スズキ スイフト 【マイナーチェンジ】
2007/07/20
低燃費の新エンジン、排気量は下がっても走りの軽快さはキープ

◆テスト車両:1.2XG(119万7000円)
■主要諸元:1.2XG
●駆動方式:FF
●トランスミッション:CVT
●全長3755×全幅1690×全高1510mm
●ホイールベース:2390mm
●車両重量:1000kg
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:1242cc
●最高出力:60kW(90ps)/6000rpm
●最大トルク:118N・m(12.0kg-m)/4400rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:43L
●10・15モード燃費:20.5km/L
●タイヤサイズ:185/60R15
◆コンセプト
新開発エンジン+CVTは経済的で普段使いにピッタリ
今回のマイナーチェンジでは、販売の主力であった1.3Lエンジンを、新開発のK12B型1.2Lエンジンに変更。これに動力の伝達効率に優れるCVTを新設定、これにより2WD車で1.3L&4ATの設定が、全グレードで1.2L&CVTになりました(1.3Lの4WDは併売)。この新エンジンとCVTとの組み合わせのおかげで、燃費も20%向上の20.5km/Lと、普段使いに嬉しい車に仕上がっています。
キーレスエントリーが標準装備となったぶん、価格が2万円上がったものの、基本的にはお値段据え置き。エンジンが軽量化されたことで、車重が1020kgから1000kgとなり、重量税も5万7600円から3万7800円となり経済的です。外装・内装ともにエレガント志向の新グレード、スタイルも登場しました。
◆室内&荷室空間
女性も納得の上質感。新登場の『スタイル』も注目

これまでの男らしい硬派なイメージだけでなく、女性も意識した変更がなされています。まず、シート生地とドアトリム表皮が紺ストライプ×ブラックに変更され(XG)、ピアノブラック調のパネルにもマッチ、上品でシックな印象に。後席は6:4可倒式のベンチシートを採用し、バックレストのレバーを軽く持ち上げれば、ワンアクションでフラットになります。
また、新グレードのスタイルでは、ブラウンを基調とした落ち着いた室内が特徴。ステアリングとシフトノブには、ウッド調パーツと本革を、シートには、アルカンターラと本革をあしらい、大人の女性にも満足できるしつらい。専用のグリルや、ホイールカバーも用意され、プレミアムコンパクトにふさわしい仕上がりです。
◆ドライブフィール
粘りのある力強い走りと、滑らかな乗り心地が魅力

試乗したのは、新開発1.2Lエンジンを搭載するXG。ワタシが神経質すぎるのか、多少エンジン音が気になったものの、アイドリング時はピタッと音がやみ、室内は静かに。走り出しはアクセルの踏みしろを少なく、丁寧に運転することで、絹の上を滑るようなスムーズな加速感が得られます。1.3Lと比べると、トルクは変わらず、パワーは数値上、1ps下回るのみなので、その違いは体感上変わりません。さらに1.2Lの割にはトルクがあり、20kg軽量化されたことで、右左折時などでフロントがもたつくところがなく、とっても軽快に走れました。
街中での走りがメインなら、1.3LのAT車より燃費も2割良く、価格も17万8500万円もお安い1.2L+CVTがオススメ。財布を握る主婦にも魅力的です。
◆こんな人にオススメ
走りも燃費も良くなったスイフト、プレミアムコンパクトとして新グレードのスタイルは女性にも似合うのではないでしょうか。軽自動車からランクアップを図りたいという若い女性にもピッタリですし、もちろん、上質感はそのままに、扱いやすさでセダンからダウンサイジングしたいという熟年世代のご夫婦にもオススメですね。
(Tester/スーザン史子 Photo/尾形和美)



◆テスト車両:1.2XG(119万7000円)
■主要諸元:1.2XG
●駆動方式:FF
●トランスミッション:CVT
●全長3755×全幅1690×全高1510mm
●ホイールベース:2390mm
●車両重量:1000kg
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:1242cc
●最高出力:60kW(90ps)/6000rpm
●最大トルク:118N・m(12.0kg-m)/4400rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:43L
●10・15モード燃費:20.5km/L
●タイヤサイズ:185/60R15
◆コンセプト
新開発エンジン+CVTは経済的で普段使いにピッタリ


