第103回 ホンダ アコード(現行型) 【おいしい中古車】
2009/11/06
■クオリティの高いイマ型セダン
車には、カローラやクラウンのように何代も続く伝統の一台があります。日産でいえばスカイラインやマーチ、ホンダではシビックやアコードなどがそれに当たります。そんな歴史の長いアコードですが、2008年12月のフルモデルチェンジから1年もたっていないのに、もう100万円近く安い物件も登場しているんです。8代目となる現行型のアコードが登場したのは2008年の12月。全幅が1800mmを超えるなど、かなり大きめのセダンとして登場しました。エンジンは直4の2.4Lで、ミッションは5AT。ステアリングにはパドルシフトが装備されているので、MT感覚でドライブすることもできます。
↑エクステリアは、フロントからリアへとつながるウェッジシェイプとキャラクターラインが、突き進むスピード感を表現。全身で高品位な走りを表現(左右)
このアコードのキーワードは「アドバンスド・コンセプト」。あらゆる性能や機能を、本質から細部に至るまで徹底的にこだわり、大幅に質感を向上させることを目的に開発されました。アコードシリーズ専用の片側スポット溶接設備や工程を生産ラインに導入。さまざまな性能を高次元で支える高剛性ボディを実現しています。また、サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーンですが、フロントにはハイマウントタイプ、リアにはマルチリンクタイプを採用し、操縦安定性と乗り心地を両立させています。
インテリアでは各部材の隙間を最小化するなど、精度の高い合わせ建て付けを徹底。すべてのドアに内装と同色のドアエンドガーニッシュを配するなど、細部まで質感の追求にこだわった仕上がりとなっています。
また、安全面においても、VSA(車両挙動安定化制御システム)のほか、VSAと協調して車両の挙動をより安定化する操舵力アシスト機能「モーションアダプティブEPS」を標準装備。エアバッグもサイドカーテンエアバッグなど、6つのエアバッグが装備されています。
↑インパネは金属調パネルでパーソナル空間をより上質に表現(左) ボディのワイド化で車内空間は大幅に拡大(右) 6つのエアバッグが標準装備(右)
■登場から1年未満で100万円近く安い!
しかし、これだけのクオリティをもってしても、セダンだからなのか、イマイチパッとしないのが実状です。中古車においては、登場からまだ1年未満というのに、200万円を切る物件も登場しています。例えば、新車価格290万円の中間グレード、2.4 24TL。これが、199万円です。修復歴こそありますが、走行距離は1.1万km。しかも純正HDDナビやバックモニター、ETCまで付いています。前オーナーのことを考えると気の毒になりますが、異様なほど安いんです。
セダンはハナっから候補にないというなら別ですが、セダンが凋落しっぱなしの今、こういった新しい車を安く買うというのも、なかなか賢い買い方ではないでしょうか。
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