ルノー ルーテシアはデザインも魅力だが走りもなかなかである
カテゴリー: ルノーの試乗レポート
タグ: ルノー / ハッチバック / FF / ルーテシア / EDGEが効いている
2016/03/26

彩りと華のある正統派コンパクトハッチバック
日本に導入された2年半前、初めて現行ルーテシアを目の前にしたときには驚いた。コンサバなイメージの強かったルノーが、いきなりこうなったのだから。それもMINIやフィアット500とは違って、あくまで普遍的な中でこうしてデザインで魅せているところがルーテシアのたいしたところだ。
そして、もともとこのクラスで買うとしたらルーテシアがいいなと思っていた。見た目が好みなのだが、実用性も十分に確保されているし、乗った印象もよかった。今回、さらに走りがよくなっていて、ますます気持ちが強まった。
1.2L直噴ターボエンジンはトルクが向上し、6速DCTのギア比が最適化された。これによる変化は体感できる。出足がよくなり、中間加速が軽やかになった。もともと1.2Lという排気量のわりにはよく走る印象だったところ、よりストレスを感じさせなくなった。さらに今回、ストップ&スタート機能が新たに搭載されたこともお伝えしておこう。
独創的なインテリアも、ルーテシアの魅力のひとつだが、今回、シートの両サイドにカラーラインを配したり、ステアリングホイールをスポーティなタイプにするなどして、さらに個性が際立ったのもうれしい。
昨年はBセグのハッチバックでもっとも欧州で売れたらしいが、それもまったくうなずける話。それがより商品力を高めたのだから、もはやBセグでは無敵の存在といえそうだ。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:INTENS ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1197cc
■最高出力:118/5000[ps/rpm]
■最大トルク:205/2000[n・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:6DCT
■全長x全幅x全高:4095x1750x1445(mm) ■ホイールベース:2600mm
■車両価格:239.9万円
あわせて読みたい
巨匠 ジウジアーロがデザインした中古で買える輸入車を5モデル選んでみた
【試乗】新型 アストンマーティン ヴァンキッシュ|V12を積んだ新たなFRフラッグシップは、リアルスポーツからGTまで劇的に変化する乗り味を得た!
【試乗】新型 ヒョンデ インスター ラウンジ|かわいい見た目に安心感を兼ね備えたコンパクトEV
6月は北イタリアでスポーツカー三昧! “モーターヴァレー”のスーパーカーブランドが一堂に会する一大イベントとミュージアムへの誘い【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
“SUV疲れ”した人に贈る「代わりに、実用性も備えるスタイリッシュフォルムが新鮮なコレ、どうですか?」5選
~その使命は感情を揺さぶる存在であり続けること~ スーパーカー論【カーセンサーEDGE 2025年7月号】
【試乗】新型 テスラ モデルY|もはや走りにも文句はなくなり全方位進化でBEV最強の1台へ!
【試乗】新型 アウディ A5|堂々たるサイズの新ネーミング基幹車種、ベーシックモデルも必要十分に実用的!
【試乗】新型 ヒョンデ インスター|軽自動車の十八番を奪うBEV! 愛らしいスタイルでも快適性はクラス以上!
その存在意義を考えさせられた、古都を舞台としたコンクールデレガンス