ダイハツ タントエクゼ【ニューモデル】
2010/03/03
PERFORMANCEPERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
大人4人が快適に移動できる空間
タントの名をもつがヒンジドアを採用するニューモデル。標準モデルのほかカスタムの設定、エンジン構成などもタントにほぼ準ずるが、子育てママをターゲットにしたタントとは空間の使い方に対する考えが大きく異なり、大人4人が快適に移動できるよう大型かつ高級に仕上げた専用の前後シートを採用する。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
軽快感、安定感とも本家の上を行く
試乗のメインはカスタムRS。本家タントの同等グレードより40kg軽いことやヒンジドアの採用により、スライドドアをもつタントよりも乗り味はしっかり、そして軽快感もある。また注目は振動の少なさ。これはボディだけでなくシートがかなり吸収してくれているようだ。この辺は軽のレベルを超えている。SPACE室内空間の広さや演出を解説
後席は快適を超えて、もはや極楽
4席グラマラスコンフォートシートとはよく言ったもの。シートのサイズ、特に肩回りまでしっかりとしたサポートはお金がかかっていることが感じられる。255mmもスライドするリアシートに座り、アームレストを下ろし、少しリクライニングさせればもはや快適を超えて極楽の域。前席も同様に快適です。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
ファーストカーもこなす実力
ターボ車ならば動力性能にも余裕があるのでファーストカーに十分なり得る実力。スライドドアでなくても自分で乗り降りができる中学生くらいの子供がいる家庭ならば、塾への送り迎えなどにも重宝する。もちろん本来のコンセプトである大人4人での移動は楽勝。シートアレンジも多彩で使い勝手も良い。SPECIFICATIONS
グレード | カスタムRS |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 3395×1475×1730 |
ホイールベース(mm) | 2490 |
車両重量(kg) | 920 |
乗車定員 | 4人 |
エンジン種類 | 直3DOHCターボ |
総排気量(cc) | 658 |
最高出力 | 47kW(64ps)/6000rpm |
最大トルク | 103N・m(10.5kg-m)/3000rpm |
車両本体価格 | 113万~169.1万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
総合評価13/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
デジタルオーディオプレイヤーとの接続も可能な専用のCD・AM/FMステレオをメーカーオプション設定。RSは6スピーカーが標準装備なので2万1000円で装着可能(その他のグレードは4万2000円)だ | SAFETY(安全性)2/ 5 |
VSC+TRCはSRSサイド&ABSはカスタムの全グレードに標準装備だが、エクゼ(標準車)の最廉価グレードLには3万1500円のメーカーオプション設定。価格訴求も確かに大事だが、全グレードへの標準装備を切に願いたい | ECO(環境性能)2/ 5 |
環境分野は得意のはずのダイハツだが、RS(ターボ車)の平成17年度基準排出ガス規制は50%で星3つ。平成22年度燃費基準も+5%と物足りなさが残る。NA車が優秀な分、もうひと頑張りに期待したい | MILEAGE(燃費)3/ 5 |
RSの10・15モード燃費は19.0km/L。一方NA車は21.5km/L車と昨今の燃費競争の中ではライバルのスズキに後れを取っている印象も受ける。走りが非常にいい分、さらなるレベルアップが望まれる | VALUE(バリュー)4/ 5 |
車としては新しい価値を提案するものなので評価するが、RSの車両価格157万円は普通車がライバルとして登場することもあり、なかなか手が出せない。装備は充実しているのだが… |
ダイハツ タントエクゼ【ニューモデル】 /試乗レポート
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