レクサスIS250C 【ちょい乗り試乗】
2009/05/28
枯れるにはまだ早い大人たちのためのオープンカー
レクサスISに4シーターオープンの250Cが新たに加わりました。久々となる国産オープンカーの新車種です。幌ではなく3分割式のアルミ製ルーフ。20秒で開閉します。そのルーフ開閉の模様は下の動画でご覧ください。
国産としては久々のオープンカー、ですがレクサスにはすでにSCがあります。あちらが4.3Lなのに対し、こちらは2.5Lとやや控えめ。それもあって、価格は495万円とSCより200万円以上も安く、BMW 335iより300万円以上も安いのです。
ちなみにサイズはBMW 335iより少し大きく、下記のようになっています。
IS250C:全長4635mm×全幅1795mm×全高1415mm
335i:全長4590mm×全幅1780mm×全高1385mm
乗ってみると、明らかにBMW 335iとはまるで方向性が違うということがわかります。また、SCとも異なります。335iほどスポーツカー的ではなく、とはいえSCよりはスポーティ。というか、クローズ時のドライバーズシートはISそのもの。試乗したのがまだおろしたてということもあり、段差を超えてもミシッともいわない強固なボディ剛性まで「ISらしい」と感じさせるものです。
素のIS自体、年を追うごとに硬めの乗り心地がしなやかになっています。とはいえそれはあくまでも、「トヨタ」イメージとは違う、芯のあるしなやかさ。ステアリングも素直で、ダルくもなくクイックすぎない。それがオープンカーでも(オープン時でも)まったく遜色なく味わえるのです。
レクサスブランドが登場してはや4年近くたち、そのあたりの「レクサス味」が、少しずつ折り重なってしみこんで、固められつつあるように感じられます。
SCの4.3Lや335iの3Lツインターボと比べてしまうと、非力さの否めない2.5L直6エンジン。しかし、オープンにした時の開放感や、その際にオーディオから聞こえてくる音楽を感じながら走っていると、この車のポジションというかキャラクターづけがよく理解できます。これ以上、突っ走ってどーすんのよ?と。
レクサスといえばおもてなし。その辺は徹底されていて、クローズ時の静粛性、ルーフの開閉に同調して自動的に切り替えられるオートエアコン、前席シートに付いているスイッチを押せば電動で(パタンと倒れるのではなく電気仕掛けで)シートバックが倒れて、かつ前方へスライドする「ワンタッチパワーウォークインシート」などが備わります。
IS Fがやんちゃな大人のスポーツセダンだとしたら、IS250Cはまだ枯れるには早いぜ的な大人のオープンカー。ビバリーヒルズ青春白書をリアルタイムで見て憧れていた人が、今これに乗ったら、ビバヒルのあの青空すら目に浮かぶことでしょう。
だからこそ、シートも赤×白や青×白といった、ハデめなカラーリングが用意されています。子育てが終わってからの車ではなく、子育て中から積極的に乗ってほしい一台です。
国産としては久々のオープンカー、ですがレクサスにはすでにSCがあります。あちらが4.3Lなのに対し、こちらは2.5Lとやや控えめ。それもあって、価格は495万円とSCより200万円以上も安く、BMW 335iより300万円以上も安いのです。
ちなみにサイズはBMW 335iより少し大きく、下記のようになっています。
IS250C:全長4635mm×全幅1795mm×全高1415mm
335i:全長4590mm×全幅1780mm×全高1385mm
乗ってみると、明らかにBMW 335iとはまるで方向性が違うということがわかります。また、SCとも異なります。335iほどスポーツカー的ではなく、とはいえSCよりはスポーティ。というか、クローズ時のドライバーズシートはISそのもの。試乗したのがまだおろしたてということもあり、段差を超えてもミシッともいわない強固なボディ剛性まで「ISらしい」と感じさせるものです。
素のIS自体、年を追うごとに硬めの乗り心地がしなやかになっています。とはいえそれはあくまでも、「トヨタ」イメージとは違う、芯のあるしなやかさ。ステアリングも素直で、ダルくもなくクイックすぎない。それがオープンカーでも(オープン時でも)まったく遜色なく味わえるのです。
レクサスブランドが登場してはや4年近くたち、そのあたりの「レクサス味」が、少しずつ折り重なってしみこんで、固められつつあるように感じられます。
SCの4.3Lや335iの3Lツインターボと比べてしまうと、非力さの否めない2.5L直6エンジン。しかし、オープンにした時の開放感や、その際にオーディオから聞こえてくる音楽を感じながら走っていると、この車のポジションというかキャラクターづけがよく理解できます。これ以上、突っ走ってどーすんのよ?と。
レクサスといえばおもてなし。その辺は徹底されていて、クローズ時の静粛性、ルーフの開閉に同調して自動的に切り替えられるオートエアコン、前席シートに付いているスイッチを押せば電動で(パタンと倒れるのではなく電気仕掛けで)シートバックが倒れて、かつ前方へスライドする「ワンタッチパワーウォークインシート」などが備わります。
IS Fがやんちゃな大人のスポーツセダンだとしたら、IS250Cはまだ枯れるには早いぜ的な大人のオープンカー。ビバリーヒルズ青春白書をリアルタイムで見て憧れていた人が、今これに乗ったら、ビバヒルのあの青空すら目に浮かぶことでしょう。
だからこそ、シートも赤×白や青×白といった、ハデめなカラーリングが用意されています。子育てが終わってからの車ではなく、子育て中から積極的に乗ってほしい一台です。
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