新車より100万円安く買えるものも! 現行型マツダ CX-3の中古車がだいぶお安くなってきた
2022/02/18
▲コンパクトサイズのクロスオーバーSUVは数あれど、上質さをまとったCX-3は稀有な存在だ群雄割拠のコンパクトクロスオーバーSUV界にマツダらしさで切り込むCX-3
コンパクトなサイズでありながら、マツダを代表する「魂動デザイン」をまとい、「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載したことで人気となったクロスオーバーSUVのCX-3。
今年で登場から7年目を迎えますが、いまだに高い人気を誇っています。
▲一目で「マツダ」であることが分かる魂動デザインを採用したCX-3そんなCX-3は7年というモデルサイクルの中で、搭載エンジンのラインナップが大きく変わっている点が最大の特徴。
デビュー時には1.5L ディーゼルエンジンのみでしたが、2017年6月には2L ガソリンエンジンが追加。さらに、2018年5月には1.8L ディーゼルエンジンが1.8Lに切り替わり、2020年6月に1.5L ガソリンエンジンが追加されました。
当然、中古車のラインアップを見てもそれぞれのエンジンを搭載した物件がラインナップされています。そのため、中古車を狙う際には、搭載されるエンジンが大きなポイントになるでしょう。
また、クロスオーバーSUVということで、すべてのエンジンタイプで4WD仕様が選べる他、1.5Lガソリンエンジン仕様以外では6速ATに加え6速MTが用意される点もマツダらしいポイントと言えるでしょう。
▲コンパクトクラスでありながら、本革シートなど上質な装備をもつグレードも用意されるエンジン以外のメカニズム面にも大きな変化がありました。
2016年10月には車両安定化技術の「G-ベクタリングコントロール」と、歩行者検知も可能とした衝突被害軽減ブレーキ「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が全車に標準装備されました。
そして2018年5月の大幅改良時には、次世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の一部が取り入れられ、サスペンションの改良や、シート座面クッションの変更などで乗り心地を向上。また、一部パネルやガラスの板厚向上や遮音性、吸音性の向上によって静粛性もアップしています。
▲長いモデルライフを誇るCX-3であるが、細かな改良が絶えず繰り返されながら現在に至っている気になるCX-3の中古車相場は?
このように、長いモデルライフの中で常に進化を続けてきたCX-3ですが、装備が充実したディーゼルの上級グレードは新車時300万円を超えており、意外と(?)高価なモデルだと言えます。
そこで注目したいのが中古車です! 原稿執筆時の中古車平均価格を見てみると、直近では170万円ほどとなっており、ものによっては新車時よりも100万円以上安い物件が見つかるのです。
以下のグラフをご覧ください。
2019年時点では平均価格190万円台を行ったり来たりしていましたが、2020年に入ると170万円台に突入。
その後2021年に入っても160万円後半~170万円前半をキープしているため、ひとまず価格は落ち着いた状態だと言えそうです。
また、延べ掲載台数についても、しばらく1700~1800台付近で推移しており、選択肢も豊富だと言えます。
つまり、じっくり選んで買うなら今! と言えるのではないでしょうか?
では、今狙うならどんな中古車がオススメなのでしょうか? 条件別に分けてチェックしてみましょう。
▼検索条件
マツダ CX-3(現行型) ×全国買いやすい価格と伸びやかな加速が魅力!
2.0L ガソリンエンジン搭載×走行距離3万km以下
もともとの車両価格の安さに加え、高回転まで回るガソリンエンジンは加速の伸びやかさが特徴なだけでなく、静粛性においてもディーゼルエンジンよりも優れているという特徴があります。
ただし、CX-3は当初ディーゼルエンジンのみのラインナップだったこともあり、ガソリンエンジンモデルの掲載台数は約300台(執筆時)と全体の4分の1程度。
ただ、長距離運転よりは日常使いをしたいという意図で購入を検討されているのであれば、ディーゼルエンジン搭載車よりも比較的安く手に入れることができるガソリン車は魅力的です。
新車価格としては1.5Lモデルの方が安価でしたが、導入された時期が遅め、つまり高年式車が多いため相対的に中古車の価格は高め。そして、まだまだ掲載台数も少ないという状況です。
ということで、オススメは幅広い年式から価格に応じて選びやすい2.0Lモデル。
1.5Lモデルよりも低年式の物件もありますが、それでも総額150万円程度から2018年式の走行距離3万km以下といったお得度の高い物件も見つかります。
また、ディーラー系中古車店取り扱いが多いのも特徴なので、初めて車を購入する人にはより安心できるポイントかもしれません。
▼検索条件
マツダ CX-3(現行型) ×ガソリンエンジン ×排気量 2.0L×走行距離3万km以下 ×全国トルクフルな力強さと燃料コストに秀でる!
