【試乗】新型メルセデス・ベンツ GLA|コンパクトSUVの2代目はよりスタイリッシュに、より高機能に進化
カテゴリー: メルセデス・ベンツの試乗レポート
タグ: メルセデス・ベンツ / GLAクラス / EDGEが効いている / c!
2020/09/30
▲手頃なボディサイズとスタイリッシュなフォルムから人気を集めたメルセデスのコンパクトSUVがフルモデルチェンジ。2代目となった新型GLAは、使い勝手のよさはそのままに、メルセデスの先進装備を搭載してきたコンパクトなボディに先進機能を詰め込んだ都市型SUV
メルセデスのSUVラインナップにおける最小モデルがGLAだ。2014年に初代が登場し、このたび2代目へとフルモデルチェンジした。
先代同様にAクラスとプラットフォーム(MFA2)を共有するが、先代はAクラスをベースに車高を高くしたクロスオーバーモデルのようなスタイリングだったのに対して、新型はAクラスとはまったく別物のデザインになった。
前後のオーバーハングを切りつめ、リアにむかってなだらかに下降していくルーフラインなどは、最近流行のSUVクーペにも見える。
ボディサイズは、全長4415mm、全幅1835mm、全高1620mmと都市部で使うにはほどよいサイズ。ホイールベースを先代比で30mm延伸し、後席スペースを拡大することにあてている。
2列目シートは140mmの前後スライドが可能で、バックレストの角度は7段階で調整が可能。2段床になったラゲージスペースや足をバンパー下部に差し込むことでテールゲートを開閉できるEASY-PACK自動開閉式テールゲートを標準採用するなど使い勝手もよい。
インテリアは、10.2インチモニターを2つ組み合わせた大型液晶パネルを中心に構成する最新のメルセデスデザインにのっとったたもの。
「ハイ、メルセデス」と話しかければ起動するAIを活用したインフォテインメントシステム「MBUX」や、Qi規格に対応したスマートフォンのワイヤレスチャージングも標準装備する。
▲ボディサイズは全長4415mm、全幅1835mm、全高1620mm。全長、全幅は先代と大きく変わらないが、全高が100mm以上アップ。一般的な立体駐車場には収まらないサイズとなった
▲ホイールベースは2730mm。最新のメルセデスデザインにのっとって、テールライトは細く、スタイリッシュさに磨きをかけている。一方で、フロントからリアにかけてボディまわりにプロテクターを装備してSUVらしさを強調する
▲新型GLAにラインナップされるエンジンは1種類。2リッター直4ディーゼルターボは最高出力150ps、最大トルク320N・mを発生。これに前後トルク配分比を変化させることが可能な四輪駆動システム、4MATICを組み合わせるトルクフルなディーゼルとフルタイム4WDの組み合わせ
日本仕様のGLAに設定されたパワートレインはいまのところ、最高出力150ps、最大トルは320N・mを発揮する2L 4気筒ターボディーゼルに8速DCT、フルタイム4WDを組み合わせた「GLA 200d 4MATIC」のみ。
また、オプションのAMGラインを装着すれば、タイヤサイズが標準の18インチから19インチへとアップする。
車内に乗り込んでしまえば、ディーゼルと気づかないほど静かだ。
このメルセデスではお馴染みの「OM654q」ユニットは1400回転から最大トルクを発揮するため、1710kgと大きく重くなった新型のボディを力強く加速させる。ハッチバックのAクラスと比べて乗り心地も良好だ。
これはオフロード走行に対応するためのボディ補強と、リアサスがマルチリンク化されていることが効いている。
着座位置が先代比で97mm高くなっていて取り回し性もいい。
大柄のSUVにありがちちなグラッとロールすることはなく、重心高もほどよいバランスでコーナリングも気持ちのいいものだ。
電子制御式多板クラッチを備えたフルタイム4WD「4MATIC」は、エコやスポーツなどドライブモードに応じて前後トルク配分比を可変する。
さらにオフロードモードを標準装備しており、Aクラスベースとは思えないほど高い悪路走破性を備えている。
運転支援機能も最新で、自動再発進機能付きのACCや自動で車線変更するアクティブレーンチェンジアシストなど、Sクラス並みのレーダーセーフティパッケージを標準装備する点もうれしい。
新型GLAは先代やベースとなるAクラスと比較しても、大きな進化を遂げている。もはや、コンパクトクラスとは呼べないほどの本格派SUVにバージョンアップしていた。
▲Aクラスの基本的デザインを踏襲したインテリア。2つのワイドスクリーンディスプレイを組み合わせている
▲新型自然対話式音声認識機能を備えたインフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。インパネ中央にある10.25インチワイド ディスプレイはタッチスクリーン操作も可能
▲リストレスト付きタッチコントロールボタンをセンターパネルに装備。直感的な操作が可能となっている。その脇には走行モードを変化させるダイナミックセレクトのレバーがある
▲パッケージオプションとして、AMGライン/AMGレザーエクスクルーシブパッケージ/レザーエクスクルーシブパッケージ(写真)を設定。シートはそれぞれレザーDINAMICA/本革(ツートーン)/本革となる
▲後席のレッグスペースは従来型より116mm広くなり、ゆとりある空間となっている。前後スライド機構を備えており、大人が座ってもくつろげるだけの広さがある
▲通常時で425リットルの容量があるラゲージスペース。ゴルフバッグは2つまでなら後席シートを倒さずに収納可能。後席は40:20:40の分割可倒式を採用する【試乗車 諸元・スペック表】
●GLA 200 d 4マチック
| 型式 | 3DA-247713M | 最小回転半径 | 5.3m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.415m×1.835m×1.62m |
| ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.73m |
| ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.59m/1.595m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 4WS | - | 車両重量 | 1710kg |
| シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | -kg |
| ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.2m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
ポーラーホワイト |
||
| オプション色 |
デジタルホワイト、コスモスブラック、デニムブルー、イリジウムシルバー、マウンテングレー |
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| 掲載コメント |
- |
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| 型式 | 3DA-247713M |
|---|---|
| 駆動方式 | 4WD |
| ドア数 | 5 |
| ミッション | 8AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | ポーラーホワイト |
| オプション色 | デジタルホワイト、コスモスブラック、デニムブルー、イリジウムシルバー、マウンテングレー |
| シート列数 | 2 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ミッション 位置 |
フロア |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 55.3m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.415m×1.835m×1.62m |
| ホイール ベース |
2.73m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.59m/1.595m |
| 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 車両重量 | 1710kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | -kg |
| 最低地上高 | 0.2m |
| 掲載用コメント |
| エンジン型式 | 654 | 環境対策エンジン | - |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | 軽油 |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 51リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(10.15モード) | -km/L |
| 総排気量 | 1949cc | 燃費(WLTCモード) | 16.5km/L └市街地:12.8km/L └郊外:16.5km/L └高速:19km/L |
| 燃費基準達成 | |||
| 最高出力 | 150ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
320(32.6)/3200 |
| エンジン型式 | 654 |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 1949cc |
| 最高出力 | 150ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
320(32.6)/3200 |
| 環境対策エンジン | - |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 51リットル |
| 燃費(JC08モード) | -km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 16.5km/L |
| 燃費基準達成 | - |
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