新型スバル WRX S4がデビュー。押し出し感の強いフォルムや排気量拡大でスポーティさをアップ
2021/12/03

力強いデザインと400cc拡大されたエンジン
スバルが11月25日にWRX S4の日本仕様を発表した。初年度の販売計画台数は月間500台。設定グレードと税込み価格は次のとおりである。
・GT-H 400.4万円
・GT-H EX 438.9万円
・STIスポーツR 438.9万円
・STIスポーツR EX 477.4万円
外観は、立体的で彫りの深い造形やワイド&ローを強調するバンパー、力強く張り出したフェンダーによって躍動感を表現。
具体的には、スバル共通のデザイン・フィロソフィーである「ダイナミック×ソリッド」を進化させた「ボールダー」が反映され、六角形グリルから始まるカタマリ感、いまにも走り出しそうな前傾軸、内側から張り出したフェンダーがパフォーマンスの高さを感じさせる。

リアでは、絞り込まれたキャビンと張り出したフェンダーの対比がスポーツカーらしいワイド&ローなフォルムを強調。さらに、レーシングカーをほうふつとさせるリアバンパーも高性能を視覚的に表現している。
ボディカラーではソーラーオレンジ・パール、サファイアブルー・パール、イグニッションレッド、セラミックホワイトの4つが新色としてラインナップされた。

排気量は、従来より400cc大きい2.4L直噴ターボエンジンを搭載。低速域から太いトルクを発生して力強い加速をもたらす。高回転域でもトルクの落ち込みが抑えられ、伸びやかに出力が発揮されて途切れない加速感を実現。

トランスミッションは、従来のスポーツ・リニアトロニックから、レシオカバレージの広いスバル・パフォーマンス・トランスミッションに進化した。加速性能が高められ、振動と騒音が抑えられて動的質感が向上。
また、新開発の変速制御によって、滑らかな加速とリニアなレスポンスが実現される。加えて、8速マニュアルモードも採用している。

アイサイトXやキャラクターを変えられるドライブモードセレクト新設定
STIスポーツR系に備わるドライブモードセレクトは、スポーツカーの走りから高級車のような乗り心地までスイッチひとつで切り替えられる。
エンジンとトランスミッションだけでなく、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度など、様々なデバイスが制御されて車のキャラクターが大きく変わる。

ボディ骨格には、スバル・グローバル・プラットフォームとフルインナーフレーム構造が用いられ、構造用接着剤の採用範囲も増やされてドライバーの意志に忠実なハンドリングと快適な乗り心地を実現。万一の事故時にも高い衝突安全性能が発揮される。
ボディ下部のサイドガーニッシュには、空気の流れを整えるヘキサゴン空力テクスチャーが施されている。表面の凹凸が空気の渦の発生を抑え、操縦安定性アップに貢献する。
内装は、気持ちを高ぶらせるコックピット、触り心地と操作感にまでこだわったディテールでスポーティさと先進感を併せもっている。
エンターテインメント機能、車両情報、エアコン、各種設定の操作画面が集約された11.6インチのセンターディスプレイはタブレット感覚で直感的に操作できる。

メーターパネルには、12.3インチのフル液晶タイプを設定。アイサイトXの情報も大きく表示され、運転中でも瞬時に必要な情報が確認できる。ブースト計の表示機能もある。
レカロとのコラボで開発されたレカロフロントシートは、STIスポーツR系にオプション設定。優れたホールド性、安全性、快適性が高い次元でバランスよく実現されており、表皮にはウルトラスエードが用いられている。

広角化された新型ステレオカメラ、性能が向上した画像認識ソフトと制御ソフトが織り込まれた新世代アイサイトは全車に標準装備。ブレーキアシスト性能が進化し、衝突回避をサポートする領域が広がった。
EX系に備わる高度運転支援システムのアイサイトXは、自動車専用道路での運転支援領域が従来よりも幅広く、安心&快適なドライブ体験をもたらす。

また、24時間365日コールセンターとつながるコネクティッドサービス「スバル STARLINK」も用意されている。
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