ポルシェ 911

憧れるだけじゃもったいない! GENIC 西澤呈がポルシェ 911の性能を体験

男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバーで、アーティストJO3(ジョー)としても活躍する西澤呈さん。

「憧れの車はポルシェ 911」という西澤さんが、人生初911を体感すべく、千葉県木更津市にあるポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC)を訪ねました。

PECは計6つのドライビングモジュールがあり、全長2.1kmのハンドリングトラックやオフロードコースなどを完備。スポーツカーの911やSUVのカイエンまで、様々なモデルの性能を体感できます。

前・後編でお届けする、本企画の前編は、西澤さんはどうして911に憧れているのか、またPECとはどんな場所なのかを探ります。
 

REI

GENIC

西澤 呈

にしざわ じょう/2003年2月28日生まれ、神奈川県出身。男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー。 2025年11月5日にはグループ初となる日本武道館での単独公演を控える。アニメ『暗殺教室』再放送第3弾オープニング・テーマ「ENDER」が各配信サイトで好評配信中。さらに、12月24日には初のベストアルバム『CIRCLE -BEST of GENIC-』をリリース予定。ソロ名義“JOE”では、作詞・作曲・編曲を手がけた「誰も知らない君を見せて」がTikTokを中心に話題となり、総再生回数は1億回を突破。DJ/プロデューサー“JO3”としても活動の幅を広げ、国内最大級のダンスミュージックフェス「ULTRA JAPAN 2025」に出演するなど、ジャンルを越えた表現力で注目を集めている。
 

憧れたきっかけはたまたま見つけたイケオジ!?

―以前カーセンサー誌『私らしいクルマ』のインタビューで、「憧れの車のひとつにポルシェ 911」を挙げていましたが、そのきっかけはなんだったんですか?

西澤 小学3年生の頃、高速のサービスエリアですごくかっこいい車からイケオジが降りてきたんです。お父さんに「あのかっこいい車何?」って聞いたら、「ポルシェ 911だよ」って。よく見たらナンバーも911で、もうその瞬間に911って数字が僕の中に刷り込まれちゃいました。大人になってから値段を知って、「これ石油王じゃなきゃ買えない!」くらいに思ってました(笑)。
 

ポルシェ 911▲今回試乗するポルシェ 911 カレラGTS。3.6L水平対向エンジンとT-Hybridテクノロジーのバッテリーを搭載したハイブリッドモデル。価格は約23,800,000円

―今日はこれからその憧れの911に乗っていただきますが、911に乗るのは初めてですか?

西澤 乗るのも、間近で見るのも初めてです。おじいちゃんになったときに911が似合うような、そんなかっこいい年の取り方がしたいって思ってきたんです。なんていうか、年を重ねた先の人生の目標みたいな。若いうちに手が届くものだなんて考えたこともないので、信じられないような気持ちです。
 

ポルシェ 911

―そんな911の性能を存分に体験していただくために、今日はポルシェ・エクスペリエンスセンター、通称PECにやってきました! ここからはPECのドライビングインストラクターでレーシングドライバーの大谷飛雄さんに案内してもらいます。

大谷 どうぞよろしくお願いします。ここPECは、どなたでもポルシェの世界を体感することができる施設で、免許を持っていない方からドライビングスキルを磨きたい上級者まで、参加される方のご要望に合わせた体験プログラムを各種用意しています。

西澤 え! ポルシェオーナーじゃなくても体験できるんですね。
 

ポルシェ 911

大谷 中には、お子さまでも体験できるプログラムもありますから、ぜひポルシェを体験しに来ていただきたいと思います。

ではポルシェを味わうために作られたクローズドコースの中から、今日体験できる4つのコースをご紹介します。2.1kmのハンドリングトラックは、木更津の地形を生かし高低差30mほどあるコース。ドイツのニュルブルクリンクのカルーセルを真似したコーナーもあります。その中に、滑りやすい路面に散水してドリフトを体験していただけるドリフトサークル、やはりツルツルに磨き上げた路面でウエットモードを体験できるローリフレクションコース、ダイナミックエリアではフル加速とフルブレーキングを体験いただけます。

それからマカンやカイエン用にオフロードエリアもあるんですが、今回はスポーツカーなので使用できません。

どの体験をご希望ですか?

西澤 できること全部……でも大丈夫ですか?

大谷 もちろん大丈夫です。では乗っていただく車両を見に行きましょうか。

西澤 よろしくお願いします。楽しみ!
 

ポルシェ 911

大谷 こちらが本日体験していただく911 カレラGTSの最新型です。この施設の車両は、ブレーキもタイヤも特別なことは一切していません。つまり、買えば付いてくる性能を体験いただけます。

西澤 じゃあ買いたくなっちゃうんですね(笑)。子犬を抱っこしたら最後みたいなことになりそう!
 

ポルシェ 911

大谷 911 カレラ GTSの最新型はTハイブリッドという機構を搭載していて、3.6L水平対向エンジンにモーターを組み合わせたモデルになります。一般的にハイブリッドというと燃費性能というイメージがあるかと思いますが、Tハイブリッドはパワーのための機構です。

西澤 やば……。かっこいい! これは2人乗りですか?
 

ポルシェ 911

大谷 この車両は4人乗りなんですが、後席は無償オプション化されていまして、オーダーするときに2座にするか4座にするか選んでいただけます。

西澤 4人乗りならちょっとお得な気もするし、実際の生活で便利な気もしますね。2シーターにして軽量化してスピードを優先することもできるっていうのもスポーツカーならではでカッコいい。これ6気筒でしたっけ? このリアが特にたまんないですね。スピードが出るとリアスポイラーが生えてくるんですよね?
 

ポルシェ 911

大谷 めっちゃお詳しいですね! おっしゃるとおりです。

西澤 それからこのフロントのエアインテークのルーバーも、スピードが上がると動くんですよね! 呼吸してるみたいな、生きてるみたいでカッコいいですよね、本当に。
 

ポルシェ 911

大谷 ほんとに、よくご存じですね!

西澤 もう大好きなので(笑)。それに今日が楽しみでいっぱい勉強もしてきたんですよ! いやあ、こんな近くで見たら興奮しちゃって……乗ったらどうなっちゃうんだろう。
 

ポルシェ 911

大谷 車の詳しいことは実際に各モジュールを使って体験していただきながら説明をしていきたいと思います。

西澤 やった! 楽しみです!
 

ポルシェ 911

―憧れのモデルにテンションが爆上がりの西澤さん。このあとステアリングを握ると大興奮で感情が崩壊…。後編も乞うご期待!
 

文/竹井あきら、写真/柳田由人

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ポルシェ 911 カレラGTS(現行型)
竹井あきら

ライター

竹井あきら

自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。