マツダ ロードスター RSは公道における最良なライトウエイトスポーツカーだ
2015/12/15

より一層スポーツ走行向けのグレード RS
9月に行われたメディア対抗ロードスター4時間耐久レースで、ロードスターの真髄をたっぷり堪能したにも関わらず、追加モデルであるロードスター RSの試乗は胸が高鳴る。簡単に説明するとロードスター RSはビルシュタイン製のダンパーとフロント大径ブレーキ、フロントタワーバーにレカロシートを装着したスポーツ走行向きのグレードだ。既存グレードとの違いについて試乗からわかった内容をお伝えする。
専用レカロシートのフィールと質感は全グレードの中で一番良い。エンジンも1.5リッターとは思えない重厚感あるサウンドだ。そのため、試乗当日の修善寺は気温が低く肌寒かったにも関わらず、オープンで音色を楽しむことにした。
トランスミッションはリニアなシフトフィールで心地良く好印象だ。たとえ時速30キロくらいでも純粋にドライビングの楽しさは味わえる。上り坂でアクセルを踏み込むと、エンジンサウンドは雑味がない澄んだ音色を奏で、気持ち良い加速をしてくれる。ヒール&トゥで無駄にシフトワークを楽しみたくなるほどワクワクさせてくれる。
ストレートからタイトなコーナーへの進入でのハードなブレーキングでは大径ディスクが安定した減速をしてくれる。立ち上がりのアクセルワークに対するレスポンスとパワーの出方も良く素早くコーナーを脱出する。これはかなり楽しい。サスペンションのダンピングを打ち消すようなシートのホールド性は過度でなくいい案配だ。安心して身体を車に任せられると思えるようなセッティングだ。RSは既存のスプリングのまま、ダンパーだけでセッティングを変えているという。ビルシュタイン製ダンパーの質の高さにあらためて驚かされる。もっとも、マツダが求めるスポーツカーの真髄を、事細かく指定したのだろう。まちがいなくRSは公道において最良なライトウエイトスポーツカーと呼べるグレードである。






【SPECIFICATIONS】
■車名:ロードスター
■グレード:1.5 RS ■乗車定員:2名
■エンジン種類:直列4気筒DOHC ■総排気量:1496cccc
■最高出力:96(131)/7000[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:150(15.3)/4800[N・m(kg・m)/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:6MT
■全長×全幅×全高:3915×1735×1235(mm) ■ホイールベース:2310mm
■車両重量:1020kg
■JC08モード燃費:17.2km/L
■車両本体価格:319万7000円(税込)
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