第255回 フォルクスワーゲン ポロ(現行型)【おいしい中古車】
2013/02/01
何にでも使えるコンパクトカーは人気の高いボディカテゴリのひとつ。今回はその実用性に質感と安全性の高さを上乗せしたフォルクスワーゲンのエントリーモデル、ポロをご紹介します。
現行型のポロが登場したのは2009年10月。先代より全長を80mm、全幅を20mm拡大し居住性を高めつつも、全長は3995mmと4m未満に抑え、コンパクトカーらしい取り回しの良さは変わっていません。
国産コンパクトカーの場合、価格との兼ね合いから内装の質感が気になる人も多いようですが、ポロはエントリーモデルながら高い質感を実現。それは単にパーツの品質だけでなく、組み付け精度の高さや、ボタンの押し心地の良さなどからもわかります。
もうひとつのポイントは安全性です。このクラスの場合、運転席+助手席エアバッグやABSは当たり前ですが、ポロはESP(横滑り防止装置)に加え計6つものエアバッグを標準装備するなど高い安全性を誇ります。
エンジンは当初1.4LのNA(自然吸気)のみでしたが、2010年6月に1.2L+ターボのTSIエンジンに変更され、10・15モード燃費は20km/Lを実現。ミッションは「最高の2ペダルMT」との呼び声も高いDSGを搭載しています。
さて、そんなポロも登場から3年以上が経ち、100万円を切る物件も登場してきました。最安値の1台は修復歴こそありますが走行距離3.5万kmで、車両本体価格は69万円(1月24日現在)。当時の新車価格が203万円なので、半額以下どころか3分の1に近い価格になっています。
修復歴なしにこだわっても、走行1.9万kmの物件を94.9万円で発見しました。さらに、燃費がアップしたTSIエンジンを搭載する後期モデルも、修復歴なし+走行5.7万kmの物件が99万円で売られているのを確認できました(同日現在)。
まだ100万円以下の中古車は全国で10台程度で中心価格帯は100万円台。流通量は300台前後あるので、ボディカラーや好みの装備は選びやすいでしょう。実用性の高さに質感と安全性を上乗せしたポロ、今がまさに狙い目です!
Text/金子剛士
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