ポルシェの性能に大興奮!? 車好きGENIC 西澤呈が憧れの911を初体験【後編】
2025/10/20

男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバーで、アーティストJO3(ジョー)としても活躍する西澤呈さん。
「憧れの車はポルシェ911」という西澤さんに、公道では味わいきれない911の魅力を初体験いただくために、ポルシェを体験するためのクローズドコースを持つポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC)を訪ねました。
前・後編でお届けしている本企画の後編ではいよいよ西澤さんが911 カレラGTSに乗り込み、PECでポルシェを初体験します!

GENIC
西澤 呈
にしざわ じょう/2003年2月28日生まれ、神奈川県出身。男女7人組ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー。
2025年11月5日にはグループ初となる日本武道館での単独公演を控える。アニメ『暗殺教室』再放送第3弾オープニング・テーマ「ENDER」が各配信サイトで好評配信中。さらに、12月24日には初のベストアルバム『CIRCLE -BEST of GENIC-』をリリース予定。ソロ名義“JOE”では、作詞・作曲・編曲を手がけた「誰も知らない君を見せて」がTikTokを中心に話題となり、総再生回数は1億回を突破。DJ/プロデューサー“JO3”としても活動の幅を広げ、国内最大級のダンスミュージックフェス「ULTRA JAPAN 2025」に出演するなど、ジャンルを越えた表現力で注目を集めている。
911の性能を満喫する試乗体験スタート!
―まずは助手席に乗っていただいて、インストラクターでレーシングドライバーの大谷飛雄さんの運転で、この外周路「ハンドリングトラック」のデモ走行を体験してきてください。
西澤 よろしくお願いします! いってきまーす。

―おかえりなさい、ニッコニコですね(笑)。デモ走行はいかがでしたか?
西澤 最高です! これ自分で運転したらどうなっちゃうのか怖いくらいですよ。

大谷 では運転席に乗っていただいて、ドライビングポジションを合わせましょう。ブレーキペダルに足を入れていただいて膝が90°くらい、ハンドルの9時15分に両手をそれぞれ軽く添えていただいて、肘の角度はちょうどボクシングのファイティングポーズみたいに肘が90°くらいになるところが理想的なので……こんな感じですね。
西澤 わあ、初911ドライブだ……どうですか、これで迎えに来たらカッコいいでしょう?
―カッコいいです!
大谷 じゃあスタートしましょうか。

西澤 あ、気づいちゃったんですけど、スピーカーはBOSEなんですか?
大谷 サウンドシステムは重低音が利いたBOSEと、より高音までの全域の響きが美しいBurmesterもオプションでお選びいただけます。
西澤 クラシックとかよく聴く人ならオプションもありってことですね。
大谷 そうですね。じゃあ行きましょう。Dレンジに入れていただくだけで大丈夫です。まずはスポーツプラスモードになっています。ステアリングのスイッチで、ノーマルやスポーツモードにも変えられるので、試してみてください。
西澤 じゃあノーマルにしてみます。……わ、静かになった。
大谷 そうですね、ノーマルですとエンジンの出力特性が変わって、スポーツエグゾーストサウンドがオフになったり、アイドリングストップするようになったりします。
西澤 車高が低いから運転怖いんじゃないかと思ってたんですけど、全然怖くないですね。
大谷 そうなんです、911初めて運転される方はみなさん「意外と運転しやすい」っておっしゃいます。ここからはアメリカのラグナ・セカサーキットの「コークスクリュー」と呼ばれるコーナーを再現していて、一気に下っていくカーブです。
西澤 僕ずっと安全運転ですけど(笑)、それでも楽しい。ブレーキも踏んだだけきちんと効いて安心感がすごい。しかも小回りが利きますよね。

大谷 おっしゃるとおり、「ポルシェのブレーキは宇宙一(©清水和夫)」と言われるくらいですし、コントロールがしやすいのも特徴です。じゃあここのストレートでもうちょっとアクセル踏んでみましょうか。
(ブオオオオン!)
西澤 うわー、気持ちいい! すごいな。
濡れた路面で初ドリフト走行!
―次はコンクリートの路面をツルツルに磨き上げて散水した「ドリフトサークル」で横滑り防止装置やトラクションコントロール(PSM)をオフしたときの挙動を体験、ドリフト走行にも挑戦します。まずは大谷インストラクターのデモから。スムーズな定常円旋回を披露した後、華麗なドリフトで停車位置に着き、さあドライバー交代です。

西澤 かっこいい! 男の夢が詰まってる!! 人生初ドリフト!
大谷 これができるように練習してみましょう。
西澤 ポルシェでこんな遊びができるなんて贅沢ですね。夢のようです。
大谷 では1速固定でゆっくりスピードを上げていって、ふかす!
(ブオン!)
西澤 あー(笑)!

