スバル レガシィツーリングワゴン ブリッツェン2001モデル 【プレイバック試乗記】
カテゴリー: スバルの試乗レポート
2009/09/04
※この記事はカーセンサー関東版2001年14号(4月5日)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです
乗り心地やハンドリングの良さにワンランク上の剛性も備えた
↑日本車には珍しく3代続けてキープコンセプトを貫きシリーズの熟成を図るという、極めて真面目な車作りがなされている(左) 本革シートはオプションとなり、価格は10万円となる(右)
これまでブリッツェンは4ドアモデルのB4に設定されていた限定生産モデルだった。しかしユーザーから「ステーションワゴンでも作ってほしい」というリクエストがあったのだろう。
第2弾というべき2001年モデルにはキッチリとワゴンボディのブリッツェンが用意された。内容的にはB4と同じ。ポルシェデザインによるエアロキットと、一段と高いコーナリング性能をもたせるため、5MTモデルにはフロントLSDが付く。また、上塗りを2回行うという贅沢なレッドも用意される。
贅沢なレッドと素晴らしい音質のオーディオシステムもブリッツェンの魅力
↑水平対向ツインターボは回転数に応じて2 つのターボが利き、全域で高トルクを発生(左) ボディカラーはレッドのほか、シルバー、ブラック、ホワイトが用意される(右)
早速試乗してみた。といっても車体のほうは基本的にGT-BのEチューン。すでにデビュー以来3年の経過で熟成されているためか、非常に仕上がりは良い。ビルシュタイン製ダンパーによる乗り心地やハンドリング、高い質感など、いつ乗っても感心する。筆者も初期型のGT-Bをもっているが、ボディ剛性などワンランク上の車に思えるほどのデキだ。おそらくノーマルのGT-Bの仕上がりも含めて、良くなっているハズ。フロントに装備されるLSD はスポーツドライビングをするときに効果を発揮する。具体的に言うと、攻め込んでアクセル開けてもアンダーが出にくくなるのだ。
興味深かったのがソニー製のオーディオシステム。マッキントッシュに負けまいと頑張ったためか、素晴らしい音質。14万円のオプションとなるけれど、ぜひとも装着するといいだろう。前述のレッド(3万円高)もお値打ち。これもまたブリッツェンの大きな魅力である。
SPECIFICATIONS
主要諸元のグレード | ブリツェン2001年モデル(4AT) |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 4AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4685×1695×1485 |
ホイールベース(mm) | 2650 |
車両重量(kg) | 1530 |
乗車定員(人) | 5 |
エンジン種類 | 水平対向4DOHCターボ |
総排気量(cc) | 1994 |
最高出力[ps/rpm] | 260ps/6000rpm |
最大トルク[kg-m/rpm] | 32.5kg-m/5000rpm |
10・15モード燃費(km/L) | - |
ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/64 |
車両本体価格 | 327.5万円 |
国沢 光宏の責任採点
コンセプト | 4点 | 取り回し | 4点 | 加速性能 | 5点 | ブレーキ性能 | 5点 |
フィニッシュ | 5点 | 操作系の使い勝手 | 4点 | 乗り心地 | 5点 | 環境対策 | 2点 |
前席居住性 | 4点 | ラゲージルーム | 4点 | 操縦安定性 | 5点 | 燃費 | 2点 |
後席居住性 | 4点 | パワー感 | 5点 | 高速安定性 | 5点 | ステータス | 5点 |
内装の質感 | 4点 | トルク感 | 4点 | しっかり感 | 5点 | コストパフォーマンス | 4点 |
得点合計 | 85/100 |
スバル レガシィツーリングワゴン ブリッツェン2001モデル 【プレイバック試乗記】/試乗レポート
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