フォルクスワーゲン“デジタル化”の波がゴルフにも(試乗レポート)
カテゴリー: フォルクスワーゲンの試乗レポート
タグ: フォルクスワーゲン / ハッチバック / FF / ゴルフ / EDGEが効いている
2017/10/12

今なお、Cセグメントのベンチマーク
シートの隅にぎゅっと尻をねじこみ、握りやすい形状のステアリングに手を伸ばす。アクセルを軽く踏み込むと、まるで抵抗がないかのようにスッと走り出した。この瞬間に、ああゴルフだなと思う。
7代目のゴルフが登場から約4年を経てマイナーチェンジをした。外観のポイントは前後バンパーの形状変更などだがそれほど大きな変化はない。
VWがこのタイミングで推しているのが“デジタリゼーション”だ。メーターは12.3インチ大型液晶ディスプレイを採用。オプションの純正ナビ(Discover Pro)はモニターサイズを9.2インチに拡大しVW初のジェスチャーコントロール機能を搭載。メニュー画面の切り替えやラジオの選局などが行える。また専用のスマートフォンアプリと連携して目的地検索なども可能だが、正直に言えばあまり使いやすいものではない。この種のものはとにかく世に出してみて、あとで改善すればいいという欧米的合理主義の証左だと捉えれば、まあそういうものかなという気もするが。
当初から搭載していた安全装備も進化した。レーンキープ+ ACCをベースにした渋滞時支援システム「トラフィックアシスト」を装備するのはうれしいポイントだ。
今回はメカニズムについての変更点は発表されていないのだが、過不足ないパワー、スムーズな乗り心地など、より洗練度が高まったように感じる。4年が経過した今も走行性能に関しては、Cセグメントのベンチマークという存在であることは揺るがない。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:TSI Highline ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1394cc
■最高出力:140/4500-6000[ps/rpm]
■最大トルク:250/1500-3500[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:7DCT
■全長x全幅x全高:4265x1800x1480(mm) ■ホイールベース:2635mm
■車両価格:325.9万円
【関連リンク】
- フォルクスワーゲン ゴルフ(現行型)のカタログはこちら
- フォルクスワーゲン ゴルフ(現行型)の中古車はこちら
- ※今回のマイナーチェンジモデルに限定したリンクではありません。ご了承ください
あわせて読みたい
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
次期型トヨタ GRカローラが早くも動き出しか? 搭載エンジンを変更の可能性!
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説
~価格だけでは語れない、フェラーリの本質~ フェラーリは本当に高いのか?【カーセンサーEDGE 2025年10月号】
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
新車に近いミニクーパーが200万円台後半で買えるが、それって買いなの!? 中古車状況やオススメの狙い方を解説!
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ
【試乗】新型 ルノー キャプチャー|オススメは驚くほどきめ細やかな制御をするフルハイブリッドのE-TECH
トヨタ アクアのマイナーチェンジが近い? 最新の「トヨタマスク」に変身する人気の小型ハイブリッド
ホンダ シビックタイプR(FK8型)の中古車価格が過去最安に! 人気国産スポーツカー、今オススメの狙い方は?