サーキットのウラカン ペルフォルマンテには、“神の手”が宿る?(試乗レポート)
カテゴリー: ランボルギーニの試乗レポート
タグ: ランボルギーニ / クーペ / 4WD / ウラカン / EDGEが効いている
2017/10/08
▲ニュルブルクリンク北コースで6分52秒01を記録した、ウラカンのハイパフォーマンスバージョン。軽量化やエンジンスペックの向上、シャシーや足回りの改良などが施され“ロードカー史上最速”にエアロダイナミクスをカラダで感じろ!
ブッタマゲタ。
サーキット試乗で高速コーナーを3速で攻めていく。なんと、誰かが巨大な手で、エンジンのあるあたりのイン側を真上からアウト側よりもより強く押さえつけている! “神の手”を感じた筆者は、力を得て、より一層、アグレッシブにアクセルペダルを踏み込んだ。
サーキットにおけるウラカン ペルフォルマンテ(その名も性能!)はベラボーに面白い。
パワーアップしたエンジンや、大幅な剛性アップを果たしたシャシー、アップデートされた電子制御系、そして得意のフォージド・コンポジット・カーボンによる徹底的な軽量化、など、その要因は枚挙にいとまがないけれども、オン・ザ・トラックでは新たな空力システムが最も効いていると思われる。
フロントスポイラーとリアウイングのなかに空気を取り込み、電動フラップで制御してダウンフォースを変化させるのだ。特にリアは左右独立で制御。冒頭のような“新感覚”を誰もが得ることになる。
まるでレーシングカーのように、左右リアランプの間から後方へと突き出た新デザインの専用エグゾーストシステムは、パイプの全長もかなり短く、ほとんど直管に近い仕様。スポーツもしくはコルサモードで走行中には、劇的なサウンドを響かせた。コレニハモウヤラレタ。
乗り心地はノーマルより明らかにハード。コンフォートシート仕様では多少マシながら、また、アヴェンタドールSVあたりよりは少しは柔らかいけれども、デート向きじゃ決してない。
▲エアロダイナミクスシステムのALA(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ)を採用。フロントスポイラーとリアウイングを状況に応じて可変させることで空力を最適化させる
▲V10エンジンは吸排気系の改良などにより、ベースモデルより最高出力が30psアップ。0→100km/h加速2.9秒、最高速325km/hとされた。ドライビングモードはストラーダ/スポーツ/コルサの3つから選択可能
▲カーボンとアルカンターラを用いたスポーティなインテリア。複雑な形状を可能とし生産性の高いカーボン、フォージド・コンポジットを内外装に使用。独特のマーブル模様が特徴【SPECIFICATIONS】
■グレード:HURACAN PERFORMANTE ■乗車定員:2名
■エンジン種類:V10DOHC ■総排気量:5204cc
■最高出力:640/8000[ps/rpm]
■最大トルク:600/6500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:7DCT
■全長x全幅x全高:4506x1924x1165(mm) ■ホイールベース:2620mm
■車両価格:3416.9904万円
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