【Car as Art !】メルセデス・ベンツ GLE 450 4MATIC Sports
カテゴリー: メルセデス・ベンツの試乗レポート
タグ: メルセデス・ベンツ / GLE / EDGEが効いている / c!
2020/08/26
▲【Mercedes-Benz GLE 450 4MATIC Sports|写真=薄井一議】長いホイールベースに対して短いオーバーハング、ボディ幅いっぱいに張り出した大径ホイールがタフなスタイルを演出する。GLE 450 4MATIC スポーツは、ダイヤモンドグリルとシングルルーバーを採用し、バンパーの左右に配置した2本フィンで、スポーティさを強調した仕立てだ。プレミアムSUVの先駆的存在
GLEが7人乗り3列シートで新たに登場
GLEはいわゆるプレミアムSUVの先駆的存在である。1998年にMクラスとして登場し、2015年にGLEへとモデル名を変更。この新型で4世代目となる。
国内仕様のラインナップは3種類。GLE初の4気筒ディーゼルエンジンを搭載した「300d 4MATIC」、直列6気筒ディーゼル搭載の「400d 4MATIC スポーツ」、そして今回試乗した最上級グレードが直列6気筒ガソリンエンジンと48V電気システム、そしてISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を搭載した「450 4MATIC スポーツ」だ。
新型のハイライトは3列シートを採用した7人乗り仕様になったこと。本国では5人乗り仕様もあるようだが、日本では7人乗りが標準となる。
いま世界的に7人乗りSUVの需要が高まっているようで、メルセデスはコンパクトなGLB、ミッドサイズのGLE、そしてラージサイズのGLSと、3列シートSUVのラインナップを拡充している。
そんな3列シートSUVの中核であるGLE。そのインテリアは、12.3インチの液晶メーターと12.3インチのセンターディスプレイが一連のものとして配置された最新のもの。「ハイ、メルセデス」でお馴染みの対話型インフォテイメントシステムMBUXを搭載する。
そして、先代比でホイールベースを80mm延長したことで、居住性を改善し3列仕様を実現している。2列目シートは世界初という6ウェイのパワーシートで、背面の角度調整はもちろん、約100mmの前後スライドも可能としている。
3列目に乗り込む際に2列目のシートバックを前方に倒すのも電動式になっている。がっしりとした作りで重いシートゆえ、女性や子供でも操作しやすい配慮だ。
3列目シートは2列目シートと融通しあえば、約180cmの大人でも普通に座れる広さが確保されている。
▲GLEのボディサイズは全長4940mm、全幅2020mm、全高1780mm。450 4MATIC スポーツは、AMGスタイリングパッケージを装備してスポーティさを強調する
▲フェンダーアーチをボディ同色として、そこに20インチのAMG 5ツインスポークアルミホイールを装着。オンロード、オフロードともに似合うタフで上質なスタイルISGがもたらすSUVの新たなドライビングフィール
Sクラス譲りの3 L直6ガソリン+ISGのスムーズさは、GLEでももちろん健在だ
わずか1600回転から500N・mものトルクを発揮するだけあって、力強く加速しそのまま直6らしく高回転域まで軽く吹け上がる。
このエンジンに組み合わせるトランスミッションは9速ATで、450 4MATIC スポーツには電子制御多板クラッチ式で前後100~0%から0~100%の範囲でトルク配分を行う新開発の4MATICを搭載。
このパワートレインが出色の出来といえる。
足回りはエアサスペンションを標準装備しており、コンフォートモードからスポーツモードへ切り替えても過度に固くなることはなく、ハーシュネスもうまく抑えられている。
また、このエアサス仕様は荷物の積み降ろしをする際にラゲージルームにあるスイッチで車高を約40mm下げることも可能だ。
ハンドリングも大柄なSUVだけにアジリティを強調したものではない。だが、かといってダルな印象もない。メルセデスらしく素直に正確に操舵に対して反応する。
安全運転支援システムもSクラス譲りの充実ぶり。全方位での正常進化を遂げている。
▲室内空間で特徴的なのが、2つの12.3インチのワイドディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したインパネ。そして自然対話式音声認識機能を採用した最新のMBUXを搭載する
▲450 4MATIC スポーツの前席/後席はナッパレザーと本革を組み合わせたシートを採用。厚みのあるシートが長距離ドライブの負担を軽減。写真ブラック/ホワイトの他、ブラックも設定する
▲使わないときはラゲージフロアに収納できる2人掛け3列目シートを装備する。50:50の可倒式なので、片側のみの使用も可能としている
▲450 4MATIC スポーツには、直6ターボとISGを組み合わせた新世代エンジンを採用。ISGと48V電気システムによる回生機能やブースト機能によって高効率な燃費性能とスムーズな加速性能を両立している【試乗車 諸元・スペック表】
●GLE 450 4MATIC スポーツ(ISG搭載モデル)
| 型式 | 5AA-167159 | 最小回転半径 | 5.6m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.94m×2.02m×1.78m |
| ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.995m |
| ミッション | 9AT | 前トレッド/後トレッド | 1.68m/1.73m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 4WS | - | 車両重量 | 2370kg |
