マツダ CX-7 【新型車】
カテゴリー: マツダの試乗レポート
タグ: SUV / クロスオーバーSUV
2007/03/15
軽快なフットワークと胸のすく加速をもつ新種のSUV

◆テスト車両:クルージングパッケージ(4WD)
■車両価格:366万円
■主要諸元
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:6AT
●全長4680×全幅1870×全高1645㎜
●ホイールベース:2750㎜
●車両重量:1740㎏
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:2260cc
●最高出力:175kW(238ps)/5000rpm
●最大トルク:350N・m(35.7㎏-m)/2500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:68L
●10・15モード燃費:8.8㎞/L
◆コンセプト
マツダDNAをSUVに展開。新発想のスポーツSUV

プレス向け発表会でも、都会の上空を悠然と回遊する鷹のイメージビデオが流された。まったく異論なしである。四角い、大きい、オフロード的、トラック風…。そんなSUVの既成概念を打ち破る、新発想をベースに誕生したのがこのCX-7だ。車名の“C”はクロスオーバーを、“X”はマツダスポーツのスピリットを、そして最後の“7”はマツダ車のクラスを表わす。国内の目標月販台数は380台と、驚くほど控えめだ。
フロントガラスがスポーツカー並みの傾斜角(65.6度)のスタイルは“RX-8+アテンザスポーツワゴン風”だ。新鮮味こそ薄いが、大きくハズしていない。全長×全幅×全高=4680×1870×1645㎜のボディサイズを感じさせないスマートなスタイルだ。
◆室内&荷室空間
シルバーのアクセントが利いたスポーティな室内

メーターリング、センターパネル&コンソール、ドアアームレストなど、随所にシルバーのアクセントがあしらわれた室内は、スポーティな外観とのイメージの整合性が取れている。つまり、クリーンでスポーティな空気感に演出されている印象だ。
自然な姿勢で乗り込める車内は、前後ともスペースの不満はない。前席はAピラーが寝ている割りに頭上の圧迫感はないし、見晴らしのいいアイポイントにより、視界も広い。ハザードランプスイッチのみ赤く目立たせたいが、メーターは見やすいし、空調関係のスイッチの操作性は良好だ。
ラゲージスペースは、通常の後席使用状態でも実用的なスペースを確保。9スピーカーのBOSEサウンドシステムはメリハリの利いた音質が車の性格にマッチしている。
◆ドライブフィール
エンジンフィーリングは軽快。高速走行も余裕でこなす

搭載するエンジンは、MPVなどにも搭載されている2.3Lの直4DOHC直噴ターボだ。6ATを介して、238ps/35.7㎏-mの性能を発揮する。
走りのフィーリングは非常に軽快なものだ。どんな場面でも不足のない加速が得られるし、エンジン回転を無駄なく使い切って走る…そんな印象だ。高回転でもエンジン騒音が耳につかないのがいい。
ハンドリングも爽快で、高速クルージングは安定性がある。また山道ではジワリとボディをロールさせながら、しっかりとタイヤを接地させている感触が伝わる。コーナーが複合するような場所での身のこなしもしなやかで、まるでスポーツセダンを走らせているような感覚である。ボディがしっかりしているのも気持ちいい。小回りも思いのほか利く。
◆こんな人にオススメ
(価格帯は違うがキャラクターとして)レンジローバースポーツのような極めすぎの感ありのSUVでなくていい。とはいえ、あまりに鈍い車では困る。そう考えるユーザーの狙いどころに、この車は合っていそうだ。スマートなスタイルは、ボディサイズへの心理的負担を軽減してくれるため、日常使いもこなせそうだ。
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(Tester/島崎七生人 Photo/尾形和美)



◆テスト車両:クルージングパッケージ(4WD)
■車両価格:366万円
■主要諸元
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:6AT
●全長4680×全幅1870×全高1645㎜
●ホイールベース:2750㎜
●車両重量:1740㎏
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHCターボ
●総排気量:2260cc
●最高出力:175kW(238ps)/5000rpm
●最大トルク:350N・m(35.7㎏-m)/2500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:68L
●10・15モード燃費:8.8㎞/L
◆コンセプト
マツダDNAをSUVに展開。新発想のスポーツSUV


プレス向け発表会でも、都会の上空を悠然と回遊する鷹のイメージビデオが流された。まったく異論なしである。四角い、大きい、オフロード的、トラック風…。そんなSUVの既成概念を打ち破る、新発想をベースに誕生したのがこのCX-7だ。車名の“C”はクロスオーバーを、“X”はマツダスポーツのスピリットを、そして最後の“7”はマツダ車のクラスを表わす。国内の目標月販台数は380台と、驚くほど控えめだ。
フロントガラスがスポーツカー並みの傾斜角(65.6度)のスタイルは“RX-8+アテンザスポーツワゴン風”だ。新鮮味こそ薄いが、大きくハズしていない。全長×全幅×全高=4680×1870×1645㎜のボディサイズを感じさせないスマートなスタイルだ。
◆室内&荷室空間
シルバーのアクセントが利いたスポーティな室内



メーターリング、センターパネル&コンソール、ドアアームレストなど、随所にシルバーのアクセントがあしらわれた室内は、スポーティな外観とのイメージの整合性が取れている。つまり、クリーンでスポーティな空気感に演出されている印象だ。
自然な姿勢で乗り込める車内は、前後ともスペースの不満はない。前席はAピラーが寝ている割りに頭上の圧迫感はないし、見晴らしのいいアイポイントにより、視界も広い。ハザードランプスイッチのみ赤く目立たせたいが、メーターは見やすいし、空調関係のスイッチの操作性は良好だ。
ラゲージスペースは、通常の後席使用状態でも実用的なスペースを確保。9スピーカーのBOSEサウンドシステムはメリハリの利いた音質が車の性格にマッチしている。
◆ドライブフィール
エンジンフィーリングは軽快。高速走行も余裕でこなす



搭載するエンジンは、MPVなどにも搭載されている2.3Lの直4DOHC直噴ターボだ。6ATを介して、238ps/35.7㎏-mの性能を発揮する。
走りのフィーリングは非常に軽快なものだ。どんな場面でも不足のない加速が得られるし、エンジン回転を無駄なく使い切って走る…そんな印象だ。高回転でもエンジン騒音が耳につかないのがいい。
ハンドリングも爽快で、高速クルージングは安定性がある。また山道ではジワリとボディをロールさせながら、しっかりとタイヤを接地させている感触が伝わる。コーナーが複合するような場所での身のこなしもしなやかで、まるでスポーツセダンを走らせているような感覚である。ボディがしっかりしているのも気持ちいい。小回りも思いのほか利く。
◆こんな人にオススメ
(価格帯は違うがキャラクターとして)レンジローバースポーツのような極めすぎの感ありのSUVでなくていい。とはいえ、あまりに鈍い車では困る。そう考えるユーザーの狙いどころに、この車は合っていそうだ。スマートなスタイルは、ボディサイズへの心理的負担を軽減してくれるため、日常使いもこなせそうだ。
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