FRスポーツカーのスバル BRZがフルモデルチェンジ
2021/08/06
▲7月29日に発表された新型BRZ。トヨタと共同開発のFRスポーツカーだ誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー
新型BRZが7月29日に発表された。初代と同じく、新型も水平対向エンジンが搭載されたFRレイアウトのスポーツカーである。
設定グレードと税込み価格は以下のとおりである。
R 6速MT 308万円
R 6速AT 324.5万円
S 6速MT 326.7万円
S 6速AT 343.2万円
新型の開発にあたっては、トヨタ GR86とスバル BRZで車のベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせるために、異なる走りの味をもたせることに注力。
BRZでは、「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」が実現された。これは、両社が2019年9月に合意した新たな業務資本提携の中で掲げられている「もっといいクルマづくり」に取り組んだ結果で、新たなチャレンジだったという。
▲新型BRZは「もっといいクルマづくり」の理念に基づいてトヨタとスバルの共同開発によって生み出されたさらに磨きのかかった走りの愉しさ
新型BRZは、走りの愉しさを際立たせることに力が注がれた。エンジンには初代よりも排気量が大きい2.4L水平対向4気筒を起用。
吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクが向上した。滑らかに高回転まで吹け上がる、スポーツカーらしいフィーリングも織り込まれている。
ATモデルでは、SPORTモードの制御が進化。ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作が自動的に行われ、ダイレクト感のあるコーナリングを実現した。
▲235ps/250N・mを発揮する2.4L水平対向4気筒エンジン。燃料が筒内噴射とポート噴射に切り替わるトヨタの技術が織り込まれている骨格には、スバル・グローバル・プラットフォームの開発で得られたノウハウが採用され、インナーフレーム構造と、構造用接着剤の採用によってフロント横曲げ剛性が約60%、ねじり剛性は約50%も向上した。
ステアリング操作に対する応答性が高まり、軽快な動きと旋回時のトラクション性能アップを成し遂げている。
ルーフ、ボンネットフード、フロントフェンダーをアルミ製にすることで、エンジン拡大と安全性向上に伴う重量増を抑制。そして、前後左右重量の最適化と低重心化を実現して運動性能が高まった。
愉しい走りを予感させるデザイン
フロントマスクには、より低く、よりワイドに成形された六角形グリルが用いられて低重心をアピール。そのグリルから始まって後方へとつながる芯の通った造形が体幹の力強さを表現している。
絞り込まれたキャビンと、張り出したフェンダーの抑揚がスポーツカーらしい走りへの期待感を高める。
また、サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方のエアアウトレットなど、性能を最大限に引き出す空力アイテムも採用されている。
▲より低くワイドになった六角形グリルが低重心をアピール。張り出したフェンダーや空力特性を高めるサイドシルスポイラーが迫力をもたらす内装は、水平基調にデザインされたインパネと低く設置されたメーターバイザーで、広い視界を確保。
7インチのカラー液晶ディスプレイとLCD液晶が組み合わされたデジタルメーターは、必要な情報をわかりやすく表示し、あらゆる状況下で直感的に情報を把握できる。
前席には、高いホールド性とフィット感のあるスポーツシートが採用されている。
▲低く抑えられたインパネによって優れた前方視界を実現。メーターパネルは、表示を変えられる液晶タイプに進化した
▲高いホールド性を誇るスポーツシート。トランクスルー可能なリアシートも用意されていて乗車定員は4名進化した安全性能
ATモデルには、運転支援システムのアイサイトを新採用。衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールによって、安心で快適なドライブが楽しめる。
衝突安全性においては、高張力鋼板の採用拡大によるボディ強化、各種エアバッグなど乗員保護システムの強化を実現。
▲ATモデルに待望のアイサイトが標準装備されたことで、衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付きクルーズコントロールが備わった【関連リンク】
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