全方位で進化した、BMW 5シリーズ(試乗レポート)
カテゴリー: BMWの試乗レポート
タグ: BMW / セダン / FR / 5シリーズ / EDGEが効いている
2017/06/21

駆けぬける歓びと、時に委ねる快適さを
7年ぶりのモデルチェンジで7 世代目になった5シリーズ、BMWマニア的呼称は、G30型ということになる。ボディサイズは先代比で全長25mm、全幅10mm、ホイールベースは5mm大きくなったというが、サイズ感よりも全体の質感がより7シリーズに近づいた。ボディ骨格はアルミと高張力鋼板とマグネシウムを組み合わせて100㎏の軽量化を達成しており、動き出した瞬間に軽さを感じる。ステアリングの操舵感はBMW好きな人にとっては軽すぎると思われるかもしれない。ボディ剛性や静粛性の高さも相まって3シリーズよりも軽快に感じられたほどだ。
事前のプレゼンで、運転支援システムの精度向上により45秒は自動でレーンを保持してくれると説明を受け喜び勇んで高速に乗る。2基のカメラが瞬時に白線を読み取りACCをセットするとスムーズに半自動運転へ移行する。前走車との車間距離が詰まったときのブレーキ制御や速度回復時のアクセルコントロールも滑らかだ。レーンキープ作動中にステアリングから手を離していると、センターディスプレイ中のステアリングマークが緑、黄色、赤と信号のように変化していき約45秒後に解除される仕組みだが、100㎞/hでもそれなりのRのコーナーを難なくクリアしていくのには本当に驚いた。
BMWいわく5シリーズは“世界でも最も成功しているビジネスセダン”というが、駆けぬける歓び方向だけでない全方位での進化に、さすがとうなずくほかなかった。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:523d Luxury ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1995cc
■最高出力:190/4000[ps/rpm]
■最大トルク:400/1750-2500[N・m/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4945x1870x1480(mm) ■ホイールベース:2975mm
■車両価格:768万円
あわせて読みたい
スバル STI S210の抽選販売に落選した人へ贈る「今すぐ買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
現行型Aクラスが総額100万円台後半から狙えるが買いなのか!? オススメの選び方を考えてみた
初めてのポルシェ 911はコレを! モダンクラシックな「996型」と「997型」の魅力と現状と真実を専門店に聞いてきた
BMW 3シリーズツーリングの中古車平均総額が50万円以上ダウン! 200万円前半から買えるプレミアムワゴンの中古車状況、オススメの狙い方を解説
2157psの新開発V12クアッドターボエンジンを搭載! イタリアン・スーパーカーの聖地で誕生した新プロジェクトの行方は?【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
【試乗】新型 ポルシェ マカン|BEVでもエンジン車と変わらぬポルシェらしい自然なドライブフィールが味わえる!!
【試乗】新型 アウディ Q6 e-tron|快適な乗り心地と扱いやすさで幅広い層にアピールする最新BEV!
新型クラウンエステート発売の裏でクラウンクロスオーバーの中古車価格が400万円台に! 最高級クロスオーバーSUVの中古車状況やオススメの狙い方を解説
フェアレディZ受注再開の裏で中古車価格が急落! 中古車状況やオススメの狙い方を解説!
受注停止中のジムニーノマドの代わりに「三菱の5ドアコンパクトSUV パジェロイオ」はどうですか?