【試乗】ホンダ アコード|抜群の静粛性と安定感に、隠れた名車であると感じずにいられない
2020/12/08
▲2020年2月に発売された10代目となるホンダ アコード。自動車テクノロジーライター・松本英雄氏による公道試乗の模様をレポート軸足を北米に移した歴史あるモデル
ホンダ アコードは10代目を迎えた。かつて我が家でもゴールドの3ドアを購入して、便利に使っていた初代アコード。外車っぽい雰囲気を子供ながらに感じていた。あれからもう45年近くなる。歴史のあるモデルなのだ。
現行型は2017年に北米で登場したが、ボディサイズが大きくなって地味ながら堂々とした佇まいとなり、余裕のある大人の印象を醸し出している。北米で見かけていたが、見るからに乗り心地がよさそうな雰囲気だ。
そしてようやく2020年2月に日本仕様が登場したのである。日本での販売に積極的ではない印象は否めない。
それからおよそ半年が過ぎて試乗の機会を得た。

高級サルーンらしいスタイリング
2015年に登場したシビックのホームラン級の販売によって、デザインの共用性としてアコードにもリアを伸ばしたシックスライトのスタイルがもたらされた。これが新しい雰囲気を醸している。
5メートルに届かんとばかりの全長は長いが、デザイン的には落ち着いた高級サルーンの印象がある。特にダーク系の色ならば、一層そう感じるはずだ。
▲Cピラー部にも窓があるため後席にさらに明かり(ライト)が入る。左右合わせて6枚の窓になるため、このスタイルをシックスライトという乗り込むとシートも懐が深くいい感じだ。インテリアを見回すとなんだか乗ったことのない外国車のようにも感じられ、質感は「ラグジュアリー」というより「ハイクオリティ」という雰囲気を演出している。小学4年生の時に乗った初代アコードからの志は健在だ。
どことなく「バタくさい」という感じもあるが、こうでなければホンダではない。

抜群の静粛性と安定感
POWERスイッチをオンにして、ホンダのアイデンティティが詰まったドライブセレクターのDレンジを押して発進だ。
走り出しにエンジンは始動しない。パワープラントにはホンダ流に言うと「e:HEV」という、走行用と発電用の2モーター+エンジンを使う。バッテリーに電力がチャージされているので、道路がフラットな街中でのドライブでは、よほどの加速をしない限りエンジンは使わない。
▲『e:HEV』は、発電用と走行用の2つのモーターに加えてエンジンにつながるクラッチを搭載。エンジンで発電してモーターで走行する「シリーズ式ハイブリッド」をベースとして、EVモードやエンジンドライブなど様々なモードを使い分ける外苑から首都高速に入り、本線へグッとアクセルを踏み込んでみる。エンジンが始動したがとても静かだ。エンジンの間延び感が気になる人もいるかもしれないが、静粛性が高いのですぐにそんなことは気にならなくなる。この状態はハイブリッドモードだ。
そこから60km/hで首都高をゆったりと流す。EVで走っているように静かで滑らか。このコンフォートな乗り心地は、シャシー剛性と北米で鍛えたサスペンションのたまものだ。
北米の道路は様々だが、アスファルトとコンクリートが混在したハイウェイでは静粛性を保つのが難しい。それらの知見を十分に生かして作られた足元は、しなやかで安定感がある。タイヤだけの恩恵ではない、セッティングの妙といえる。

すべての質感を向上した隠れた名車
首都高速から東名に入って速度を増してみる。エンジンのみの出力で走らせているようだが、抜群の静粛性だ。
コーナリングではホンダらしいスポーティな一面も垣間見れるが、あくまで安定感はあり、高級サルーンを狙ったアコードのフラットライドに乱れはない。
実際に乗ってみると、隠れた名車であると感じずにいられない。先代よりもはるかに、すべての質感を向上させている。
決して目立つ部類の車ではないが、新型アコードを乗っているユーザーを見ると“わかってるなー”と心の中でつぶやくのである。




【試乗車 諸元・スペック表】
●アコード 2.0EX
| 型式 | 6AA-CV3 | 最小回転半径 | 5.7m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF | 全長×全幅×全高 | 4.9m×1.86m×1.45m |
| ドア数 | 4 | ホイールベース | 2.83m |
| ミッション | その他AT | 前トレッド/後トレッド | 1.59m/1.61m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | 2.07m×1.59m×1.16m |
| 4WS | - | 車両重量 | 1560kg |
| シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | -kg |
| ミッション位置 | 不明 | 最低地上高 | 0.13m |
| マニュアルモード | - | ||
| 標準色 |
クリスタルブラック・パール、ルナシルバー・メタリック、ブリリアントスポーティブルー・メタリック、パッションレッド・パール |
||
| オプション色 |
プラチナホワイト・パール |
||
| 掲載コメント |
- |
||
| エンジン型式 | LFB | 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆☆ |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | レギュラー |
| 過給器 | - | 燃料タンク容量 | 48リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(JC08モード) | 30km/L |
| 総排気量 | 1993cc | 燃費(WLTCモード) | 22.8km/L └市街地:21.2km/L └郊外:24.4km/L └高速:22.6km/L |
| 燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +50%達成車 |
||
| 最高出力 | 145ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
175(17.8)/3500 |
| 型式 | 6AA-CV3 |
|---|---|
| 駆動方式 | FF |
| ドア数 | 4 |
| ミッション | その他AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | クリスタルブラック・パール、ルナシルバー・メタリック、ブリリアントスポーティブルー・メタリック、パッションレッド・パール |
| オプション色 | プラチナホワイト・パール |
| シート列数 | 2 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ミッション 位置 |
不明 |
| マニュアル モード |
- |
| 最小回転半径 | 5.7m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.9m×1.86m×1.45m |
| ホイール ベース |
2.83m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.59m/1.61m |
| 室内(全長×全幅×全高) | 2.07m×1.59m×1.16m |
| 車両重量 | 1560kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | -kg |
| 最低地上高 | 0.13m |
| 掲載用コメント | - |
| エンジン型式 | LFB |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC |
| 過給器 | - |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 1993cc |
| 最高出力 | 145ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
175(17.8)/3500 |
| 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆☆ |
| 使用燃料 | レギュラー |
| 燃料タンク容量 | 48リットル |
| 燃費(JC08モード) | 30km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 22.8km/L └市街地:21.2km/L └郊外: 24.4km/L └高速: 22.6km/L |
| 燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +50%達成車 |

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
【関連リンク】
この記事で紹介した車
ホンダ
アコード 2.0 EX サンルーフ 黒革シート ホンダセンシング 純正インターナビ ドライブレコーダー ETC ブラインドスポット シートヒーター パワーシート 禁煙車 アダプティブダンパーシステム 純正18インチアルミ
本体価格331.5万円
支払総額339.5万円
ホンダ
アコード 2.0 EX 禁煙車 サンルーフ 革シート 純正8インチナビ ホンダセンシング バックカメラ レーダークルーズ 純正18インチAW LEDヘッド・フォグランプ ETC パワーシート シートヒーター ワイヤレス充電
本体価格213.2万円
支払総額229.9万円
ホンダ
アコード 2.0 EX 冠水歴車8インチナビTVバックカメラETCUSBジャックセンシング衝突軽減ブレーキ踏み間違防止禁煙車ドラレコアダプティブクルコンサンルーフ付ヘッドアップディスプレイアダプティブダンパー
本体価格239.0万円
支払総額249万円
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