【試乗】トヨタ クラウンクロスオーバー RS ランドスケープ|ラリーレイド風の特別モデル。後々必ず語られる1台だろう
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
タグ: トヨタ / クロスオーバーSUV / 4WD / クラウンクロスオーバー / 松本英雄
2025/04/04
▲トヨタ クラウンクロスオーバー RSをベースにアウトドアテイストを強めた特別仕様車のランドスケープ。自動車テクノロジーライターの松本英雄氏が試乗したラリーの雰囲気満載な特別仕様車
「え? こんなモデルがクラウンにあったの?」 と思う方もいるかもしれない。それが今回紹介するクラウンクロスオーバー RS ランドスケープだ。
2024年4 月から限定生産で販売を始めたモデルで、同年12月に受注を終了予定であったが、好評だったため11月に受注は中止。生産も今年3月いっぱいで終了となる限定生産モデルだ。(つまり今後は中古でしか買うことができない)
▲随所にアウトドアテイストを盛り込んだ特別仕様車の「RS ランドスケープ」
▲RS ランドスケープの専用カラーも設定されるこの稀有なモデルの特徴は、全高を25mmリフトアップし、車幅も40mmもワイドになり、通常モデルに比べて迫力が際立っていること。
汚れが目立ちにくい専用色のアーバンカーキとブラックのエンジンフードは、ノスタルジックなラリーの雰囲気があり、CROWNマーク入りのレッドのマットフラップがアクセントとなり、いかした装いを加速させている。

近未未来的なクラウンのデザインからはアバンギャルドで攻めの姿勢が垣間見える。
タフさをうかがわせる18インチのホイールと、道なき道でも大丈夫なオールテレーンタイヤも心強い。全天候型のタイヤであるが強固なイメージだ。
「世界の道を制覇する」という感じがして個人的には好きだ。
通常モデルよりも乗り心地がよい!
中身は基本的には2.4L 4気筒ターボにモーターで武装したクラウンクロスオーバー RSではあるが、個人的にはこの仕様がハンドリングとパフォーマンスともに最もバランスが取れたスポーツユーテリティービークルであると感じている。
では走らせよう。最低地上高が上がった分乗り降りはとても容易だ。
6速ATは今ではワイドバンドな感じではあるが、ビジーな感じもなくトルクにゆとりがあることが理解できる。

車高を上げると乗り心地の変化が大きくなるが、通常のRSよりも乗り心地がいい。いでたちは武骨だが、タイヤのごつごつ感はなく乗ると優しい大きな懐に納まった感じがする。
タイトなコーナーもワイドになったトレッドの恩恵で、25mm車高が高くなっても安心感はある。
目線が高く視認性は増したし、ちょっとした段差も気を使うことが半減できる。
問題は車幅であろうか。40mm拡大し1880mmである。しかし、基本的にはクラウンの真髄の乗りやすさは継承しているので、この程度ワイドになっても屁の河童だ。
このメーカーで設計されたラリーレイド風の装いが好きなら、強くオススメしたい。後々必ず語られるモデル。それがクラウンクロスオーバー RS “ランドスケープ”である。



【試乗車 諸元・スペック表】
●2.4 RS ランドスケープ E-Four advanced 4WD
| 型式 | 5AA-TZSH35 | 最小回転半径 | 5.4m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.93m×1.88m×1.57m |
| ドア数 | 4 | ホイールベース | 2.85m |
| ミッション | 6AT | 前トレッド/後トレッド | 1.6m/1.61m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | 1.98m×1.54m×1.17m |
| 4WS | ◯ | 車両重量 | 1910kg |
| シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | 2185kg |
| ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.17m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
- |
||
| オプション色 |
- |
||
| 掲載コメント |
※T-Connect標準サービスは新車登録後5年間無料です |
||
| 型式 | 5AA-TZSH35 |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| ドア数 | 4 |
| ミッション | 6AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | ◯ |
| 標準色 | - |
| オプション色 | - |
| シート列数 | 2 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ミッション 位置 |
フロア |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.93m×1.88m×1.57m |
| ホイール ベース |
2.85m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.6m/1.61m |
| 室内(全長×全幅×全高) | 1.98m×1.54m×1.17m |
| 車両重量 | 1910kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | 2185kg |
| 最低地上高 | 0.17m |
| 掲載用コメント | ※T-Connect標準サービスは新車登録後5年間無料です |
| エンジン型式 | T24A-FTS | 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆ |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 55リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 総排気量 | 2393cc | 燃費(WLTCモード) |
15.7km/L
└市街地:12.6km/L └郊外:15.8km/L └高速:17.6km/L |
| 燃費基準達成 | R12年度燃費基準 75%達成車 |
||
| 最高出力 | 272ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
460(46.9)/3000 |
| エンジン型式 | T24A-FTS |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 2393cc |
| 最高出力 | 272ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
460(46.9)/3000 |
| 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆ |
| 使用燃料 | ハイオク |
| 燃料タンク容量 | 55リットル |
| 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 15.7km/L
└市街地:12.6km/L └郊外: 15.8km/L └高速: 17.6km/L |
| 燃費基準達成 | R12年度燃費基準 75%達成車 |

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
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