美力を上げたモダンスポーツ JAGUAR F-TYPE CONVERTIBLE【Car as Art !】
カテゴリー: ジャガーの試乗レポート
タグ: ジャガー / コンバーチブル / Fタイプコンバーチブル / EDGEが効いている / c!
2020/11/21
▲【JAGUAR F-TYPE CONVERTIBLE|写真=岡村昌宏】名車Eタイプの後を継ぐ、ロングノーズ&ショートデッキの正統派FRスタイルが美しい。スポーツカー好きの心を揺さぶらずにはいられないその存在は、フェイスリフトにより最新のモードをまとうスポーツカー好きの心を揺さぶる、Eタイプの後を継ぐもの
かの名車Eタイプの後を継ぐもの。Fタイプと名乗るからには望むと望まざると、そういった形容がつきまとうことになる。
もちろん、2013年にデビューしたFタイプにはそう名乗る資格があった。比較的コンパクトにまとめられたロングノーズ&ショートデッキのFRスタイルや、豊富に揃うパワートレーンを生かしたシャシー設計など、スポーツカー好きの心を揺さぶらずにはいられない存在であったのだ。
そんなFタイプが初めての大掛かりなフェイスリフトを受けた。過去の改良はパワートレーンが中心でエクステリアはバンパーデザインの変更など最小限に留められていたが、今回は違う。見た目だけなら全く異なるスポーツカーが現れたかのようだ。
縦長から横長へ。ヘッドライト形状を変えるだけで、車の表情は劇的に変化するという良い見本である。併せてテールランプまわりもすっきりとした印象となり、いきなり最新モードとなった。
▲2020年のマイナーチェンジでフロントデザインを変更、ヘッドライトに加え、新デザインのクラムシェルボンネットやグロスブラックメッシュ仕上げのグリルが備わった
▲ブランド初のEVであるiペースから導入されたLEDシケイン・シグネチャーライトが備わっている2Lエンジンを積んだコンバーチブルのP300に試乗したが、マイチェンの第一印象は「素晴らしいGT」だった。
もちろん以前よりGTカーとしてのポテンシャルは高かった。けれどもマイナーチェンジで圧倒的に“流していて気持ちのよい”長距離ランナーになったと思う。否、もちろんワインディングロードでも持ち前のスポーツ性能を遺憾なく発揮して存分に楽しめたのだけれど、街中や首都高速などを流しているときのドライブフィールもまた極上レベルに近づいた。車線キープの安定感はもちろんのこと、ノーズを思いどおりの位置に向けることができる感覚や、ほどよく速い加速にGT性能の高さを再認識したというわけだ。
4気筒エンジンは必要十分な性能を有する。けれどもさすがに官能性という面では、6気筒以上のようにはいかない。力はあるけれども回転フィールに面白みがない。けれども軽い分、ノーズの動きにスムースさがある。燃費もそこそこいくので、日常的にスポーツカーを楽しみたい向きには最適な1台だろう。
Fタイプに乗るならば、V8グレードまでは要らないと思う。575psエンジンのRがあるといっても、それくらいの馬力は今やメルセデスのAMGサルーンでも発揮されるからだ。
要するに、ずっと上の領域で勝負をしたところで、結果は微妙だ。ならばいっそ、エンジン性能を気にすることなくスタイルを存分に味わうのも十分ありだろう。コンバーチブルともなればなおさらだ。
2Lエンジンを積んだモダンジャガー。今風のスポーツカーだ。
▲12.3インチのインタラクティブ・ドライバーズディスプレイが標準装備に。グローブボックスなどに、さりげなく「JAGUAR Est.1935」のロゴが入る
▲6way調整式のスポーティなシートを採用、シートヒーター&クーラー機能はオプションとなる
▲搭載されるエンジンは300psの2L 直4ターボ、380psの3L V6スーパーチャージャー、575psの5L V8スーパーチャージャーの3種類となる【試乗車 諸元・スペック表】
●Rダイナミック 2.0L P300
| 型式 | 3BA-J60XC | 最小回転半径 | 5.2m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FR | 全長×全幅×全高 | 4.47m×1.93m×1.31m |
| ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.62m |
| ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.6m/1.65m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 4WS | - | 車両重量 | 1670kg |
| シート列数 | 1 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 2名 | 車両総重量 | -kg |
| ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.1m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
フジホワイト、カルデラレッド |
||
| オプション色 |
フィレンツェレッドメタリック、サントリーニブラックメタリック、ブリティッシュレーシンググリーンM、ユーロンホワイトメタリック、ブルーファイアブルーメタリック、アイガーグレイメタリック、ポルトフィーノブルーメタリック、インダスシルバーメタリック、カルパチアングレープレミアムメタリック、シリコンシルバープレミアムメタリック、ベロシティブルーウルトラメタリック、リグリアンブラックウルトラメタリック、サンセットゴールドウルトラメタリック、デザイアレッドウルトラメタリック、ペトロリックスブルーウルトラメタリック、サンギネロオレンジウルトラメタリック、コンステレーションウルトラメタリック、トルマリンブラウンウルトラメタリック、イオニアシルバーウルトラメタリック、エーテルシルバーウルトラメタリック、フラックスグレイウルトラメタリック、アメジストグレーパープルウルトラM、アタカマオレンジウルトラメタリック、ソレントイエローウルトラメタリック、アイシーホワイトウルトラメタリック |
||
| 掲載コメント |
- |
||
| 型式 | 3BA-J60XC |
|---|---|
| 駆動方式 | FR |
| ドア数 | 2 |
| ミッション | 8AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | フジホワイト、カルデラレッド |
| オプション色 | フィレンツェレッドメタリック、サントリーニブラックメタリック、ブリティッシュレーシンググリーンM、ユーロンホワイトメタリック、ブルーファイアブルーメタリック、アイガーグレイメタリック、ポルトフィーノブルーメタリック、インダスシルバーメタリック、カルパチアングレープレミアムメタリック、シリコンシルバープレミアムメタリック、ベロシティブルーウルトラメタリック、リグリアンブラックウルトラメタリック、サンセットゴールドウルトラメタリック、デザイアレッドウルトラメタリック、ペトロリックスブルーウルトラメタリック、サンギネロオレンジウルトラメタリック、コンステレーションウルトラメタリック、トルマリンブラウンウルトラメタリック、イオニアシルバーウルトラメタリック、エーテルシルバーウルトラメタリック、フラックスグレイウルトラメタリック、アメジストグレーパープルウルトラM、アタカマオレンジウルトラメタリック、ソレントイエローウルトラメタリック、アイシーホワイトウルトラメタリック |
| シート列数 | 1 |
| 乗車定員 | 2名 |
| ミッション 位置 |
フロア |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.47m×1.93m×1.31m |
| ホイール ベース |
2.62m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.6m/1.65m |
| 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 車両重量 | 1670kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | -kg |
| 最低地上高 | 0.1m |
| 掲載用コメント | - |
| エンジン型式 | PT204 | 環境対策エンジン | - |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 63リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 総排気量 | 1995cc | 燃費(WLTCモード) |
10.7km/L
└市街地:7.9km/L └郊外:10.8km/L └高速:12.5km/L |
| 燃費基準達成 | - | ||
| 最高出力 | 300ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/2000 |
| エンジン型式 | PT204 |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 1995cc |
| 最高出力 | 300ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/2000 |
| 環境対策エンジン | - |
| 使用燃料 | ハイオク |
| 燃料タンク容量 | 63リットル |
| 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 10.7km/L
└市街地:7.9km/L └郊外: 10.8km/L └高速: 12.5km/L |
| 燃費基準達成 | - |
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