BMW 3シリーズ (菊谷聡)【ニューモデル試乗】
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2013/02/19

クリーンで燃費が良くて速くて楽しい。ハイブリッド、ディーゼル、ツーリング総じて、すべての移動は車…という向きに思い切り乗り倒してほしい
Efficient&Emotional Dynamics
今どきの3シリーズは「すげえ…」
すげえ…。速え…。試乗中、こんな子供のような言葉を何度口にしたことだろう。アクティブハイブリッド3と320dブルーパフォーマンス、そしてNew 3シリーズツーリングの試乗会での出来事。それほど今どきの3シリーズは「すげえ…」。
ふと気付くとBMWは、パワートレインのバリエーションが豊富なブランドになっていた。3シリーズもガソリンターボ、ディーゼルターボそしてハイブリッドと3タイプの布陣。しかも、現行モデルから設定された3つのデザインラインに加えMスポーツまであるから、選択肢の広さも群を抜いている。このラインナップの充実ぶりは、ライバルにとって大いなる脅威だ。
キャラの異なる“エコ”モデル
さて、ハイブリッドもディーゼルもエココンシャスなモデルである。しかし、両者のキャラクターはみごとに異なる。ハイブリッドがインテリアや走行フィーリングからクラスを超えた高級感を覚えるのに対して、ディーゼルはより「徹底的に使い倒す」的な印象が強い。それは価格差にも表れているが、単純な機能や性能よりもこんなキャラクターと価格を基準に選ぶのもアリだ。
アクティブハイブリッド3は日本仕様の3シリーズ中、唯一ストレート6エンジンを搭載する。その素性のよさは言わずもがな。こいつにモーターアシストが加わったときの爽快感は格別。また、アクティブハイブリッド5ではトランクルームの奥に壁のように直立していたバッテリーだが、3ではトランクルームのフロア下に格納されている。これにより後席の分割可倒機能も実現し、ほとんど実用性を損なっていない。重量バランスにも少なからず影響するから軽視はできないポイントだ。
個人的なベストバイは、ハイブリッドシステムを搭載したツーリング…。あ、そんなのないか。じゃ作って…とワガママをいってみる。
SPECIFICATIONS
グレード | ActiveHybrid3 | ||
駆動方式 | FR | ||
トランスミッション | 8AT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4625×1800×1440 | ||
ホイールベース(mm) | 2810 | ||
車両重量(kg) | 1740 | ||
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | 直6DOHCターボ+モーター | ||
総排気量(cc) | 2979 | ||
最高出力[ps/rpm] | 306/5800+54 | ||
最大トルク[N・m/rpm] | 400/1200-5000+210 | ||
車両本体価格(万円) | 699 |
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