ダイハツ タント復活の鍵はどこに?
カテゴリー: クルマ
タグ: ダイハツ / タント / ニューモデルスクープ!
2020/09/23
▲先代よりメッキパーツが減らされてシンプルかつスマートな印象がかもし出された現行タント発売4ヵ月目にして失速
ダイハツのドル箱モデルであるタントに元気がない。DNGA世代の新しいシャシーとパワートレインが用いられた最初の車として2019年7月にリリースされたが、発売4ヵ月目にして販売台数は、前年同月比を下回る状況だ。
ボーナス商戦が期待できたはずの同年12月には、前年比18%減を記録してしまった。この不調の原因はどこにあるのかをひもといていきたい。
タントの抱える問題とは
理由はいくつか考えられるが、ひとつはセットオプションが多くどのグレードで何を装着すれば最適なのか、車に詳しくないユーザーにはわかりづらい。
そこで、2019年12月にセットオプションをあらかじめ装着した特別仕様車が投入され、販売現場で商談が行いやすいモデル体系が作り出された。価格も通常の装着より割安。グレードによっては価格据え置きという状況。
2点目の理由は、価格と装備のバランスだ。量販の「X」グレードは人気装備が備わっているものの、150万円に迫る価格に設定されていてエントリーモデルである、「L」グレードとの価格差が15万円に迫っている。
中間のちょうどいい価格帯に選択肢が存在しなかったことから電動スライドドアの省かれた「Xスペシャル」が2020年6月に加わった。
こうして標準車を中心にテコ入れが図られたがスクープ班はカスタム系の迫力不足も不振の理由ではないか?と考える。
▲メッキパーツも用意されるが、写真の状態にするためには約9万7000円の別途オプションを購入する必要があるタントカスタムに迫力を
スマートな印象を狙って世代交代を機にギラギラした雰囲気が払拭された現行タントカスタム。しかし、押し出しの強さと派手な外観こそタントカスタムの人気の秘訣だったはず。
メッキパーツがオプション化されて質素すぎるほど薄化粧となった新型のエクステリアは、自ら市場をけん引してきた役割を放棄したようなもの。
DNGAコンポーネントにコストを費やしたシワ寄せが、こうした「見える部分」でのコスト削減につながったことは否めないだろう。
そんなわけで、スクープ班が提案するタントカスタムの姿をCGで作ってみた。これくらい派手な印象が欲しいところ。質素に見えず、押し出し感を強調することで長年のタント所有者や、ターゲット層にも振り向いてもらえるのではないだろうか。
▲質素で物足りなさを覚えてしまう現行モデルの印象を覆して本来のテイストを取り戻すには、やはりメッキパーツが一番だろう。グリルやバンパーまわり、ドア下方に装着すれば華やかさが増すはず※2020年9月11日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年11月
■全長×全幅×全高:3395×1475×1755(mm)
■搭載エンジン:660cc 直3
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