スズキ スイフト 【プレイバック試乗記】
2008/04/23
※この記事はカーセンサー関東版8号2000年3月2日発売号に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
■高い静粛性をもつコンパクトカーだが、足回りはもう少し硬めにしてほしいところ
↑ボディは軽自動車のプラットフォームをベースに小型車クラスのものを採用(左)デザイン的にはKeiのイメージだが、よりすっきりして普通乗用車に近い印象だ(右)
スズキの小型車スイフトは、軽自動車のプラットフォームをベースに小型車クラスのボディを採用し、当時、新開発の1.3Lエンジンを搭載したモデルだ。スイフトのプラットフォームはGMと共同開発した世界戦略車YGM-1のベースにもなったものだ。スイフトの外観を見るとKeiを発展させたものであることがわかる。Keiに比べるとすっきりした感じになるが、乗用車から発展したSUVをイメージさせている。5ドアのボディは普通のハッチバック車に比べるとやや高く、ミニバンなどに比べると低い。
高めの車高を生かして乗降性に優れているのが特徴だが、運転席に座るとインテリア回りの雰囲気は軽自動車に近い。なぜならワゴンRと共通のパーツが多く使われいるためだ。
■1.3Lエンジンは静粛性も高く、スムーズな吹け上がり
↑リアシートを倒せばフルフラットの荷室ができる。スノボーやゴルフバッグもOK(左)1.3Lエンジンは、軽快な吹け上がりを見せ、静粛性もまずまずだ(右)
当時、新開発の1.3Lエンジンは可変バルブタイミング機構を備えており、スムーズな吹け上がりを見せる。低速ではもっとトルクが欲しい感じもあるが、1.3L車として考えると十分なものといえる。静粛性のレベルも高く、クラスではトップレベルの位置づけになろう。足回りはやや柔らかめのチューニングで乗り心地はまずまずだが、高めの最低地上高が確保されていることなどと合わせ、コーナリング時のロールが大きめだ。もう少し硬めの足回りのほうが操縦の安心感は高まる。
| 主要諸元のグレード | 1.3 SX |
| 駆動方式 | FF |
| トランスミッション | 4AT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 3615×1600×1540 |
| ホイールベース(mm) | 2360 |
| 車両重量(kg) | 920 |
| 乗車定員(人) | 5 |
| エンジン種類 | 直4DOHC |
| 総排気量(cc) | 1328 |
| 最高出力[ps/rpm] | 88ps/6000rpm |
| 最大トルク[kg-m/rpm] | 11.0kg-m/3400rpm |
| 10・15モード燃費(km/L) | 16.2 |
| ガソリン種類/容量(L) | 無鉛レギュラー/41 |
| 車両本体価格 | 133.0万円 |
| コンセプト | 4点 |
| フィニッシュ | 3点 |
| 前席居住性 | 3点 |
| 後席居住性 | 3点 |
| 内装の質感 | 3点 |
| 取り回し | 4点 |
| 操作系の使い勝手 | 4点 |
| ラゲージルーム | 3点 |
| パワー感 | 4点 |
| トルク感 | 3点 |
| 加速性能 | 4点 |
| 乗り心地 | 4点 |
| 操縦安定性 | 3点 |
| 高速安定性 | 4点 |
| しっかり感 | 3点 |
| ブレーキ性能 | 3点 |
| 環境対策 | 4点 |
| 燃費 | 4点 |
| ステータス | 3点 |
| コストパフォーマンス | 4点 |
| 得点合計 | 70/100 |
スズキ スイフト 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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