第125回 M・ベンツ ビアノ(絶版) 【おいしい中古車】
2010/04/16
■プレミアム度満点のベンツのミニバン
「ミニバンが欲しい、でも周りと同じのはイヤだ」、そんなみなさんにオススメしたいのが、M・ベンツビアノです。簡単に言ってしまえば“ベンツのミニバン”なわけですが、そこいらのミニバンとは違って高級感バツグン。でも価格はとってもお買い得です。ビアノが登場したのは、2003年の10月。輸入ミニバンとしてはなかなかのヒットを飛ばしたVクラスの後継にあたります。しかし、名前からもわかるとおり、Vクラスとビアノはまったくの別物。商用車ベースのVクラスに対し、ビアノは乗用メインとして開発された車なんです。
↑パッと見普通の国産ミニバンかと思いきや、グリルの中央にはベンツのスリーポインテッドスターが鎮座。フロントからリアに流れるラインも大きな特徴(左右)
エンジンはE320と同じ3.2LのV6。VクラスにはVWのV6が搭載されていたので、ここも大きく異なる点です。また、駆動方式がFFからFRになっていて、ハンドリングは思いのほかいいんです。「ミニバンは走りがね…」と感じている方でも、十分満足できるでしょう。ちなみにミッションは5ATが搭載されています。車内はラグジュアリームード満点。さすが乗用メインで開発されただけはあります。ボックス型のボディも幸いして、居住空間はゆとりたっぷり。使い勝手においても、両側スライドドアを装備するなど、国産車にも負けていません。
さらに、特筆すべきはシートベルト。一般的なミニバンは、ボディ(ピラー)に取り付けられているのですが、ビアノはそれぞれのシートに直接付いているのです。ボディに付いている場合、シートを後ろに下げたりすると、フィット感が薄れるのですが、ビアノなら大丈夫。
後席でのシートベルト着用が義務付けられた今、これって実は大事なポイントです。意外と忘れられがちなんですが、シートベルトに違和感を感じてしまっては、せっかくの快適空間が台無しになってしまいますからね。
↑ミニバンといえど、やはりM・ベンツ。商用車的なニオイはまったくない(左) 3列目シートのクオリティはさすがの一言(中) シートアレンジは回転対座も(右)
■新車時価格の3分の1以下で買える!
さて、そんなビアノですが、国産の新車ミニバンを買うより安く売られています。例えば、走行6.9万kmで修なしの物件が129万円。もっと走行距離が少ない物件では、3.3万km(修なし)で167万円というのもあります。当時の新車価格は470万円。2L級のミニバンなら2台買えちゃう額です。そんな高級車がもうこの値段。人とは違ったものを求める方に、ぜひオススメしたいミニバンです。
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