| シート列数 | 3 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 7名 | 車両総重量 | -kg |
| ミッション位置 | コラム | 最低地上高 | 0.2m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
ポーラーホワイト |
||
| オプション色 |
オブシディアンブラック、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー、ダイヤモンドホワイト、ヒヤシンスレッド |
||
| 掲載コメント |
- |
||
| 型式 | 5AA-167159 |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| ドア数 | 5 |
| ミッション | 9AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | ポーラーホワイト |
| オプション色 | オブシディアンブラック、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー、ダイヤモンドホワイト、ヒヤシンスレッド |
| シート列数 | 3 |
| 乗車定員 | 7名 |
| ミッション 位置 |
コラム |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 5.6m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.94m×2.02m×1.78m |
| ホイール ベース |
2.995m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.68m/1.73m |
| 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 車両重量 | 2370kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | -kg |
| 最低地上高 | 0.2m |
| 掲載用コメント | - |
| エンジン型式 | 256 | 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆ |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列6気筒DOHC | 使用燃料 | ハイオク |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 85リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 総排気量 | 2996cc | 燃費(WLTCモード) | 10.3km/L └市街地:7.3km/L └郊外:10.8km/L └高速:12.1km/L |
| 燃費基準達成 | - | ||
| 最高出力 | 367ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
500(51)/4500 |
| エンジン型式 | 256 |
|---|---|
| 種類 | 直列6気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 2996cc |
| 最高出力 | 367ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
500(51)/4500 |
| 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆ |
| 使用燃料 | ハイオク |
| 燃料タンク容量 | 85リットル |
| 燃費(JC08モード) | -km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 10.3km/L |
| 燃費基準達成 | - |
【関連リンク】
あわせて読みたい
Eクラスが5代目なら200万円台で狙える? ベンツのプレミアムセダン、中古車状況やオススメの狙い方を解説
“日本の誇り” 日産 R35 GT-Rは果たしてスーパーカーなのか?【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
’07 フェラーリ F430|空力とヘリテージが息づくV8ミッドシップ【名車への道】
【今が狙い目!】昨年2024年登場のメルセデス・ベンツ Eクラス(6代目)の中古車平均価格が1年間で約70万円ダウン!オススメの買い方・選び方を紹介
おトク感重視ならあえて輸入車狙いもアリ? 中古車ならではの値落ち率に注目せよ!【中古車購入実態調査】
若い世代は人と同じ車はNG? 周りとちょっと違う個性的な1台を中古車で【中古車購入実態調査】
’73 シトロエン DS|独自のデザインと乗り心地、そのすべてに“哲学”がある【名車への道】
「もはや家!」200台限定の新型Gクラスが3500万円超えに絶望したあなたに贈る「1/3で買えるこの車、代わりにどうですか」5選
フェラーリの維持費ってどれくらいかかるの? そんなリアルな疑問、専門店に聞いてきた!
~300万では選べない、1000万では高すぎる~ 600万円で探せる一度は乗っておくべきクルマ【カーセンサーEDGE 2025年11月号】









