第151回 ホンダ ライフ(現行型) 【おいしい中古車】
2010/10/29
■使い勝手にこだわり抜いた軽自動車
軽自動車の御三家といえば、スズキのワゴンR、ダイハツムーヴ、ホンダライフが挙げられます。しかし、ここに来て、ホンダライフにちょっと元気がありません。それが要因なのかどうかはわかりませんが、登場からまだ2年の現行型ライフが、かなり狙い目になっています。ライフが登場したのは2008年11月。ワゴンR、ムーヴより後のデビューにもかかわらず、販売台数はずいぶん水をあけられてしまっています。今年上半期(4~9月)の新車販売台数を比較してみると、ライフは3万2891台ですが、ムーヴはその約2倍、王者ワゴンRに至っては約3倍も販売しているのです。
↑エクステリアのコンセプトは「シンプル・スマート・モダン」。大きなガラスエリアやリアクォーターウインドウの採用などで、爽快感と視界の良さを実現(左右)
ではライフがダメなのかといえば、そんなことはありません。むしろ、最後発ということで、ライバル車を研究して対策できるため有利なのです。そんなライフのコンセプトは「デイリー・スマイル・テクノロジー」。生活の中で実感できる運転のしやすさと使い勝手の良さをトコトン追求して作られています。
その成果は至る所に表れていて、軽自動車としては初めてバックモニター付きオーディオを標準装備(Cを除く)しています。また、ピラーを細くしたり、後席のシートバック形状を工夫したりと、さまざまな努力を積み重ね、運転時の前方・後方の死角を大幅に軽減させています。
インテリアの快適性も大幅にアップし、リアシートはシートクッションの長さを55mm、シートバック高を50mm拡大。さらにクッションを25mm厚くするなど、ミドルセダンクラスと同等の座り心地を実現しています。
エンジンは軽量かつコンパクトな直列3気筒エンジンを採用し、NAのほかターボモデルもラインナップ。ミッションはすべて4ATとなっています。気になる燃費は、21.0km/L(10・15モード燃費)。出たばかりのフィットハイブリッドなどと比べれば劣りますが、不満に感じることはまずないでしょう。
↑インパネ回りは、視認性や操作性に優れたシンプルな設計(左) 快適性もアップしたリアシート(中) 後方視界が格段に良くなり死角も大幅に減少した(右)
■登場から2年で半額以下の中古車も!
さて、そんなライフなのですが、冒頭でもお話ししたとおり、最後発のモデルでありながら、かなり狙い目の価格になっています。例えば、修復歴こそありますが、走行0.5万kmで、バックモニターが付いた2009年式の660G。この中古車の価格がジャスト50万円です。ちなみに新車価格は103.5万円。つまり、もう半額以下なんです。修復歴を嫌がる方もいらっしゃると思いますが、大事なのは「どこを直したか」「そしてしっかり直っているか」であって、有無はあくまで目安でしかありません。
個人的には、シティユースなら修復歴の有無はあまり気になりません。だって安いんですからね。スポーツカーを買うなら別ですが、目的によって割り切って安く買うというのもありではないでしょうか。そういう意味では、修復歴ありのライフ、かなり狙い目だと思います!
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