BMWアクティブハイブリッド5【ニューモデル試乗】
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2012/03/02
初のストレート6+電気モーター
Cピラーにエンブレム(ActiveHybrid
5)を配置。亜鉛メッキ加工のキドニーグリルとクロームマット仕上げのエグゾースト、空力性能の高い18インチアルミホイールも専用となる
BMWのハイブリッドが、いよいよ普及モデルにも展開される。アクティブハイブリッド5は、その名の通り5シリーズがベース。535iに積まれている最高出力306ps/最大トルク400Nmの直列6気筒3L直噴ターボエンジンに最高出力55ps/最大トルク210Nmのモーターを組み合わせることで、システム最高出力は340ps、最大トルクは450Nmを手にしている。結果として、動力性能は0→100㎞/h加速を5.9秒と535iとほぼ同等。最高4kmの距離をモーターだけで走行し、アイドリングストップシステムを標準で備え、そして通常は60km/h まで、ECO-PROモードでは実に160km/hまでのコースティング、つまり惰性走行を行うこともあって、燃費は約15.6km/Lと、約2割の向上を実現した。
日本上陸は第2四半期中を予定。価格は1000万円の大台を下回りそうである。
ハイブリッド感は薄いがBMWらしさは濃厚
9.2インチディスプレイで、エネルギーフロー/回生や充電状況、燃費履歴を確認できる。96個のセルをもつリチウムイオンバッテリーはラゲージルーム下に搭載された
発進からしばらく、モーターの動力のみで行われる走行は、背中を蹴飛ばされるほどではないものの十分に力強く、そして静かで滑らかだ。条件次第では4km、60km/hまでそのまま速度を乗せていくこともできる。エンジン始動は滑らかで、意識していないと気づかないほど。一旦エンジンがかかると、ほとんどハイブリッドと意識させられることがないのは、エンジン自体の中低速トルクが充実しているせいもあるが、面白みが薄く感じられるのは事実だ。あくまでモーターはアシスト用なのである。車重が増えているので乗り心地はやや硬め。バッテリーに侵食されて荷室が狭いのも要改善だ。
率直に言って、ハイブリッドとしての新鮮さはやや物足りないところではある。しかし、BMWの走りに惚れ込んだ人の選択肢としては、悪くないバランス。そんな風に言っていいのでは?
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | アクティブハイブリッド5 | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4899×1860×1464 | |
| 車両重量(kg) | 1850 | |
| エンジン種類 | 直6DOHCターボ+モーター | |
| 総排気量(cc) | 2979 | |
| 最高出力[ps/rpm] | 306/5800+55 | |
| 最大トルク[Nm/rpm] | 400/1200-5000+210 | |
BMWアクティブハイブリッド5【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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