大谷 ナイススピンです。滑り始めたタイミングでハンドルを反対に切る! 上手です、その調子ですよ。
西澤 ドリフトってタイミングなんですね……できた! 今年一番興奮してます!!
思わず絶叫!?911の加速とブレーキ性能に驚き
―こちらは「ダイナミックエリア」というセクションです。行きはフル加速、フルブレーキを体験し、ジグザグのスラローム走行で帰ってきます。まずは助手席でデモ走行を体験。
大谷 ではしっかり背もたれに体をつけて、ドアのグリップも握ってください。行きますよ……ドン!
西澤 うわああああ! マジかぁ(笑)!!
大谷 はいブレーキかけます、ドン。帰りのスラロームもちょっと見栄を張ったスピードで行きましょう。

西澤 うわあ、楽しい! さすがプロ。でも揺れないんですね。しかもすごくハンドルが切れるんですね。
大谷 安定感がありますよね。911はリアエンジン、後輪駆動で、よくハンドルが切れるように作られてるということに加えて、この車は後輪も操舵されるのでよりなめらかに曲がれるんです。
じゃあ乗り替わって、まずはノーマルモードから……はい、アクセルを思いっきり踏んでください!
西澤 おおお!
大谷 はいブレーキ思いっきり、もっと!
西澤 こんなに強く踏んでも安定してるんですね。すごい。
大谷 スラロームもスムーズに……慣れてくればハンドル持ち替えなくても行けると思いますよ。いい感じ。

西澤 いやあ、超高級な教習所みたいだ(笑)。最高ですね。
―2回目はスポーツモードを体験。そして3本目はより俊敏なスポーツプラスモードにしたうえで、20秒間のフルパワーを味わえるスポーツレスポンスモードもオン!
大谷 では20秒以内に、フル加速!
西澤 すごー(笑)! 踏み切れなかったです……。
大谷 そうなんです。

西澤 もう速すぎて、周りの景色がふわっとしました。
大谷 これがTハイブリッドの特別な装備になります。次はせっかくなので、次はローンチコントロールの体験もしてみましょう。レーシングカーのスタンディングスタートの状態ですね、停車状態から最も素早く発進、加速するためのシステムです。
西澤 そんなことができるんですか。

大谷 ではまず、普段はブレーキも右足だと思うんですが、左足でブレーキをしっかり踏んでいただいて、右足でアクセル全開、そうするとローンチコントロールが作動したという表示が出ます。
西澤 あ、ついた。
大谷 後は左足のブレーキを離すだけです。どうぞ!
西澤 う……ひゃはっは……すっごい!もう顔がちょっとひきつっちゃいましたよ(笑)。これやばいですね。でも、これだけしっかり加速できるのも例の「宇宙一のブレーキ」があってこそですね。それに本当に運転しやすい。
大谷 スポーツカーって運転しづらいと思っている方も多いんですけど、トータルバランスが優れていれば、じつは運転しやすいのがスポーツカーなんです。

ツルツルな路面でも911なら走れちゃう
―そして滑りやすい路面「ローフリクションハンドリングトラック」へ。まずはノーマルモード、そして滑り出す前からPSMが積極的に介入するウエットモードを比較体験していきます。
西澤 僕まだ時速30kmも出してないのに難しいですね。
大谷 もう少しスピード上げていってみましょうか。
西澤 おおっ、滑りますね。

大谷 これくらいじゃないと面白くないですから、リカバーもいい感じですよ。じゃあこの辺でウエットモードにしていきましょうか。
西澤 おお、すごく楽になりました! 先に大谷さんにデモ走行してもらったんですけど、カレラ GTSのウエットモードもすごいけど、先生もすごいってわかりました! 僕ずっと興奮して手をたたいてました。
大谷 ありがとうございます。もう1時間以上たちまして、これが最後のモジュールになります。
西澤 えー、ずっと乗ってたい! もしこの車を手に入れられたら大阪とか行きたいです。
大谷 ちょっと疲れたなって時は、アダプティブクルーズコントロールも付いてますから余裕ですよ。
西澤 この車、イケメンで性格よくて……。
大谷 ドラえもんでいえば出木杉君ですよ。
西澤 絶対勝てない……もうなぜか悔しいです(笑)。
90分のプログラムがあっと言う間に終了。西澤呈ポルシェを買う!?
―おかえりなさい!
西澤 もうめちゃめちゃ楽しかったです。今すぐ欲しいです!

―「911は年を重ねてから乗る車」っていうのは撤回ですか?
西澤 はい、そう思ってたのは、乗ったことがなかったからだって今日乗ってみてわかりました。撤回です、今すぐ乗りたいです(笑)! 今日乗って帰ってよければ、今から軽井沢に行って、素敵なヴィラの前で写真撮りまくって……。

―残念ながらカレラ GTSとはここでお別れですが(笑)、大谷さん、インストラクターとして西澤さんのドライビングはいかがでしたか?
大谷 運転がとても丁寧ですし、車のことが本当に大好きなんだなっていうのが伝わってくるドライビングでした。スラロームもスムーズでしたし、ちゃんとアクセル踏めるところではしっかり踏んでいたのもよかったですね。
西澤 それは先生の教えがあってなので。

大谷 いえいえ、500馬力オーバーのマシンのアクセルをしっかり開けるってなかなかできることじゃないですから。
西澤 僕は結構ビビりなんですけど、それでもアクセルが踏めたのは、やっぱりいいブレーキが付いてるっていう安心感があってこそです。

大谷 今回乗っていただいたGTSはスチールブレーキだったんですが、オプションでPCCBっていう……。
西澤 (食い気味に)170万円のオプションのやつですよね!
大谷 そうです、よくご存じですね(笑)、ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキっていう。それを付けるともっと激しい加減速にも対応できるようになります。
西澤 自分が買うときはそれにします!
▼検索条件
ポルシェ 911 カレラ GTS(992型)
ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。
【関連リンク】
この記事で紹介している物件
ポルシェ
911 カレラ GTS ワンオーナー フロントリフト GTSインテリアパッケージ LEDライト BOSEサウンド 純正ナビ 全方位カメラ ETC2.0 スポーツクロノ スポーツエグゾースト GTステアリング スマートキー
本体価格2196.5万円
支払総額2218.8万円
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