日産ムラーノ【追加グレード】
カテゴリー: 日産の試乗レポート
タグ: クロスオーバーSUV / カジュアル / FF / 4WD
2010/03/18
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
2.5L車にFF車を新設定
3.5LV6と2.5L直4、ムラーノは2種類のエンジンに4WDとの組み合わせだったが、今回ユーザーサイドから要望の高かったFF車をラインナップに追加した。設定は2.5L車でミッションはCVTのみ、グレード構成も4WDに準じているが、最廉価の250XLは300万円を切る戦略的な価格設定としている。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
大人一人分の軽量化が効いている
試乗した上級仕様の250XVの車両重量は1710kg。同グレードの4WD仕様より80kg、大人約一人分軽いことになる。たかが80kgだが、されど80kg、出だしや追い越し、コーナリングでふと感じるのは切れ味の増した加速感や鼻先の軽さだったりする。都市部の走行がメインなのであればこの選択は十分にアリだ。SPACE室内空間の広さや演出を解説
ティアナ同様のくつろぎ感
250XVはHDDカーナビ(音の良いBOSE製オーディオも同様)こそメーカーオプションとなるが、本革シートやツインサンルーフなど装備は超がつくほどの充実ぶり。特に後席のゆったりとした広さはプラットフォームを共有するティアナ同様「おもてなし」感も十分。ラゲージスペースの使い勝手も良い。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
見た目は変わらないので
2駆だ4駆だというこだわりはこの車にはあまり当てはまらない。あくまでも洗練されたデザインがこの車の持ち味。その点では今回の2WD車の追加設定はムラーノというプロダクトに興味のある人にピッタリ。価格面でもメリットがあり(17万8500円も安い)魅力的に映るのではないだろうか。SPECIFICATIONS
グレード | 250XV |
駆動方式 | FF |
トランスミッション | CVT |
全長×全幅×全高(mm) | 4825×1885×1700 |
ホイールベース(mm) | 2825 |
車両重量(kg) | 1710 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | 直4DOHC |
総排気量(cc) | 2488 |
最高出力 | 125kW(170ps)/5600rpm |
最大トルク | 245N・m(25.0kg-m)/3900rpm |
車両本体価格 | 297万8000~404万2500円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
総合評価16/ 25 |
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EQUIPMENT(装備)3/ 5 |
HDDナビはオプションだが、リア&サイドブラインドモニターは車両情報表示を行う7インチの液晶モニターとセットで標準装備。ボディが大きめのSUVだからこそ、この手の装備はありがたい | SAFETY(安全性)4/ 5 |
前席/サイド/カーテンシールドと3種類のSRSエアバッグを標準装備。車両安定デバイスはVDCのほか、各車輪のブレーキ力を制御するブレーキングLSDも装備。車重のあるSUVには有効な装置だ | ECO(環境性能)4/ 5 |
日産は走行実態を反映したより厳しいJC08モード試験で公表しているが、平成17年度排出ガス基準は50%低減で星3つを取得。平成22年度燃費基準は+10%達成とやや物足りない印象も受ける | MILEAGE(燃費)2/ 5 |
10・15モード燃費は11.6km/Lと星2つ。同じグレードの4WD車が11.0km/Lだが、車載の燃費計などを見ていると実用ではもっと差が出ると感じた。軽快な走りと燃費性能はFFグレードの魅力といえる | VALUE(バリュー)3/ 5 |
4WDとの価格差ではオプションのHDDナビは残念ながら装着できない。正直もう少し価格差があるかと思っていた。ただ、ムラーノという車の販売面での間口を広げたことは評価できる |
日産ムラーノ【追加グレード】/試乗レポート
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