今回のマイナーチェンジでは、販売の主力であった1.3Lエンジンを、新開発のK12B型1.2Lエンジンに変更。これに動力の伝達効率に優れるCVTを新設定、これにより2WD車で1.3L&4ATの設定が、全グレードで1.2L&CVTになりました(1.3Lの4WDは併売)。この新エンジンとCVTとの組み合わせのおかげで、燃費も20%向上の20.5km/Lと、普段使いに嬉しい車に仕上がっています。
キーレスエントリーが標準装備となったぶん、価格が2万円上がったものの、基本的にはお値段据え置き。エンジンが軽量化されたことで、車重が1020kgから1000kgとなり、重量税も5万7600円から3万7800円となり経済的です。外装・内装ともにエレガント志向の新グレード、スタイルも登場しました。
◆室内&荷室空間
女性も納得の上質感。新登場の『スタイル』も注目



これまでの男らしい硬派なイメージだけでなく、女性も意識した変更がなされています。まず、シート生地とドアトリム表皮が紺ストライプ×ブラックに変更され(XG)、ピアノブラック調のパネルにもマッチ、上品でシックな印象に。後席は6:4可倒式のベンチシートを採用し、バックレストのレバーを軽く持ち上げれば、ワンアクションでフラットになります。
また、新グレードのスタイルでは、ブラウンを基調とした落ち着いた室内が特徴。ステアリングとシフトノブには、ウッド調パーツと本革を、シートには、アルカンターラと本革をあしらい、大人の女性にも満足できるしつらい。専用のグリルや、ホイールカバーも用意され、プレミアムコンパクトにふさわしい仕上がりです。
◆ドライブフィール
粘りのある力強い走りと、滑らかな乗り心地が魅力



試乗したのは、新開発1.2Lエンジンを搭載するXG。ワタシが神経質すぎるのか、多少エンジン音が気になったものの、アイドリング時はピタッと音がやみ、室内は静かに。走り出しはアクセルの踏みしろを少なく、丁寧に運転することで、絹の上を滑るようなスムーズな加速感が得られます。1.3Lと比べると、トルクは変わらず、パワーは数値上、1ps下回るのみなので、その違いは体感上変わりません。さらに1.2Lの割にはトルクがあり、20kg軽量化されたことで、右左折時などでフロントがもたつくところがなく、とっても軽快に走れました。
街中での走りがメインなら、1.3LのAT車より燃費も2割良く、価格も17万8500万円もお安い1.2L+CVTがオススメ。財布を握る主婦にも魅力的です。
◆こんな人にオススメ
走りも燃費も良くなったスイフト、プレミアムコンパクトとして新グレードのスタイルは女性にも似合うのではないでしょうか。軽自動車からランクアップを図りたいという若い女性にもピッタリですし、もちろん、上質感はそのままに、扱いやすさでセダンからダウンサイジングしたいという熟年世代のご夫婦にもオススメですね。
スズキ スイフト 【マイナーチェンジ】/試乗レポート
あわせて読みたい
スバル STI S210の抽選販売に落選した人へ贈る「今すぐ買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
歴代スイフトスポーツの中古車価格や流通台数を解説|祝・スイフト生誕25周年【保存版】
【試乗】新型 ポルシェ マカン|BEVでもエンジン車と変わらぬポルシェらしい自然なドライブフィールが味わえる!!
新型日産 マイクラが待ちきれない人に贈る「今すぐ買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
【試乗】新型 アウディ Q6 e-tron|快適な乗り心地と扱いやすさで幅広い層にアピールする最新BEV!
受注停止中のジムニーノマドの代わりに「三菱の5ドアコンパクトSUV パジェロイオ」はどうですか?
【試乗】新型 ランドローバー ディフェンダー オクタ|オフロードでもオンロードでも “究極のパフォーマンス”を発揮する635psのラリーベースモデル
ヒョンデ インスターは見た目もサイズも最高! でも……EVはキツイという人に贈る「代わりにコレどうですか?」5選
【試乗】新型 メルセデスAMG GT63 S Eパフォーマンス 4ドアクーペ|AMG謹製V8エンジンを感じさせてくれるパフォーマンス志向のPHEVモデル
【試乗】新型 フィアット 600ハイブリッド|ドライバーをとりこにするハンドリング、これぞイタリアンコンパクト!