ジャガー Sタイプ 3.0 スポーツ 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: ジャガーの試乗レポート
2009/07/10
※この記事はカーセンサー関東版1号(2001年1月4日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
モデル自体の熟成した走りに頼もしさと楽しさが加わった
↑若年ユーザーを獲得すべく生まれたジャガー Sタイプ(左)今回からボディサイドのプロテクションモールを外し、ボディラインを強調(右)
Sタイプに追加された3.0スポーツはハンドリングの向上を目指したスポーティモデル。
そのためスポーツサスペンションやCATS(コンピュータ・アクティブ・テクノロジー・サスペンション)、トラクションコントロール、DSC(スタビリティコントロール)などを標準採用。
タイヤも偏平率の低いサイズを履き、専用アルミホイールを装着する。見た目ではインテリアが特徴的だ。滑り止め防止加工の施された専用レザーシートや、チャコールカラーで統一した内装が特徴的だ。
全般的には静かで滑らかな加速感が感じられる“スポーティモデル”
↑“ SPORT”の専用リアエンブレムが付けられ、他モデルとの差別化を図っている(左)ステアリングやシフトノブにもインテリアカラーと同色のレザーを採用(右)
モデル名に“スポーツ”とつくと、ハードなドライブフィールを想像しがちだが、このモデルはスポーティと表現するのがふさわしい。CATSは走行中に車体が受けるGにより瞬時にダンパーのセッティングをソフト/ハードに切り換えるシステムだが、換わった違いをそのたびにドライバーに感じさせない。DSCやスポーツサスペンションと組み合わせることで、常に安定した走りをドライバーに与えてくれる。スポーツサスペンションも、Sタイプの基本セッティングであるしなやか系から、印象を極端に変えてはいない。3L V6エンジンはアップダウンの多いワインディング路では少々物足りなさを感じるが、全般的には静かで滑らかな加速感が感じられる。また、専用シートは質感も高くサポート性も十分なものだ。3.0スポーツは他のSタイプに比べ、足腰の安定感が強調された頼もしい走りと、スポーティな雰囲気を、ジャガーというプレミアムブランドで楽しめるモデルと言える。
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | Sタイプ 3.0V6スポーツ |
| 駆動方式 | FR |
| トランスミッション | 5AT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4880×1820×1445 |
| ホイールベース(mm) | 2910 |
| 車両重量(kg) | 1710 |
| 乗車定員(人) | 5 |
| エンジン種類 | V6DOHC |
| 総排気量(cc) | 2967 |
| 最高出力[ps/rpm] | 243ps/6800rpm |
| 最大トルク[kg-m/rpm] | 31kg-m/4500rpm |
| 10・15モード燃費(km/L) | 7.5 |
| ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/69 |
| 車両本体価格 | 685.0万円 |
飯田 裕子の責任採点
| コンセプト | 4点 | 取り回し | 3点 | 加速性能 | 3点 | ブレーキ性能 | 3点 |
| フィニッシュ | 3点 | 操作系の使い勝手 | 3点 | 乗り心地 | 4点 | 環境対策 | 3点 |
| 前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 2点 | 操縦安定性 | 4点 | 燃費 | 2点 |
| 後席居住性 | 4点 | パワー感 | 3点 | 高速安定性 | 4点 | ステータス | 4点 |
| 内装の質感 | 4点 | トルク感 | 3点 | しっかり感 | 3点 | コストパフォーマンス | 3点 |
| 得点合計 | 66/100 | ||||||
ジャガー Sタイプ 3.0 スポーツ 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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