ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWDはある意味でベストなV40だ
2015/06/17
▲まずは200台の特別限定車として設定されている。本革シートに、新しくなったセンサスと呼ばれるマルチメディアシステムのナビ&テレビ、安全装備のインテリセーフ10、これら全部こみこみで439万円。いまV40狙いの人、ぜひAWDもご検討を
AWDでも高燃費、ある意味ベストV40
4WD=燃費が悪い、という図式はもはや過去のものになろうとしている。
ボルボが昨年から導入している新世代パワートレイン「Drive-E」2L4気筒ターボ「T5」エンジンに初めて4WDを組み合わせたのが、このV40クロスカントリーT5 AWDだ。
従来の「T5」は直列5気筒エンジンで、独特の音や鼓動があったがこの新パワートレインは本当に静かだ。従来型比で32ps/50Nmも出力向上しながら、燃費は14.8㎞/L(JC08モード)と約19%も改善されている。先日、マツダのエンジニアに聞いた話だが、4WD=燃費が悪いという既成概念を打壊すべく、2WDを超える燃費性能をもった4WDの開発を進めているという。それはすべてのメーカーにとっての目標だろう。ボルボは新開発のアイシンAW製8速ATを組み合わせて、このエンジンを効率的に使っている。同じパワートレインを搭載する2WDのT5 R-DESIGNの燃費が15.1㎞/Lであることを鑑みれば、燃費面でのデメリットはほとんどない。
公式発表では足回りに変更点はないというが、乗り心地も良くなった。新パワートレインとのマッチングか、製造精度の向上によるものかは不明だが、いずれにせよ最近のモデルの年次改良はすごい。短いスパンで進化していく。
そして、もちろんボルボお得意の安全装備の10種盛り合わせ「インテリセーフ10」をはじめ、なんと歩行者エアバッグまでも標準装備する。V40譲りの適度なサイズ、クロカンらしいデザイン、効率的なパワートレインに4WDを組み合わせる。
街乗り派にもアウトドア派にもうれしい、ある意味ベストV40だと思う。
▲ベーシックモデルと比べ全長+30mm/最低地上高+10mmに、ルーフレールや専用パーツなども装着する
▲チャコール&ブロンドの本革シートやウッドパネルを用いたモダンスカンジナビアンテイスト
▲直噴や可変バルブタイミング機構に加え、アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムも採用した
【SPECIFICATIONS】
■グレード:T5 AWD ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1968cc
■最高出力:157/6000[ps/rpm]
■最大トルク:300/2700-5000[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:6AT
■全長×全幅×全高:4370×1800×1470(mm) ■ホイールベース:2645mm
■車両重量:1580kg
■車両本体価格:439万円(税込)
【関連リンク】
あわせて読みたい
光岡 M55とダッジ チャレンジャーは本当に似てるのか問題。アメ車好きにも刺さるのか、ガチ比較してみた!
X3が3代目なら200万円代前半で狙える? BMWの人気プレミアムSUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説
’73 シトロエン DS|独自のデザインと乗り心地、そのすべてに“哲学”がある【名車への道】
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
新型T-Rocが海外で発表されたけど初代なら100万円台で買える? 日本にぴったりのコンパクトSUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説!
素敵なフラッグシップワゴン、ボルボ V90が値下がりして200万円台から狙える! どんな買い方がオススメ?
【祝! 頭文字D30周年】 主人公・藤原拓海の愛機ハチロクことスプリンター トレノAE86の中古車状況は今どうなってる? モデル概要、狙い方も併せて解説
新型デリカミニが発表されたけど初代の中古車価格は? 三菱の遊べる軽SUV、オススメの狙い方を解説
先代BMW 1シリーズが120万円から狙えるが買っても大丈夫? 買うならどんな物件がオススメ?
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!









