第166回 トヨタ カローラフィールダー(現行型) 【おいしい中古車】
2011/02/25
■やっと狙い目になってきた実用ワゴンの王様
現在の国産ステーションワゴンの状況は、セダン同様活気がある状態とは言えません。しかし、その中で健闘しているのが、レガシィツーリングワゴンとカローラフィールダーです。今回ご紹介するのは後者のカローラフィールダー。レガシィツーリングワゴンと並ぶ人気車ですが、ようやく狙いやすい価格になってきました。カローラフィールダーが登場したのは2006年の10月。その名のとおり、カローラをベースにしたステーションワゴンで、10代目となるセダンと同じタイミングでデビューしました。
エクステリアは、トヨタ車のデザインフィロソフィVIBRANT CLARITY(活き活き・明快)に基づき、コンパクトながら、伸びやかで躍動感あるスタイルを実現(左右)
開発テーマは「新しい尺度での車づくり」。コンパクトカーの既成概念にとらわれることなく、ユーザーのニーズを取り入れ、カローラの資質である確かな基本性能と上質感を深化させることを目標に開発されています。
その目的が具体的に表れているのが、レバーを引くだけでリアシートを倒すことのできるワンタッチ格納リアシート。これなどは、ユーザーが何を求めているかを追求したからこそ採用された装備でしょう。このような先進的かつ機能的な装備があるのも、カローラフィールダーの大きな魅力の一つです。
魅力といえば、やはり扱いやすさも大きなポイント。レガシィは旧型から3ナンバーボディとなりましたが、フィールダーは頑なに5ナンバーサイズをキープ。取り回しに優れるだけでなく、パッケージングにこだわって作られているので、5ナンバーサイズとは思えないほど広い車内空間を手に入れています。
特に2WDモデルのリアシートは足元がフラットなので、3人掛けの横並び状態でも、さほど苦に感じることはありません。パワーに関しても普通に走る分には必要十分で、エンジンは1.5Lと1.8Lの直4の2種類。ミッションはCVTのほか、1.5Lモデルにのみ5MTが設定されています。
インパネは2Lクラス並みの高級感(左) リアは大人3人でも問題なく座ることができる(中) リアシートはレバー操作のみで倒せるため、使い勝手も良い(右)
■人気車ながら、半額以下の中古車も続々登場!
さて、2006年の登場以来、実用的なステーションワゴンとして高い人気を誇ってきたカローラフィールダーですが、ここにきてようやくおいしいと呼べるような価格になってきました。例えば走行距離6万kmで、修復歴なしの1.5X。これが65.9万円で販売されているんです。当時の新車価格が159.6万円なので、余裕の半額以下。売れる車には理由があるといいますが、デキの良いステーションワゴンがこの価格なら、断然狙い目だと思います。
安く購入できる点はもちろんですが、5ナンバーサイズの実用的なステーションワゴンがあまりない現在、これさえあれば何でもこなせるという意味で、カローラフィールダーを選ぶのも、なかなか賢い選択といえるのではないでしょうか。
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第166回 トヨタ カローラフィールダー(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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