ポストSUV筆頭に名乗りを上げた!ボルボ V90クロスカントリー(試乗レポート)
カテゴリー: ボルボの試乗レポート
タグ: ボルボ / クロスオーバーSUV / AT / 4WD / V90クロスカントリー / EDGEが効いている
2017/08/24

ステーションワゴンともSUVとも一線を画す最旬エステート
先発陣が試合を作る、とよくいわれるが、XC90やS90/V90など新プラットフォームSPA採用モデルが大車輪のボルボ。今月は大本命、本気でドイツ車をブッた斬らんかな的な、迫力満点の1台が登板してきた。V90クロスカントリーだ。
V90に準じるとはいえハイ・ライダー気味の外観はステーションワゴンともSUVとも一線を画す。V90比で地上最低高は+55mmの210mm、前後トレッドは+35mmと+25mmずつ拡大、そりゃカッコいいワケだ。リアハッチがスラントして荷室容量はV70より微減しているものの、この手のエステートは冷蔵庫やタンスを積むのでなく、サーフボードやスキー板相手に問題なければよい、そこを重々、心得たスタンスだ。
足回りは前がダブルウィッシュボーンで後がマルチリンク。ハブキャリアは専用設計でロアアームはXC90譲り、フロントのアッパーアームはS90/V90からで、リアはエアサスを選ばなければグラスファイバー素材のリーフスプリングとなる。低中速域からストローク感豊かで、セダン/エステートのコントロール性とSUVの重厚感の両取りという、しっとりした乗り心地だ。
パワーユニットはT5でトルクも滑らかさが十分だし、着座位置からの視点はめっぽう高く、ボルボ独自の運転支援システム「インテリセーフ」も最新世代。同じEセグ相当のAWD 各モデルを見渡しても、賢く見えるし、ちょっと今のところライバルがいない、ポストSUVの最右翼だ。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:V90 Cross Country T5 AWD Summum ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1968cc
■最高出力:254/5500[ps/rpm]
■最大トルク:350/1500-4800[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4940x1905x1545(mm) ■ホイールベース:2940mm
■車両価格:759万円
あわせて読みたい
【悲報】日産 GT-R(R35型)が生産終了……今こそ中古車状況をチェック&賢い狙い方を考察!
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
~価格だけでは語れない、フェラーリの本質~ フェラーリは本当に高いのか?【カーセンサーEDGE 2025年10月号】
えっ、現行型ジムニーが100万円台前半から買える? 流通台数も4000台を突破した中古車状況、オススメの選び方を解説!
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
ついに憧れのレクサス LXが買いやすくなってきた! 1年間で140万円近く下落した高級SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
こんなに素敵な北欧セダン ボルボ S60が総額200万円台から購入可能! どんな選び方がオススメ?
【車旅にはいいとこ取りのレイバック!?】釧路を走りながらスバル レヴォーグレイバック界隈について話してみた
レクサス RXの中古車平均総額が約80万円ダウン! 憧れの高級SUVの中古車状況や、オススメの狙い方を解説
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