スバル インプレッサ WRX-RA STi リミテッド 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: スバルの試乗レポート
2008/01/08
※この記事はカーセンサー関東版2号 2000年1月20日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■安定感とダイレクトなハンドリングを有した、快適かつ実践型の戦闘モデル


↑コンパクトセダンのインプレッサをスバルのモータースポーツを担当する子会社のSTIがチューンしたモデルがインプレッサSTiだ(左)ダブルウイングリアスポイラーは富士重工業の航空宇宙事業本部が設計を担当(右)
WRXタイプRA STiバージョンVIは競技のベース車として使われることを考慮し、MT車のみの設定で、STiチューニングエンジンやクロスミッション、ドライバーズコントロールセンターデフ4WD、クイックステアリングなど走りの装備にはこだわるが、快適装備は採用されていないモデルだ。リミテッドはそんな実践型戦闘モデルにフロントLSD を装着。オートエアコンやパワーウインドウ&集中ドアロック、リモコンドアミラーなどの快適装備を付け、99年WRCをイメージしたブルーのボディカラーに大型ダブルウイングリアスポイラーも選べる最強セダンを2000台限定で販売。今回のモデルはWRCのスバルファンにはたまらない仕様。ボディカラーがブルーならインテリアにもブルーを配し、フロントシートもスバル・ワールド・ラリー・チーム&STiロゴ入りのブルーが採用されているこだわりぶり。
■WRCマニアにはたまらない限定モデル


↑メーターやセンターパネルもブルー。チタン製シフトノブも選ぶことができる(左)色鮮やかなブルーを採用したフロンシートは体をしっかりサポートしてくれる(右)
フロントにもヘリカルLSDが採用され、安定感のあるダイレクトなハンドリングを実感することができる。ドライバーのステアリング操作により敏感に反応してくれるのだ。また、路面をしっかりと捕らえフロントの剛性感も確実に向上しているという印象を受ける。軽量が売りでもあるタイプRA。リミテッドは快適装備によって20kgの重量アップとなっているが、タイムを争わなければ心配無用。
あらゆる部分においての完成度の高さはすでに定評のあるインプレッサ。限定モデルならではのシリアルナンバーも印字され、今回の限定モデルもマニアにはたまらないモデルだろう。
主要諸元のグレード | WRX-RA STi リミテッド |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 5MT |
全長×全幅×全高(mm) | 4350×1690×1405 |
ホイールベース(mm) | 2520 |
車両重量(kg) | 1260 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 水平対向4DOHCターボ |
総排気量(cc) | 1994 |
最高出力[ps/rpm] | 280ps/6500rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 36.0kg-m/4000rpm |
10・15モード燃費(km/L) | 10.0 |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/60 |
車両本体価格 | 242.9~303.9万円 |
コンセプト | 5点 |
フィニッシュ | 5点 |
前席居住性 | 5点 |
後席居住性 | 5点 |
内装の質感 | 5点 |
取り回し | 5点 |
操作系の使い勝手 | 5点 |
ラゲージルーム | 5点 |
パワー感 | 5点 |
トルク感 | 5点 |
加速性能 | 5点 |
乗り心地 | 5点 |
操縦安定性 | 5点 |
高速安定性 | 5点 |
しっかり感 | 5点 |
ブレーキ性能 | 4点 |
環境対策 | 4点 |
燃費 | 3点 |
ステータス | 5点 |
コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 94/100 |
スバル インプレッサ WRX-RA STi リミテッド 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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