スズキ スプラッシュ 【ニューモデル】
カテゴリー: スズキの試乗レポート
2008/12/24
欧州テイストに溢れた
スズキ初の自社ブランド輸入車
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
生まれはハンガリー。スズキ初となる自社ブランド輸入車
日本はもちろんヨーロッパでも評価の高いスイフトをベースに、OEM供給するオペル社と共同開発したコンパクトカー。ハンガリーのマジャールスズキ社で生産され、日本に輸入される珍しい「自社ブランド輸入車」である。ベースのスイフトに準じエンジンは1.2L直4のみ。ヨーロッパではMT車の設定もあるが、日本市場専用にCVTが組み合わされる。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
古き良き時代の欧州テイスト。この走りはかなり高レベル
よく宣伝などで「ヨーロッパで鍛えられた足回り」という言葉が使われることがあるが、結構“まゆつばもの”だったりする。しかし、スプラッシュのしっかりとした乗り味はまさに欧州車そのもの。言葉を換えれば、古き良き時代の大衆車(褒め言葉)。もちろん現代の車らしいしなやかさも併せ持つ。高速走行時の安定感や静粛性なども高く評価したい。SPACE室内空間の広さや演出を解説
素直に褒めたいシートの出来。国産車にはない室内の色遣い
ホイールベースは2360mmとスイフトより30mm短いが、アップライトに座らせることや、頭上回りにも余裕があるので狭さは感じない。とにかく褒めたいのがシートの出来の良さ。これ正直硬いです。でもこの硬さが疲れにくく、後々利いてくるはず。インパネを中心としたインテリアのカラーリンングも3色設定。収納は少なめだが、最低限は用意されておりこれで十分。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
これって欧州車だよねって自慢していいです
きっと初めて見た人に「これってどこの車?」って聞かれることが多いと予想する。そんな時は自信をもって言いましょう「スズキなんだけどヨーロッパで作った車なんだよ」とね。エクステリアデザインも既存の国産車とはちょっと違うテイストで最近少なくなった明るめのボディカラーも新鮮。オシャレに乗りこなせるコンパクトカーとしてオススメ。SPECIFICATIONS
| グレード | スプラッシュ |
| 駆動方式 | FF |
| トランスミッション | CVT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 3715×1680×1590 |
| ホイールベース(mm) | 2360 |
| 車両重量(kg) | 1050 |
| 乗車定員 | 5人 |
| エンジン種類 | 直4DOHC |
| 総排気量(cc) | 1242 |
| 最高出力 | 65kW(88ps)/5600rpm |
| 最大トルク | 117N・m(11.9kg-m)/4400rpm |
| 車両本体価格 | 123.9万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
EQUIPMENT(装備)
エアコンはマニュアル。オーディオレス設定なので星一つになってしまうが、4スピーカーは装備されるので好みのものを選べばいい。逆に15インチアルミホイールやイモビライザーは標準装備する。
SAFETY(安全性)
3点式シートベルト&ヘッドレストを全席に装備し、エアバッグもサイドを含め6つと小型車の中では高いレベルに拍手。ここまでやったのに横滑り防止装置の設定がないのが本当に惜しまれる。
ECO(環境性能)
平成17年度排出ガス規制は星4つと最高レベル。平成22年度燃費基準も+15%を達成していることでグリーン税制に適合。平成22年3月31日までの登録で、自動車取得税が7500円減額される。
MILEAGE(燃費)
10・15モード燃費は18.6km/L。同じエンジン&ミッション(CVT)を搭載するスイフトは20.5km/Lをマーク。両車の車重はスイフトのほうが50kg軽い(XGのFF車)がもう少し近づいてほしかった。
VALUE(バリュー)
残念ながら横滑り防止装置の設定はないが、その他の安全装備の充実度や他メーカーのコンパクトカーとは別次元の走りのしっかり感を123万9000円で味わえるのは本当に魅力的と言える。
総合評価
15
スズキ スプラッシュ 【ニューモデル】/試乗レポート
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