プジョー 207CC 【ニューモデル】
カテゴリー: プジョーの試乗レポート
2007/08/03
オープンカーらしい“スッキリ軽快”な走りが魅力

◆テスト車両:CC GT 344万円
CC 309万円
■主要諸元:
●駆動方式:CC GT
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1395㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1430㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:110kW(150ps)/5800rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1400~3500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:-
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
ハッチバックと同時開発 スタイリングはより洗練

207CCは、クーペ・コンバーチブルの世界的ブームを牽引した206CCの後継モデルである。先に登場したハッチバック同様、ボディサイズは拡大され、全幅1750mmの3ナンバーサイズに。当初からハッチバックと同時に開発が進められていたというだけに、スタイリングは格段に洗練され、エレガントさを感じさせる仕上がりとなった。
最大の特徴であるリトラクタブルルーフも進化を果たし、従来は手動だったロックを含めて完全にワンタッチで開閉できるようになった。所要時間は約25秒だ。グレードは、1.6LNAエンジン+4速ATを搭載するベースモデルと、それに豪華装備を盛り込んだプレミアム、そして1.6L直噴ターボエンジンに5速MTを組み合わせたGTの3種類を展開する。
◆室内&荷室空間
207より低いポジションでスポーティさを演出

ボディのサイズアップの恩恵で前席はステアリングやペダルとの位置関係が改善され、運転姿勢がとても自然になった。CCではスポーティさを演出するため着座位置がさらに低められているが、それでも視界は良好と言える。
一方、後席はこれまでどおり重視されてはいない。プラス2ではあるが、ここはあくまで荷物置き場と考えたほうがいいだろう。しかし、実は207CCはラゲージスペース自体も広大。オープン時で187L、ルーフを閉じた状態なら449Lと、407セダンをも凌ぐ大容量が確保されているのである。
話は前後するが、内装にはぜひ注目。プレミアム以上のグレードにはこのクラスでは随一のダッシュボードやトリムまで本革張りとしたインテリアが設定される。
◆ドライブフィール
車重増をものともしない軽快なハンドリング

走り出してまず驚かされたのは静粛性の高さ。これは車体前方や足元からの騒音が抑えられたおかげで、オープン状態でも206CCとの違いは明らかと言える。ガッチリ補強されたボディのおかげでフットワークはスッキリ爽快。ステアリング操作に対する反応は正確で、オープンだからと妥協させる部分がないのは見事だ。
車重はハッチバックより170kgほど増えているが、1.6LNA+4速ATのプレミアムでも痛痒感は皆無。よって1.6L直噴ターボ+5速MTのGTなら余裕しゃくしゃくで、スポーティにも、シフトチェンジをさぼって流すような走りにもバッチリ対応してくれる。また、車重が増えたせいか乗り心地がハッチバックよりしなやかなのも嬉しいポイントである。
◆こんな人にオススメ
見た目はより艶っぽく、走りもしっかり感が増した207CCは、これまで以上に男性や大人の女性から支持されそう。206CCより上がった価格も、この仕上がりなら納得せざるを得ない。購入を決めたならば、こだわってほしいのは色。何しろボディと内装合わせて計58の組み合わせが楽しめるのだ。自分のセンスを存分に発揮してほしい。
(Tester/島下泰久 Photo/尾形和美)



◆テスト車両:CC GT 344万円
CC 309万円
■主要諸元:
●駆動方式:CC GT
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1395㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1430㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:110kW(150ps)/5800rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1400~3500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:-
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
ハッチバックと同時開発 スタイリングはより洗練



207CCは、クーペ・コンバーチブルの世界的ブームを牽引した206CCの後継モデルである。先に登場したハッチバック同様、ボディサイズは拡大され、全幅1750mmの3ナンバーサイズに。当初からハッチバックと同時に開発が進められていたというだけに、スタイリングは格段に洗練され、エレガントさを感じさせる仕上がりとなった。
最大の特徴であるリトラクタブルルーフも進化を果たし、従来は手動だったロックを含めて完全にワンタッチで開閉できるようになった。所要時間は約25秒だ。グレードは、1.6LNAエンジン+4速ATを搭載するベースモデルと、それに豪華装備を盛り込んだプレミアム、そして1.6L直噴ターボエンジンに5速MTを組み合わせたGTの3種類を展開する。
◆室内&荷室空間
207より低いポジションでスポーティさを演出



ボディのサイズアップの恩恵で前席はステアリングやペダルとの位置関係が改善され、運転姿勢がとても自然になった。CCではスポーティさを演出するため着座位置がさらに低められているが、それでも視界は良好と言える。
一方、後席はこれまでどおり重視されてはいない。プラス2ではあるが、ここはあくまで荷物置き場と考えたほうがいいだろう。しかし、実は207CCはラゲージスペース自体も広大。オープン時で187L、ルーフを閉じた状態なら449Lと、407セダンをも凌ぐ大容量が確保されているのである。
話は前後するが、内装にはぜひ注目。プレミアム以上のグレードにはこのクラスでは随一のダッシュボードやトリムまで本革張りとしたインテリアが設定される。
◆ドライブフィール
車重増をものともしない軽快なハンドリング



走り出してまず驚かされたのは静粛性の高さ。これは車体前方や足元からの騒音が抑えられたおかげで、オープン状態でも206CCとの違いは明らかと言える。ガッチリ補強されたボディのおかげでフットワークはスッキリ爽快。ステアリング操作に対する反応は正確で、オープンだからと妥協させる部分がないのは見事だ。
車重はハッチバックより170kgほど増えているが、1.6LNA+4速ATのプレミアムでも痛痒感は皆無。よって1.6L直噴ターボ+5速MTのGTなら余裕しゃくしゃくで、スポーティにも、シフトチェンジをさぼって流すような走りにもバッチリ対応してくれる。また、車重が増えたせいか乗り心地がハッチバックよりしなやかなのも嬉しいポイントである。
◆こんな人にオススメ
見た目はより艶っぽく、走りもしっかり感が増した207CCは、これまで以上に男性や大人の女性から支持されそう。206CCより上がった価格も、この仕上がりなら納得せざるを得ない。購入を決めたならば、こだわってほしいのは色。何しろボディと内装合わせて計58の組み合わせが楽しめるのだ。自分のセンスを存分に発揮してほしい。
プジョー 207CC 【ニューモデル】/試乗レポート
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