【図説で愛でる劇中車 第1回】脇役なのに主役級の存在感があった!? ドラマ・西部警察の日産 セドリック(グロリア)
2019/04/16

国内外問わず様々な映像作品(アニメも含め!?)に登場したあんな車やこんな車を、イラストレーター遠藤イヅルが愛情たっぷりに図説する不定期連載!
記念すべき(?)第1回は、ド派手なカーアクションで今なお人気が高い、刑事アクションドラマの最高峰「西部警察(せいぶけいさつ)」のモデルをピックアップします。
西部警察ってどんなドラマ?
西部警察は昭和54(1979)年から59(1984)年にかけて、「PART-I」「PART-II」「PART-III」の3シリーズ、全236話が放送されました。
カーチェイス、アクションシーンがふんだんに盛り込まれた犯罪者との対峙が見どころで、平均視聴率は14.5%にも達した超人気番組です。
そして西部警察といえば「マシンX」「マシンRS」(スカイライン)、「スーパーZ」(フェアレディZ)、放水車のサファリなど、当時の日産車を改造した「スーパーマシン」が思い出されることでしょう。高性能でハイテク、そして武装まで付いたスーパーマシンに、大人も子供も熱狂しました。
でも!!
西部警察に出てくる車で忘れちゃいけないのが、セドリック(&グロリア)。
時には白黒のパトカー、時には覆面パトカー、そして犯人の車として登場し、画面を所狭しと走り回りました。西部警察は、この2台無くしては成り立たなかったことでしょう。
今回はそんな「名バイプレーヤー」の姿を、イラストで再現したいと思います!
日産 セドリック(330型)

日産 セドリック(430型)

劇中ではカーアクションで壊され、爆破された車も多かったのですが、セドリックとグロリアは、その「破壊要員」としても、230型・330型・430型の3世代が使われていました。
新車や中古車からの改造で手配された他、破壊用の車はタクシー上がりが多く用意されたそうです。
撮影現場で壊れるたびに何度も直したり塗り替えたりして使用された車もありましたが、最後は結構な割合でクラッシュして大破、もしくは爆破されていたとか……(涙)。
破壊した車は約4860台、使用したガソリンは約12000L、火薬の量は約4.8t、撮影で飛ばしたヘリコプターの数は約600機、さらに始末書はなんと45枚……。
「もう二度と作ることができない」番組といわれますが、それは、上に掲げた数々の「伝説的数字」が表していますね。

イラストレーター/ライター
遠藤イヅル
1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はプジョー 309とサーブ 900。
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