【試乗】新型 BMW 1シリーズ 118d │ 静寂性の高いディーゼル搭載の実用的な5ドアハッチバック!
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2021/01/16
▲BMW最小モデルである1シリーズに燃料効率を高めたディーゼルグレード118dが登場。剛性の高いボディによる走行性能と、燃費性能を両立させた新グレード洗練された走りと快適性は、もはやラグジュアリーモデル
BMWの前輪駆動系モデルがどんどんよくなっている。それも、ごくごくスタンダードなグレードの乗り心地が快適で、より魅力的だと思う。
118dは、まさにそんな1台である。
まず、ボディの剛性感が高い。足回りが比較的ソフトなことも関係しているのだろうけれど、サスペンションから大入力が加わってもボディがきしむことがないうえ、微振動が尾を引くことなくすっと収束するダンピングのよさも印象的。
これだけで車がとても高級に感じられる。
▲無駄な要素を省き、2本のプレスラインが目立つようデザインすることで、よりシャープで力強い印象をもたせている
▲標準では16インチホイールが装着されている、画像はオプションの17インチホイール
▲直径90mmの左右2本出しエグゾーストが、力強さと躍動感を演出ハンドリングのキャラクターはいかにもBMW的だ。不自然な味付けをすることなく、切り始めから大舵角まで正確に、そしておだやかに反応してくれるので、安心してスポーティなドライビングも楽しめる。
それはステアリングだけでなく、ブレーキも同じ。腕利きの皆さんならご存じのとおり、コーナリング時の姿勢を作るうえでブレーキが果たす役割は極めて重要。
したがって、繊細なコントロールにも正確に反応してくれるブレーキは、スポーツドライビングを楽しむうえで欠かすことができない存在なのだ。
BMWはこのことを実によく心得ていて、昔からリニアリティが高く、踏みごたえのしっかりしたブレーキをもつモデルを数多く作ってきた。
そして最新の118dも、この例に漏れることがない。スポーツモデルでない普通のグレードにもドライビングへの明確なこだわりが感じられるところは、さすがBMWだ。
▲デジタルコックピットはオプションとなっている。これを装備することでApple CarPlayやAI音声会話システムも利用可能になる
▲M スポーツでのみ選択可能なオプション、「Mスポーツ・プラス・パッケージ」でMスポーツシートやMシートベルトなどが装備可能(画像は標準仕様)
▲現行モデルから前輪駆動になり後部に駆動系を配置する必要がなくなった。そのため後席は足元のスペースが先代モデルより約40mm広くなり、乗降などの機能性が向上
▲先代モデルよりラゲージ容量は20L増え380Lとなった。また後席を倒すことで最大1200Lまで拡大する150psと350N・mを生み出す2L直4ディーゼルエンジンの仕上がりも良好だった。始動時こそ軽い身震いをするものの、それを除けばディーゼルとは思えないほどスムーズな回り方をしてくれる他、ピックアップが良好で、5000rpmまで一気に回る。
しかも、アイドリングが標準的なディーゼルモデルより静かなうえ、低回転時にアクセルペダルをぐっと踏んでもカリカリ音がしない。「ディーゼルくささ」がきわめて薄い、とても完成度の高いエンジンだと思う。
高速道路が全体の3割ほどで、あとはほとんど市街地を走っての平均燃費は18km/Lほどだったから、高速道路だけ走っていれば20km/Lを楽に超えただろう。
おまけに、アクティブ・レーン・アシストをはじめとするドライバー・アシスタント・システムも充実。これで車両価格は385万円(118d Play Edition Joy+の場合)。長距離ドライブする機会の多いコンパクトカー好きには見逃すことのできないモデルといえるだろう。
▲エンジン始動時のゆがみを考慮して設計されたピストンを採用することで、シリンダー内部の摩擦を減らし、ディーゼル特有のノイズを軽減させている【試乗車 諸元・スペック表】
●118d プレイ エディション ジョイ プラス ディーゼルターボ
| 型式 | 3DA-7M20 | 最小回転半径 | 5.4m |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | FF | 全長×全幅×全高 | 4.34m×1.8m×1.47m |
| ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.67m |
| ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.57m/1.57m |
| AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 4WS | - | 車両重量 | 1490kg |
| シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
| 乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | 1765kg |
| ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.16m |
| マニュアルモード | ◯ | ||
| 標準色 |
アルピン・ホワイトIII |
||
| オプション色 |
メディテラニアン・ブルーメタリック、メルボルン・レッドメタリック、ミネラル・グレーメタリック、ブラック・サファイアメタリック、ミネラル・ホワイトメタリック、ストーム・ベイメタリック |
||
| 掲載コメント |
- |
||
| 型式 | 3DA-7M20 |
|---|---|
| 駆動方式 | FF |
| ドア数 | 5 |
| ミッション | 8AT |
| AI-SHIFT | - |
| 4WS | - |
| 標準色 | アルピン・ホワイトIII |
| オプション色 | メディテラニアン・ブルーメタリック、メルボルン・レッドメタリック、ミネラル・グレーメタリック、ブラック・サファイアメタリック、ミネラル・ホワイトメタリック、ストーム・ベイメタリック |
| シート列数 | 2 |
| 乗車定員 | 5名 |
| ミッション 位置 |
フロア |
| マニュアル モード |
◯ |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 全長×全幅× 全高 |
4.34m×1.8m×1.47m |
| ホイール ベース |
2.67m |
| 前トレッド/ 後トレッド |
1.57m/1.57m |
| 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
| 車両重量 | 1490kg |
| 最大積載量 | -kg |
| 車両総重量 | 1765kg |
| 最低地上高 | 0.16m |
| 掲載用コメント | - |
| エンジン型式 | B47C20B | 環境対策エンジン | - |
|---|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | 軽油 |
| 過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 50リットル |
| 可変気筒装置 | - | 燃費(JC08モード) | 22.9km/L |
| 総排気量 | 1995cc | 燃費(WLTCモード) |
16.7km/L
└市街地:13.7km/L └郊外:16.1km/L └高速:19.1km/L |
| 燃費基準達成 | - | ||
| 最高出力 | 150ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
350(35.7)/2500 |
| エンジン型式 | B47C20B |
|---|---|
| 種類 | 直列4気筒DOHC |
| 過給器 | ターボ |
| 可変気筒装置 | - |
| 総排気量 | 1995cc |
| 最高出力 | 150ps |
| 最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
350(35.7)/2500 |
| 環境対策エンジン | - |
| 使用燃料 | 軽油 |
| 燃料タンク容量 | 50リットル |
| 燃費(JC08モード) | 22.9km/L |
| 燃費(WLTCモード) | 16.7km/L
└市街地:13.7km/L └郊外: 16.1km/L └高速: 19.1km/L |
| 燃費基準達成 | - |
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