スバル レガシィツーリングワゴン VS ホンダ アコードツアラー PART.1 概要編
2009/07/14
スバル レガシィツーリングワゴン 概要
主要諸元のグレード:2.5i Sパッケージ | |||||
---|---|---|---|---|---|
サイズ [mm] |
ミッション | エンジン種類 | 最高出力 [ps] |
最大トルク [kg-m] |
10・15モード燃費 (km/L) |
4775×1780×1535 | CVT | 水平対向4気筒SOHC | 170 | 23.4 | 13.2 |
独自の世界観で魅せるスポーツワゴン
BF型初代から先代BP型まで4世代にわたり、レガシィは独自の世界観でファンの心をつかんできた。日本にあってはとりわけ、水平対向エンジン+4WD(+ターボ)のスペックをもつワゴンの人気は絶大。実用的でありながら走りも楽しめる賢い選択肢…そうとらえられている。
そのレガシィの、実に20年/5世代目にあたるのが今回のモデル。大きくいうところの新型は、定評のあったドライバーズカー的資質に加え、同乗者の快適性も相当に重視してきたのがポイントだ。
とくに注目なのはボディサイズ。先代で国内5ナンバーの“タガ”を外したのに次ぎ、今回は全周でさらにサイズ拡大が図られた。外寸でみると、BP型に対し全長+95mm、全幅+50mm、全高+65mm。ホイールベースは+80mm、トレッドも前/後で+50/+60mm拡大された。
搭載エンジンも拡大方向だ。4気筒は2Lから2.5Lに、6気筒も従来は3Lだったが今回3.6Lに排気量をアップさせている。ちなみに今回の試乗車「2.5i S Package」で見ると、燃費は従来の2Lと同じ14km/L、燃費基準達成レベルは従来の+5%から+15%に、排ガス認定レベルもSU-LEV、JC08C対応の75%低減レベル(従来はU-LEV、50%)に、それぞれ向上させている。
歴代最大の変貌ぶり。そう映る最新レガシィの実力はいかに!?
ホンダ アコードツアラー 概要
主要諸元のグレード:24TL | |||||
---|---|---|---|---|---|
サイズ [mm] |
ミッション | エンジン種類 | 最高出力 [ps] |
最大トルク [kg-m] |
10・15モード燃費 (km/L) |
4750×1840×1470 | 5AT | 直4DOHC | 206 | 23.7 | 11.4 |
セダンは北米ではアキュラブランド、その上等感は魅力的
いわば純日本発のレガシィに対し、アコードツアラーの前身、アコードワゴンは、もともと逆輸入車だった。ただしワゴンの3世代目以降は国内生産にスイッチ、5世代目の今回のモデルで呼称をツアラー(=欧州仕様名と共通。その前はエアロデッキと呼称された)に一新、セダンとともに、「さらに進化・深化したアコード」(ホンダ)としての日本市場投入となった。
ご多分に洩れずアコードも、最新型ではボディサイズを拡大している。とくに全幅は先代比+80mmの1840mmで、あと5mmでセダンのインスパイアと同一というまでに。だたし先代アコードワゴン(以下、“ワゴン”)との比較では、ワゴンは律義にもホイールベースと全長をセダンより長く設定していたため、ツアラーとの比較で全長はいずれも4750mmで変わらず、ホイールベースはワゴンより15mm縮まり2705mm。全高もルーフレールありの状態でワゴン-25mm。ワゴンではルーフレールはオプション扱いだったから、実質的にはルーフ高はより低まったということになる。
セダンが北米では“アキュラTSX”として投入されるだけあり、車自体の上等感はプンプン。この点でも、快適性を打ち出してきた5代目レガシィとの対決資格は十分。ゆえに走り以外の要素で、どれだけオーナーの満足感を満たしてくれるか!? が、レガシィとの対決にあたってのポイントになりそう。今回の試乗車はシリーズの中庸、24TL。
次回はスバル レガシィツーリングワゴンとホンダ アコードツアラーの走行性能をチェックするぞ!
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