あの名機「4A-G」を搭載しながら、人も荷物も積めちゃう万能マシンに今こそ光を!!
2018/07/06

ワゴン+スポーティな「4A-G」エンジンという異色な組み合わせ
トヨタの「4A-G」エンジンといえば、言わずと知れたテンロク(1600cc)のスポーツエンジンの雄です。
1983年に登場した、カローラレビン/スプリンタートレノ(いわゆるAE86)に初めて採用されて以来、多くのユーザーに愛され続けたエンジンと言えるでしょう。搭載された車種もカローラ/スプリンター系の他にも、セリカ、カリーナ、MR2など多くの車種に採用されていました。
そんな4A-G搭載車の中でも、異才を放つ車種がカローラワゴンではないでしょうか?
セダン譲りの室内空間にゆとりの荷室。扱いやすい5ナンバーサイズに4A-Gの組み合わせというのは現代には存在しないものなのです。
といっても、実はカローラワゴンに4A-Gが搭載されていたのは実は1世代のみ。しかもモデル途中で追加されるという希少モデルでもあるのです!
トヨタ カローラワゴン(3代目)

1991年にカローラが7代目になると、ワゴンも同時にフルモデルチェンジが行われ、ワゴンとしては3代目へと進化します。
デビュー当初は4A-Gを搭載するグレードは設定されていませんでしたが、1995年にカローラが8代目へとフルモデルチェンジを行ったタイミングで待望の4A-G搭載グレード「BZツーリング」が追加されたのです。
ワゴンに搭載された4A-Gは最後期の通称「黒ヘッド」と呼ばれるもの。1気筒当たり5バルブの20バルブヘッドを搭載し、7800回転で165psを絞り出す高回転型ユニットです。

もちろんワゴンですから広い荷室は大きな魅力です。またBZツーリングには、小物の収納に便利なデッキアンダートレイや防犯効果もあるトノカバー、荷物が暴れるのを防ぐカーゴネットも標準装備なので、実用性も高いと言えます(これらのアイテムが欠品していないか注意)。

そんなカローラツーリングワゴンBZツーリングは決して新車時に大量に売れた車両ではありませんが、その希少性、特殊性から中古車市場に現存するカローラツーリングワゴンのほとんどがBZツーリングという状況です。
執筆時点でも7台中6台がBZツーリングですからその率85%! しかも同時期の同じエンジンを搭載したレビン/トレノはものによっては総額100万円近い価格のものもあるのに対し、カローラツーリングワゴンは総額50万~60万円ととってもリーズナブル。
レビン/トレノのようにゴリゴリに走り込まれた個体も少ないでしょうから、今がまさに狙い時といえるかもしれません。
ちなみに、同世代のスプリンターカリブにも同じくBZツーリングが設定されており、こちらは1世代新しいE110系のシャシーを採用しているのですが、中古車のタマが全然ないので今回はスルーしました(汗)。
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