではなく、むしろかなり頑丈な好ましいATでした。しかし、やはりトルクコンバーターを使った普通のATですので、変速のスピードやダイレクト感といったスポーツカーにとって重要なポイントにやや不満がありました。
しかしPDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング、英語ではポルシェ・デュアル・クラッチ)は、その名のとおり2枚のクラッチが瞬時に変速を完了させるため、変速のスピードとダイレクト感はトルコン式ATの比ではありません。
PDK採用の旧型後期ボクスターが総額400万円台から狙える
そんな優秀なPDKだけあって、PDKモデルの中古車相場は比較的長い間「高止まり」していました。具体的には、2008年式または2009年式の旧型911カレラ(タイプ997)で総額800万円台半ば以上でした。
それが今、車検2回分ほどの歳月が経過したこともあって下がり始めてきました。911カレラのPDKモデルで総額700万円台、ケイマンまたはボクスターなら総額400万円台の物件が増えているんです。
もちろんこの価格は「安い」と言える絶対額ではありません。しかし、ポルシェという車の価値やPDKの素晴らしさ、そしてちょっと前の中古車相場を知っている方にとっては、相対的に「安い!」と思える金額でしょう。
カーセンサーアフター保証付きならば、さらに安心!
さらに、それらモデルの「カーセンサーアフター保証付き物件が狙える」こともポイントです。
2008年式または2009年式の場合、ポルシェ ジャパンの延長保証に加入している車両ならメーカー保証の期間内である可能性もありますが、そうでないならメーカー保証の対象外であることも考えられます。
しかしカーセンサーアフター保証を付ければ、最長で2年間、修理代金なら累積80万円までは安心して維持することができます。今や「輸入車=壊れやすい」ということもありませんが、いざ何かあったとき、部品代などが高額となるのは輸入車、特にポルシェのようなスポーツカーです。そういった意味で保証の有無は切実な問題です。
今回はアフター保証対象車のみを厳選しましたが、もちろんポルシェの認定中古車でもかまいせん。より身近にあった、または気に入った物件を選べば良いと思います。というわけで、まずは下記ボタンからアフター保証車をご覧ください。
※プランでCSA保証を付けた場合、総額800万円を超える場合があります
この記事で紹介している物件
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