いま見てもユニークなマイクロコンパクトカー【吉田由美の勝手にハピバ】#015トヨタ iQ
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / iQ / 吉田由美の勝手にハピバ / 吉田由美
2022/09/20

こんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!
カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。
この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
トヨタ iQ(初代)を勝手にハッピーバースデー!
今月お祝いするのは2008年11月に発売されたトヨタ iQ(初代)です。
▲全長2985mmの超小型ボディに4人が乗車できるパッケージを採用したコンパクトモデル。それらを実現するために、ギアボックスの上方配置によるエンジンルームのコンパクト化など工夫が施されている iQといえば、全長2985mmと3000mmを切るマイクロコンパクトカーですが、これは軽自動車より短い全長です。
なのに、全幅は1680mmでトヨタのアクアと同じくらいというユニークなサイズバランス。
なので、横から見ると軽より小さくて、前から見ると5人乗り? と思うぐらい横幅はしっかりあるという感じです。
そのせいか、どことなく高級感もあります!
▲助手席に座ってみると、コンパクトな全長だとよりわかります!そんなiQが最初にお披露目されたのは2007年のフランクフルトモーターショー。
ですが、私が初めてその姿を目にしたのはその年の東京モーターショー……だったと記憶しています(笑)。
その時はまだコンセプトモデルでしたが、ボディカラーが白でフロントのライトがくりぬかれたような佇まいは、まるで仮面をつけているかのよう。
そして、日本で量産車の発表会が行われたのは2008年の幕張メッセでした。
最近も幕張メッセで行われたトヨタの発表会が新型クラウン!
トヨタ車の中でも幕張メッセのような大きなホールで発表会が行われるモデルは、相当気合が入っていると思われます。
そういえば、クラウンを開発するトヨタ・ミッドサイズ・ビークルカンパニーのプレジデントの中嶋さんはiQの元チーフエンジニアでもありました。
今回の新型クラウンの発表会には会場には行けずオンラインで見ていましたが、クラウンの発表会なのになぜかiQを思い出したのは、もしかしたら偶然じゃないのかも(笑)。
iQに話を戻すと、そのユニークで個性的なスタイルは今でも色あせていません。
特に、「3人乗り+1」と割り切ったパッケージは今でも他の車にはないユニークなポイント。
▲後部座席にも座れます! とはいっても足元のスペースはかなり狭めサイズエクステリアのデザインも独特で、鼻がツンと突きでた小動物系のフロントマスクがかわいらしい!
フロントグリルは細めですが、このデザインがなにかの口のように見えるので、動物のように見えるのかも。

続いて、インテリアですが、こちらも個性的です。
ドアを開けるとボディカラーとコーディネートしたようにドアの内側やインパネ下部はブラウン。

シートはブラウンとアイボリーのツートーンで、素材もブラウン部分はレザー、座面や背もたれの中央部分はパンチングがデザインされたファブリックでおしゃれです。

さらに、特徴的な三角形のセンターコンソールデザインはマンタをイメージしたそうですが、個人的には宇宙人顔に見えます。

ちなみに、メーターの上の部分は和紙のような手触りになっていたりして、デザインだけでなく、素材にもこだわりを感じます!

発売当時、EVの展開も考えているのでは? なんてささやかれていましたが、そろそろあるのかな……? 知らんケド(笑)。いま、iQの進化系EVが登場したら面白そうだなと想像を膨らませてくれる車です。
自由な発想のデザインとパッケージングのiQは14年たっても競合車が少なく、いかに攻めたコンセプトだったかがわかりますね。
14歳ハッピーバースデー!
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トヨタ iQ(初代)×全国
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カーライフ・エッセイスト
吉田由美
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。様々な車を紹介するYouTube「吉田由美ちゃんねる」も好評配信中!
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