スバル インプレッサ XV (松本英雄)【ニューモデル試乗】
カテゴリー: スバルの試乗レポート
2013/01/08

ファッショナブルな見た目に反し性能は本格派
スバルの真骨頂、車高のマジック
最新インプレッサXVはスバルの真骨頂といえるモデルである。何が真骨頂なのかと聞かれれば、それは車高のマジックということになる。車高を下げてカッコ良くしたモデルはよく見るが、車高を上げてもカッコ良くできるのはスバルならではだろう。
加えてこのXVは、とてもファッショナブルである。以前にビームスとのコラボでインプレッサやアウトバックをリリースしているが、そういったノウハウも生かされているようだ。
また、最低地上高を一般的なSUVレベルの200mmとしながらルーフレールなしなら立体駐車場に入れるのも、都市圏で使う人にとっては気持ち的に楽だ。
絶妙セッティングで安定性と乗り心地を両立
一般的に車は車高を上げると乗り心地が悪くなる。それを解消すべくサスペンションのストロークを大きくすると走行に不安定さが生じる。逆に不安定な要素を少なくさせるためにストロークを抑制すると突っ張ったような感じになる。
だがXVは程よい硬さで乗り心地を犠牲にしていない。路面からの突き上げもまるで欧州車のようにいなしてくれる。この乗り心地を実現するまでにスバルは相当苦労してきたことと思う。聞けばアウトバーンでもコロラドでも実証済みのセッティングとのこと。しかもカジュアルな見た目に反して、4WDは世界的に評価の高い本格派というのもオーナーシップをくすぐる点だ。
新世代の水平対向2LユニットはNAのみだが不足はない。高速から市街地まで300kmほど走ったが、燃費は約13km/L。実質燃費としたら優秀だ。この燃費はCVTとエンジンの制御のたまものである。
運転席からの見切りも良く女性でも首を亀のように突き出さなくてもストレスなくドライブできる。内装の質感も新生インプレッサからグッと良くなっている。シートはホールドが良く微振動を吸収してくれるので疲れが出にくい。
SPECIFICATIONS
グレード | 2.0i | 2.0i-L | 2.0i-L EyeSight |
駆動方式 | 4WD | ||
トランスミッション | CVT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4450×1780×1550(ルーフレール無し) | ||
ホイールベース(mm) | 2640 | ||
車両重量(kg) | 1380 | 1390 | |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 水平対向4DOHC | ||
総排気量(cc) | 1995 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 110(150)/6200 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 196(20.0)/4200 | ||
JC08モード燃費(km/L) | 15.8 | ||
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛レギュラーガソリン/60 | ||
車両本体価格(万円) | 219.45 | 236.25 | 246.75 |
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