フォルクスワーゲン ゴルフカブリオレ【海外試乗】
カテゴリー: ルノーの試乗レポート
2011/07/15
ロールバーを排除し、スタイリッシュ化
↑今年3月のジュネーブショーでお披露目された新型カブリオレ。ハッチバックより寝かせたAピラーや新設計のリアにより全高が低いデザインとなっている
1979年に初代モデル登場の元祖実用4シーターオープン。伝説のFFコンパクト、初代ゴルフをベースに、高いボディ剛性、堅牢な幌を持ち「世界で最も使えるオープンカー」として名を馳せた。初代は10年以上、2代目と3代目は中身一緒でこれまた10年以上の長きにわたって作られたロングセラー。新型は「史上最高のゴルフ」(by VWウィンターコーン会長)こと現行ゴルフVIベースで、品質の高さは想像に難くないが最大のポイントはスタイル。ボディは全長4246×全幅1760×全高1430mmと、ベース車より40mm長いが65mmも低く、相当スポーティ。
象徴的なのは伝統の固定式ロールバーを取り去ったことで、代わりにポップアップ式ロールバーを完備。幌の電動開閉が約9秒と異様に速く、日本導入モデルは160馬力の直噴1.4Lの直4ツインチャージャー+7速DSGになる予定。
↑後席の後ろに横転時に0.01秒未満でロールバーを出して乗員を保護する、ロールオーバープロテクションを装備。Aピラーも強化されている(左)ソフトトップはオープンに9秒、クローズに11秒とライバルより速い。30km/h以下なら走行中でも開閉が可能。新開発のファブリックなどにより静粛性も向上した(右)
結構ナンパ風になっててビックリ
フロントウインドウはノーマルゴルフより寝ていて、幌を上げた時のリアから屋根のペッチャンコさったらない。布の部分が少なく、相当スタイリッシュ。逆に視覚的にはゴルフカブリオレらしさは 減ったなぁ…とは思う。その点、ウインドウが立ったクラシカルなミニコンバチのほうがマニア心(オヤジ心?)を掴む気もする。走りとクオリティと実用性はさすがの一言。風の巻き込みは極端に少なく、ボディ補強が利いていてハンドリングはヘタするとノーマルより上質。このヘンはプジョーやルノーのCC系が束になっても敵わない。
トランクは真後ろから荷物を入れるのは面倒だが250Lと十分で機内持ち込み用トランクが縦に2つ入るのには参った。燃費も丁寧に走るとリッター15km/L近い。またまた4シーターオープンの新たな基準を打ち立てちゃった気がしますわ。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | ゴルフカブリオレ | |
全長×全幅×全高(mm) | 4246×1760×1423 | |
車両重量(kg) | 1503 | |
エンジン種類 | 直列4気筒 DOHCターボ | |
総排気量(cc) | 1390 | |
最高出力[ps/rpm] | 160/5800 | |
最大トルク[Nm/rpm] | 239/1500-4500 |
フォルクスワーゲン ゴルフカブリオレ【海外試乗】/試乗レポート
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