プジョー 207GTi 【ニューモデル】
カテゴリー: プジョーの試乗レポート
2007/08/07
軽快だがハイパワーを受け止めるしっかりした足回り

◆テスト車両:207 GTi 320万円
207CC 344万円
■主要諸元
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1470㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1260㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:128kW(175ps)/6000rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1600~4500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:-
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
207シリーズ最強のスポーツモデルが登場

プジョーのモータースポーツスピリットがギューッと凝縮された、207シリーズ最強のスポーツモデル。プジョーファンにとっては、205以来のGTi復活ということで期待も膨らむ。また、206にはRCというグレードがあったが、ポジショニングとしては同等と考えて良いだろう。
スタンダードモデルではやや表情がキツく感じられた、大口を開けたエアインテークを備えるフロントマスクも、GTiでは精悍さとして抵抗なく受け入れられる。3ドアハッチバックスタイルの心臓部に搭載された1.6L直列4気筒+ターボのエンジンは175馬力を発生する。動力性能に合わせ、サスペンションも専用チューニング。足元の17インチタイヤは本格的な走りを予感させる。
◆室内&荷室空間
4人乗りに割り切ることで全員でスポーツを感じる

ブラック基調でシンプル&シックなイメージのインテリア。過剰な装備や装飾がない分、走りに集中できる空間としての配慮が感じられ、それは見た目だけでなく素材や機能性にまで通じる。例えばシート。過剰なタイトさはないのに絶妙なフィット&サポート感がある。しかもアルカンターラの上質感が心地よい。ドライバーはもちろん、乗員全員がこのホールド感を享受できるのだからうれしい。それも4名乗りに割り切ったからこそ。
ステアリングのグリップ感も手に馴染む。チェッカー柄のメーターパネルやアルミ製のシフトノブ&ペダルなど、随所に施された、走りの気分を盛り上げてくれる機能的、視覚的な演出がニクい。ラゲージスペースなどの制約は一切なく、実用性の高さも十分。
◆ドライブフィール
全域で太いトルクを発生瞬発力もかなりのもの

1速がハイギアードな設定のため、発進時のクラッチミートの瞬間は慎重を要する。が、ひとたびタイヤが転がれば、わずか1600rpmから最大トルクを発生するから底力があり粘りのある走りを見せる。そして3000rpmオーバーでは唐突ではないがターボらしい加速も体感でき、瞬発的な速さも楽しめる。シフトストロークが長くやや節度感に欠けるのが残念だが、これも“味”と割り切れる範囲。右ハンドルだがペダルレイアウトの違和感もほとんどない。
足元は全体的に締まった印象ではあるが、市街地走行ではプジョーらしいしなやかな乗り心地が感じられる。それでいて、スピードが上がるに従って、グッと踏ん張っている感じがあり頼もしい。なかなかいかすネコだ。
◆こんな人にオススメ
車は予防安全を考えると安定志向になっていく。衝突安全を考えると大きく重くなっていく。環境を考えると、スポーツカーに乗るのに罪悪感を覚える。あ?もう楽しい車はないのか、スポーツドライビングを楽しむことはできないのか、とお嘆きのあなたに。スカッと楽しめます。でも尖ってないから肩の力を抜いても走れます。
(Tester/佐藤久実 Photo/篠原晃一)



◆テスト車両:207 GTi 320万円
207CC 344万円
■主要諸元
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1470㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1260㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:128kW(175ps)/6000rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1600~4500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:-
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
207シリーズ最強のスポーツモデルが登場



プジョーのモータースポーツスピリットがギューッと凝縮された、207シリーズ最強のスポーツモデル。プジョーファンにとっては、205以来のGTi復活ということで期待も膨らむ。また、206にはRCというグレードがあったが、ポジショニングとしては同等と考えて良いだろう。
スタンダードモデルではやや表情がキツく感じられた、大口を開けたエアインテークを備えるフロントマスクも、GTiでは精悍さとして抵抗なく受け入れられる。3ドアハッチバックスタイルの心臓部に搭載された1.6L直列4気筒+ターボのエンジンは175馬力を発生する。動力性能に合わせ、サスペンションも専用チューニング。足元の17インチタイヤは本格的な走りを予感させる。
◆室内&荷室空間
4人乗りに割り切ることで全員でスポーツを感じる



ブラック基調でシンプル&シックなイメージのインテリア。過剰な装備や装飾がない分、走りに集中できる空間としての配慮が感じられ、それは見た目だけでなく素材や機能性にまで通じる。例えばシート。過剰なタイトさはないのに絶妙なフィット&サポート感がある。しかもアルカンターラの上質感が心地よい。ドライバーはもちろん、乗員全員がこのホールド感を享受できるのだからうれしい。それも4名乗りに割り切ったからこそ。
ステアリングのグリップ感も手に馴染む。チェッカー柄のメーターパネルやアルミ製のシフトノブ&ペダルなど、随所に施された、走りの気分を盛り上げてくれる機能的、視覚的な演出がニクい。ラゲージスペースなどの制約は一切なく、実用性の高さも十分。
◆ドライブフィール
全域で太いトルクを発生瞬発力もかなりのもの



1速がハイギアードな設定のため、発進時のクラッチミートの瞬間は慎重を要する。が、ひとたびタイヤが転がれば、わずか1600rpmから最大トルクを発生するから底力があり粘りのある走りを見せる。そして3000rpmオーバーでは唐突ではないがターボらしい加速も体感でき、瞬発的な速さも楽しめる。シフトストロークが長くやや節度感に欠けるのが残念だが、これも“味”と割り切れる範囲。右ハンドルだがペダルレイアウトの違和感もほとんどない。
足元は全体的に締まった印象ではあるが、市街地走行ではプジョーらしいしなやかな乗り心地が感じられる。それでいて、スピードが上がるに従って、グッと踏ん張っている感じがあり頼もしい。なかなかいかすネコだ。
◆こんな人にオススメ
車は予防安全を考えると安定志向になっていく。衝突安全を考えると大きく重くなっていく。環境を考えると、スポーツカーに乗るのに罪悪感を覚える。あ?もう楽しい車はないのか、スポーツドライビングを楽しむことはできないのか、とお嘆きのあなたに。スカッと楽しめます。でも尖ってないから肩の力を抜いても走れます。
プジョー 207GTi 【ニューモデル】/試乗レポート
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