見る者をひきつける新型アウディ A8は、まだまだ進化し続けている
カテゴリー: アウディの試乗レポート
タグ: アウディ / A8 / EDGEが効いている
2018/04/27

その「先進感」の決め手は技術力と柔軟性
躍動的なクーペ風フォルムが、まずひきつける新型アウディA8。この姿は、今後のアウディ・デザインの方向性を示しているという。
インテリアも同様だが、あるいはこちらの方がインパクトは大きいかもしれない。
従来、ジョグダイヤルや多数のスイッチで操作していたMMI=マルチメディアインターフェイスが、すべてを2枚のタッチスクリーンに集約したMMIタッチ レスポンスへと置き換えられ、がぜんミニマルな意匠へと変身したのだから。
誰もがスマホを使う時代の、最も親しみやすい入力形態は、確かにコレ。変化はまさに英断だ。
これまでこだわってきたアルミニウムだけでなく、熱間成形スチールやマグネシウム、CFRPなどを適材適所で使うことで車体の一層の軽量化、高剛性化を達成したのも、これまた英断。
柔軟な発想が進化につながっている。
乗り味はとにかく静粛で、滑らかで、パワフル。とりわけビロードの上をなでるようなその乗り心地にはうっとりとさせられてしまった。
将来的に、自動駐車機能や、車外からの入出庫が可能なガレージパイロット、さらには渋滞時のレベル3自動運転機能などの搭載が見えているだけに、自分で買う可能性は”今のところ”低い。
しかしながら現ユーザーの方なら、このデザイン、操作感、走りだけでも乗り替える価値はあるだろう。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:55 TFSI (3.0) quattro(本国仕様) ■乗車定員:5名
■エンジン種類:V6DOHCターボ ■総排気量:2995cc
■最高出力:340/5000-6400[ps/rpm]
■最大トルク:500/1370-4500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:5172x1945x1473(mm) ■ホイールベース:2998mm
あわせて読みたい
初めてのポルシェ 911はコレを! モダンクラシックな「996型」と「997型」の魅力と現状と真実を専門店に聞いてきた
2157psの新開発V12クアッドターボエンジンを搭載! イタリアン・スーパーカーの聖地で誕生した新プロジェクトの行方は?【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
【試乗】新型 ポルシェ マカン|BEVでもエンジン車と変わらぬポルシェらしい自然なドライブフィールが味わえる!!
【試乗】新型 アウディ Q6 e-tron|快適な乗り心地と扱いやすさで幅広い層にアピールする最新BEV!
【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー オクタ|オフロードでもオンロードでも “究極のパフォーマンス”を発揮する635psのラリーベースモデル
【試乗】新型 メルセデスAMG GT63 S Eパフォーマンス 4ドアクーペ|AMG謹製V8エンジンを感じさせてくれるパフォーマンス志向のPHEVモデル
【試乗】新型 フィアット 600ハイブリッド|ドライバーをとりこにするハンドリング、これぞイタリアンコンパクト!
~スポーツカーの究極の系譜~ 911は 役付きか? カレラか?【カーセンサーEDGE 2025年8月号】
マセラティのCEOがフェラーリへの納車を“わざわざ”SNSにポストした意味とは?【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
【試乗】新型 ポルシェ タイカン ターボGT|ドライビングダイナミクスの質を一気に2段くらい上げてしまったトップモデル!