1.8L ディーゼルエンジン搭載×走行距離3万km以下
▲今やマツダの新たな代名詞となったクリーンディーゼルエンジンは、ロングツーリングが多いユーザーにはピッタリデビュー当初からラインナップされていたディーゼルターボエンジンモデルは、ガソリンエンジンにはない低回転からの豊かなトルクと経済性の高い軽油が燃料ということで、ロングツーリング向けのモデルです。
その中でも今回オススメしたいのは、途中で切り替わった1.8L ディーゼルモデルです。
掲載される物件数はディーゼル全体で約900台(執筆時)ですが、1.8Lモデルは190台ほど。
そのうち半数以上が走行距離3万km以下と、コンデイション的にも期待できそうです。
2018年式以降と比較的高年式なモデルゆえ、平均価格よりも高めの物件が中心にはなりますが、走行距離2万kmで総額200万円くらいの物件も見つかるため、新車時の価格を考えると100万円近く安くお得度は高いと言えます。
▼検索条件
マツダ CX-3(現行型) ×ディーゼルエンジン ×排気量 1.8L ×走行距離3万km以下 ×全国クロスオーバーSUVの中では稀有な存在!
マニュアルトランスミッションのCX-3
▲1.5Lガソリンモデル以外のすべてのエンジンで6速MTが選べたというのもマツダらしさのひとつCX-3はクロスオーバーSUVでありながら、3ペダルの6速MTが選択できるというのは前述のとおり。
MTが選択できるのは1.5L、1.8Lのディーゼルモデルと2Lのガソリンモデルですが、1300台ほどある掲載物件の中でMT車は75台とごくわずか。
1.8Lディーゼルは12台、2Lガソリンは5台とそれぞれ台数が少ないのが分かります。当初からラインナップされていた1.5LディーゼルのMTが58台と最も多くなっています。
1.5Lディーゼルモデルでは総額120万円台、1.8Lディーゼルモデルでは総額180万円台、2Lガソリンモデルでは総額150万円台がそれぞれ最安値。
MT狙いの人は、台数も限られることからまずはディーゼル・ガソリン問わずに全体をチェックし、その中で徐々に条件を絞っていくという探し方が良さそうです。
▼検索条件
マツダ CX-3(現行型) ×MT ×全国7年という長いモデルライフのおかげでラインナップが多岐にわたるCX-3。
まずはガソリン、ディーゼルどちらにするのか、AT、MTどちらにするのかを絞ったうえで、条件に合ったものを探してみるのがベストな1台を見つける近道と言えるかもしれません。
▼検索条件
マツダ CX-3(現行型)×ガソリンエンジン×全国▼検索条件
マツダ CX-3(現行型)×ディーゼルエンジン×全国※記事内の情報は2022年2月10日時点のものです。

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
ダイハツ コペンがついに生産終了することに絶望……。だったら「代わりにコレどうですか?」5選
光岡 M55とダッジ チャレンジャーは本当に似てるのか問題。アメ車好きにも刺さるのか、ガチ比較してみた!
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
新型T-Rocが海外で発表されたけど初代なら100万円台で買える? 日本にぴったりのコンパクトSUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説!
FD3S型RX-7の価格高騰が止まらない……悔しいから少しでも賢く狙う方法を真剣に考えてみた!
【祝! 頭文字D30周年】 主人公・藤原拓海の愛機ハチロクことスプリンター トレノAE86の中古車状況は今どうなってる? モデル概要、狙い方も併せて解説
新型発表のマツダ CX-5。2代目なら100万円台前半も? ディーゼル車も選べる人気SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説
新型デリカミニが発表されたけど初代の中古車価格は? 三菱の遊べる軽SUV、オススメの狙い方を解説
先代BMW 1シリーズが120万円から狙えるが買っても大丈夫? 買うならどんな物件がオススメ?
次期型トヨタ GRカローラが早くも動き出しか? 搭載エンジンを変更の可能性!









