アウディ・ジャパンがコンパクト・ハッチバックおよびセダンのA3シリーズをフルモデルチェンジ
2021/07/30
▲4代目にあたる新型A3にはスポーツバックを名乗るハッチバックとセダンがラインナップされている新型A3はスポーティなデザインをはじめ全方位で進化
アウディ・ジャパンが、コンパクト・ハッチバックおよびセダンのA3シリーズを4月21日にフルモデルチェンジし、5月18日から全国124拠点の正規ディーラーで販売し始めた。
設定グレードと税込み価格は以下のとおり。
【スポーツバック】
・30 TFSI 310.0万円
・30 TFSI アドバンスド 346.0万円
・30 TFSI S-line 389.0万円
・40 TFSI クワトロ アドバンスド 440.0万円
・40 TFSI クワトロ S-line 483.0万円
・S3 642.0万円
【セダン】
・30 TFSI 329.0万円
・30 TFSI アドバンスド 365.0万円
・30 TFSI S-line 408.0万円
・40 TFSI クワトロ アドバンスド 459.0万円
・40 TFSI クワトロ S-line 502.0万円
・S3 661.0万円
4代目にあたる新型A3は、スポーティなデザイン、高効率化されたエンジンと洗練されたサスペンション、デジタル化が進化した操作系とディスプレイ、高機能になったインフォテイメント系を身につけて全方位で進化を遂げた。
フロントマスクでは、低くワイドなシングルフレームグリル、大型エアインテーク、エッジの立ったLEDヘッドライトが、ダイナミックなキャラクターを際立たせている。
ヘッドライトからリアコンビランプまでつながるショルダーラインに加え、往年のアウディ・クワトロを連想させるブリスターフェンダー、彫刻的な凹面形状のドアパネルがサイドビューを力強く演出している。
▲ワイド感を強調するシングルフレームグリル、ヘッドライトからリアコンビランプまでつながるショルダーラインが外観を特徴づけているリアバンパーには、フロントのエアインテークをモチーフにしたデザインが取り入れられている。また、セダンはトランクリッドの後端をスポイラー状に成形。
この他、アンダーカバーで覆われた床下やドアミラーの形状、ブレーキの冷却機能などが見直されて空気抵抗が低減しており、Cd値はスポーツバックが0.28、セダンが0.25。
▲リアバンパー左右にはフロントに備わるエアインテークと同じ形状がモチーフとして採用されているスポーツバックの全長は4345mm(先代比プラス20mm)、全幅は1815mm(同プラス30mm)。前席では、ヘッドルームが7mm&エルボールームが6mm、後席ではショルダールームが2mm&エルボールームが3mm広がった。
セダンの全長は4495mm(先代比プラス30mm)、全幅は1815mm(同プラス20mm)、全高は1425mm(同プラス20mm)。前席のヘッドルームは20mmも広がった。
プラットフォームにはMQBが使われ、高いボディ剛性と軽量化が実現されている。
▲ショルダールームが2mm、エルボールームが3mm広がったスポーツバックの後席内装は、センターコンソールがドライバー側に向けられたコックピット。前後方向のシンプルな操作で済む新形状のシフトスイッチを採用。
10.25インチの高解像度液晶メーターパネルには、メーター類や地図などが統合されたバーチャル・コックピットがオプション設定され、インフォテイメント系には10.1インチのタッチスクリーン式ナビが採用されている。
▲ドライバー側に向けられたコックピットとシーソースイッチ式のシフトセレクターが目を引くインテリアS-lineのシート表皮のクロス部分には、リサイクルされたペットボトルを原料にした素材が用いられている。1台分のシートあたり、1.5L容量のボトルに換算して最大45本分がリサイクル材として使われている。また、フロアカーペットなどにも62本分がリサイクル利用されている。
インテリアだけでなく、断熱材、ラゲージスペースのサイドパネルやマッドなどにもリサイクル材を採用。
▲S-lineのシート表皮のクロス部分には、リサイクルペットボトルから作られた素材が起用されている30 TFSIには、100ps/200N・mの1L-TFSIエンジンを搭載。国内導入のプレミアム・コンパクトカーで、初めてベルト駆動式オルタネータースターターと48Vリチウムイオン電池採用のマイルドハイブリッドに仕立てられ、低燃費化とモーターアシストによる走行性能改善が図られた。
40 TFSIには、190ps/320N・mの2L-TFSIエンジンとクワトロ(四輪駆動システム)が搭載されている。
トランスミッションは、どちらも7速Sトロニック。サスペンションは前輪がストラット式、後輪は30 TFSIがトーションビーム式、40 TFSIがウィッシュボーン式だ。
安全面では、従来のアダプティブ・クルーズコントロールとアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストが統合されたアダプティブ・クルーズアシストをオプション設定。前走車の追従に加えて、車線からのはみ出しを修正する車線維持機能も含まれていて、ドライバーの疲労軽減に一役買う。
S3には310psの高性能エンジンとローダウン・サスペンション
スポーティなS3では、アウディ・クワトロをほうふつとさせるスリットがフロントノーズ先端に配されている。加えて、ハニカム模様のシングルフレームグリルと、大型エアインテーク付きフロントバンパー、専用リアディフューザー、左右4本出しエグゾーストが装備されて精悍な印象が引き出されている。
内装には、ブラック基調のスポーツシートと12.3インチのバーチャル・コックピットプラスを標準装備。
▲S3ではフロントグリル上方に往年のアウディ・クワトロにヒントを得た3分割のスリットが設けられている最大過給圧1.8barのターボチャージャーが備わる2L-TFSIエンジンは、310ps/400N・mを発揮。7速Sトロニックと電子制御式油圧多板クラッチ採用のクワトロが組み合わされている。
サスペンションは、前輪がストラット式、後輪がウィッシュボーン式で、標準モデルより15mm低く設定。オプションで、電子制御式ダンピング・コントロール・サスペンションを選ぶこともできる。
▲310ps/400N・mの高スペックを誇るS3の2L-TFSIエンジン。7速Sトロニックと電子制御式油圧多板クラッチのクワトロが組み合わされる【関連リンク】
あわせて読みたい
【今が狙い目!】昨年2024年登場のメルセデス・ベンツ Eクラス(6代目)の中古車平均価格が1年間で約70万円ダウン!オススメの買い方・選び方を紹介
光岡 M55とダッジ チャレンジャーは本当に似てるのか問題。アメ車好きにも刺さるのか、ガチ比較してみた!
’73 シトロエン DS|独自のデザインと乗り心地、そのすべてに“哲学”がある【名車への道】
トヨタ アクアが、プリウス顔に大胆イメチェン! でもマイルドな見た目がお好きなら、前期型もいいんじゃない? 中古車相場をチェック!
【祝! 頭文字D30周年】 主人公・藤原拓海の愛機ハチロクことスプリンター トレノAE86の中古車状況は今どうなってる? モデル概要、狙い方も併せて解説
【悲報】レクサス ISが“ほぼ”生産終了。絶望したあなたに贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選
先代BMW 1シリーズが120万円から狙えるが買っても大丈夫? 買うならどんな物件がオススメ?
BMWのMとは違う“絶妙”な味を堪能できるオススメの「BMWアルピナ」モデル5選【2025年最新版】
次期型トヨタ GRカローラが早くも動き出しか? 搭載エンジンを変更の可能性!
Cクラスはもはや大きすぎる……ならお得に買えるCLAクラスかAクラスセダンはどう? モデル比較、オススメの狙い方を解説









