50年以上前の車や日本に1台の車!? アバンギャルドな名車が集ったフレンチブルーミーティング2018
2018/11/05
▲もともとは1987年にシトロエンの愛好家たちによって始まったフレンチブルーミーティング。毎年のように快晴に恵まれる。今年も紅葉と青空のコントラストが美しかった見た目だけでなく中身も斬新!? なフレンチの名車たち
毎年、紅葉のきれいなこの時期に開かれるフレンチブルーミーティング。今年も10月21日(日)にフランス車を愛する人々が、自慢の愛車で家族や友達と長野県・車山高原に集まった。
足元がおぼつかないくらい幼い子共が「カングー、カングー」と指を指しながら歩いているなど、世代も性別もまんべんなく、老若男女がカップルで、家族で、さらには同じ車種のファンクラブの仲間で集まって楽しんでいる。
青空の下、会場のあちらこちらではアウトドア用のイスやテーブルを広げ、持ってきたコーヒーを飲んだり食事するなど、ちょっとしたピクニック気分を楽しんでいた。
メインステージでのトークショーや、ジムカーナ大会、子共たちの写生大会などいくつもの催しが用意されていたが、やはり普段は見ることのできない名車を見られるのが、年に一度のフレンチブルーミーティングの楽しみのひとつ。まずは我々が見つけた「さすがフランス車!」な名車・珍車を見てみよう。
【シトロエン トラクシオン・アバン】1934~1957年まで生産された前輪駆動(フランス語でトラクシオン・アバン)車。エンジン・ミッション・前輪部分を一体化して、それを当時としては珍しいモノコックボディに取り付けるという画期的な方法で生産された。ちなみにオーナーは静岡県から自走で車山高原までやってきたそう
【シトロエン DS21カブリオレ】上記トラクシオン・アバンの後継がDSシリーズ。写真のカブリオレの他にセダンやワゴン、3列シートの8人乗りタイプなどバリエーションが多い。ハイドローリック・システムと呼ばれる独特の足回りをもち、その技術は2015年に生産が終了したC5まで進化を続けた
【ルノー 5(サンク)ターボ】1978年に発表されたルノーの小型車「5(サンク)」をベースに作られたラリーのホモロゲーションモデル(レースに参加するために必要な市販車)。ベースがFF車なのに対し、エンジンとミッションを180度回転させてミッドに搭載し、後輪を駆動させるMR車だ
【プジョー 205ターボ16】シューマッハを擁しフェラーリのF1黄金期を率いた総監督ジャン・トッド。写真は、彼がフェラーリの前に率いたプジョーのラリーチームで、着任後すぐに開発した4WD+ミッドエンジン車だ。中身は205とは別物で「205に似せて」作られたラリーのホモロゲーションモデルとなる
【ルノー エスパス】1984年、ヨーロッパ初のミニバンとして登場。生産はF1からスポーツカーまで手がけていたマトラ社で、同社がプジョーに提案して断られた案をルノーが引き受け、結果大ヒットを収めたといわれている。運転席&助手席が180度回転し、2列目と3列目シートは取り外しも可能だ
【タルボ マトラ ムレーナ】上記エスパスを生産したマトラ社が、エスパスよりも前の1973年に発売したスポーツカー。横に3人が並んで座るのだが、ベンチシートではなく、それぞれの単独シートが横一列に並んでいる。その後ろにエンジンが搭載されている、珍しいレイアウトのMR車だ
【アルピーヌ A310】今年新型車が出て話題となった往年の名車A110。その後継モデルとして1971年に発表された2+2クーペがこのA310だ。美しい曲線が印象的だったA110から一転、スクエアなデザインが特徴的。写真のV6 パックGTは、大きく張り出したオーバーフェンダーを備えている
【ルノー 7(シエテ)】1972年に発売されたルノーの名作ハッチバック「5(サンク)」の、セダンがこの車だ。スペインなどの工場で作られたためフランス語で5=サンクで呼ぶのに対し、スペイン語の「7=シエテ」で呼ばれている。日本には正規輸入されておらず、オーナーいわく「多分、日本で1台きり」だそう日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
50年以上前の車や日本に1台の車!? アバンギャルドな名車が集ったフレンチブルーミーティング2018/旬ネタ
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